東大英語を構造から読む|難関大で通用する読み方|日本英語塾
― 難関大で通用する読み方
東大英語は、特別なテクニックで解くものではありません。『英文の原理』で身につけた構造把握を、120分・大問5題の処理に耐える速さまで引き上げたものです。
東京大学の英語は、要約・自由英作文・リスニング・文法・和訳・長文読解を120分で処理する総合問題です。分量が多く、一文の構造で迷っている時間はありません。だからこそ、構造を決める手順が自動化されているかが合否を分けます。この記事では、『英文の原理』の読み方が、東大の各大問でどう効くかを示します。難関国公立(京大・一橋・阪大)や早慶にも、そのまま通じる考え方です。
東大英語で問われているもの
東大英語の問題文は、単語レベルでは必ずしも難しくありません。難しく感じるのは、一文が長く、構造が入り組んでいるからです。要約(第1問A)で問われるのは、段落の具体例を因果関係に圧縮する力。和訳(第4問B・第5問)で問われるのは、長い一文の骨格を崩さずに日本語にする力。どちらも、根っこは構造把握です。
大問別 ― 構造把握がどこで効くか
| 大問 | 形式 | 効く原理(英文の原理) |
|---|---|---|
| 第1問(A) | 要約(日本語) | 述語動詞と節の骨格から各段落の主張を抜く(第3講・第10講) |
| 第1問(B) | 文補充・段落整序 | 指示語・接続の流れを構造でたどる |
| 第2問 | 自由英作文・和文英訳 | 読める構造は書ける。文型で骨格から組む(第4講) |
| 第4問(A) | 文法・語法(誤り指摘) | 準動詞・完全/不完全・一致(第2講・第9講) |
| 第4問(B) | 英文和訳 | 長い一文の主節の骨格を崩さない(第5講) |
| 第5問 | 長文読解(物語・随筆) | 代名詞・省略・比較の復元(第26〜28講) |
要約(第1問A)は、構造で骨を残す作業
要約でありがちな失敗は、目立つ具体例を拾ってしまうことです。構造から読めば、各文の主節の述語動詞が主張、従属節や具体例がその裏づけだと分かります。骨(主節)を残し、肉(具体例)を落とす。これは第3講の「節を数える」と第10講の「骨格だけで読む」の応用です。
和訳(第4問B・第5問)は、骨格を日本語に移す作業
東大の和訳で下線が引かれるのは、たいてい構造が入り組んだ一文です。主語が長い(第5講)、that が同格か関係詞か紛らわしい(第11講)、比較の対象が省略されている(第27講)。ここで骨格を取り違えると、訳文の主語と述語がずれます。訳す前に、述語動詞を数えて骨格を確定する――この一手が、部分点を守ります。
速さは「手順の自動化」から生まれる
東大英語で時間が足りなくなるのは、一文ごとに構造を考え直しているからです。速い受験生は、構造を「読みながら同時に」決めています。これは才能ではなく、手順を数百回くり返した結果です。
- 前置詞句を外して骨格を先取りする(第7講)。1文ごとに「誰が・どうした・何を」を先に押さえる。
- that・what・as を見た瞬間に、後ろの完全・不完全を確認する(第9講・第11講)。迷う時間をゼロに近づける。
- 段落単位で、主節だけを追って主張の流れをつかむ。細部は設問で必要になったら戻る。
この3つを無意識にできるようになると、同じ問題文でも読み返しが減り、時間に余裕が生まれます。速読とは、速く目を動かすことではなく、迷わないことです。
年度別・大学別の解答解説で確かめる
手順は、実際の過去問に当てて初めて自分のものになります。日本英語塾では、東大をはじめとする難関大の英語を、解答だけでなく構造(SVOC)・和訳・答案の作り方まで独自に解説しています。『英文の原理』で学んだ読み方が、実際の入試でどう使われるかを、そこで確かめてください。
東大を見すえた学習の順番
| 段階 | やること |
|---|---|
| 土台 | 中学英語の全体地図で抜けを埋める(関係詞・不定詞・比較) |
| 構造 | 英文の原理 第I部で骨格把握を自動化する |
| 識別 | 第II部で that・what・as・関係詞・分詞を確実に見分ける |
| 実戦 | 東大・難関大の過去問解説で、構造把握を答案に変える |
東大英語は、この順番を踏めば、特別な才能がなくても届く範囲です。逆に、構造の土台を飛ばして過去問だけを解いても、「なんとなく読めた」で止まり、点数が安定しません。土台→構造→識別→実戦の順で積み上げることが、遠回りに見えていちばんの近道です。
東大・難関大の英語を、構造から
日本英語塾は担任制のオンライン英語専門塾です。あなたが今、構造把握のどの段階にいるかを担当講師が診断し、東大・難関大の英語で通用する読み方を、和訳・要約・英作文の答案まで一貫して仕上げます。全国どこからでも受講できます。
