over / above・under / below の使い分け|上下の前置詞をイメージで|英文法Q&A

英文法Q&A 構造で解く|前置詞・空間
over / above・under / below
― 上下は「真上/真下」か「基準より高い/低い」か

a bridge over the river(川に架かる橋)/the sun above the horizon(地平線の上の太陽)。「上」の over / above、「下」の under / below は、イメージで選び分けます。

Q. 「上」は overabove? 「下」は underbelow
A. 2つの軸で分かれます。①over ↔ under=「真上・真下」。覆う・接触する・またぐ・越えるイメージで、over は上から覆い、under は下に潜ります。a blanket over the bed(ベッドを覆う毛布)/a cat under the table(テーブルの下の猫)。数量では over 100(100超)/under 20(20未満)。②above ↔ below=「基準より高い・低い」。接触せず離れて、ある線より上か下かを示します。above sea level(海抜)/below zero(氷点下)/above / below average(平均以上・以下)。おおまかに、over / under=真上・真下(覆う・越える・数量)above / below=基準より高い・低い(離れて・比較)beneathunder のかたい語です。in / on / at と同じで、上下の前置詞もイメージでつかめば、場所も数量も一貫して読めます。

1. 結論 ― 「真上/真下」か「基準比較」か

判断基準

over / under真上・真下(覆う・またぐ・越える/数量の超過・未満)。above / below基準より高い・低い(離れて/平均・海抜・気温の比較)。beneathunder の文語。

over ↔ under(真上・真下)/above ↔ below(基準より高い・低い)

2. 4語のイメージ

前置詞 イメージ
over 真上・覆う・またぐ・越える・超過
above 基準より高い(離れて上)
under 真下・覆われる・未満
below 基準より低い(離れて下)

3. 例文で確認

EX 1|over(真上・またぐ・越える)

A plane flew over the city.

飛行機が街の上空を飛んでいった。

over=真上を覆う・通過するclimb over the wall(壁を越える)のように「越える」動きにも使います。

EX 2|above(基準より高い)

The temperature is above average today.

今日は気温が平年より高い。

above=ある基準線より上。接触せず、離れて高い位置や、平均・海抜との比較に使います。

EX 3|under / below(真下・基準より低い)

It was five degrees below zero, so we hid under a blanket.

氷点下5度だったので、毛布の下に潜り込んだ。

below zero(基準の0より下)/under a blanket(覆われて真下)。比較below覆いunder

4. つまずきやすい形

(1) over/under=真上・真下

over / under は「真上・真下」で、覆う・またぐ・越えるput a cloth over itsit under a tree のように接触や覆いを含みます。

(2) above/below=基準比較

above / below は「基準線より高い・低い」。above averagebelow zero など、離れた位置や比較で使います。

(3) 数量の言い方

数量では over 100(100超)/under 20(20未満)、比較の基準には above / below average。文脈で使い分けます。

(4) beneath は文語

beneathunderかたい語beneath the surface)。日常は under で十分です。

5. 原理とのつながり

上下の前置詞は、2組の対で捉えると整理できます。第一の対が over ↔ under。これは「真上・真下」の関係で、二つのものが正面から向き合うイメージです。over は、上から覆う・またぐ・通過する――a bridge over the river(川をまたぐ橋)、a blanket over the bed(覆う毛布)、jump over the fence(越える)。under はその裏返しで、下に潜る・覆われる――under the tableunder an umbrella。この「真上・真下」の感覚は数量にも延び、over 100(100を超えて上)/under 20(20に届かず下)となります。第二の対が above ↔ below。これは「基準線より高い・低い」で、二つが接触せず、離れて上下に位置するイメージ。above は基準より上(the shelf above the deskabove sea level)、below は基準より下(below the surfacebelow zero)。だから、平均・海抜・気温といった「ものさし」と比べるときは、above / below average のように above / below が選ばれます。over/under が「覆う・越える・接触もありうる真上真下」なのに対し、above/below は「離れて、線の上か下か」――ここが分かれ目です。beneathunder の文語版として、同じ「真下」を担います。in / on / at を「点・面・空間」のイメージでつかんだのと同じように、上下の前置詞も「真上真下(over/under)か、基準比較(above/below)か」という像で捉える。丸暗記ではなく、空間の見え方から選ぶ。それが土台です。

6. 次に読む

上下の前置詞を、「空間の像」から

over/under か above/below か――イメージが見えれば迷いません。日本英語塾は担任制のオンライン英語専門塾です。前置詞をイメージから捉える力を、指導します。全国どこからでも受講できます。

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