raise と rise、lay と lie の違い|目的語の有無で見分ける|英文法Q&A

英文法Q&A 構造で解く|自動詞・他動詞
raise と rise、lay と lie
― 目的語をとるか、で見分ける

形が似た4語。目的語の有無で決まります。riselie自動詞(目的語なし=自分が上がる・横たわる)。raiselay他動詞(目的語あり=何かを上げる・置く)。活用の紛らわしさも、この軸で整理できます。

Q. raiseriselaylie は、どう見分けますか?
A. 目的語をとるか(他動詞か自動詞か)で決まります。riserise-rose-risen=自動詞「上がる・昇る」。目的語なし(The sun rises.)。raiseraise-raised-raised=他動詞「〜を上げる・育てる」。目的語あり(raise your hand)。lielie-lay-lain=自動詞「横たわる・ある」。目的語なし(lie on the bed)。laylay-laid-laid=他動詞「〜を置く・横たえる」。目的語あり(lay the book down)。ポイントは「自分が動く」か「何かを動かす」か――自動詞と他動詞の見分けそのものです。

1. 結論 ― 自動詞 rise / lie、他動詞 raise / lay

判断基準

riselie=自動詞(目的語なし・自分が上がる/横たわる)。raiselay=他動詞(目的語あり・何かを上げる/置く)。後ろに目的語があるかで見分ける。

Prices rise.(物価が上がる=自動詞) ⇄ They raise prices.(物価を上げる=他動詞+目的語 prices)

2. 活用と型

活用 型・意味
rise rise-rose-risen 自動詞・上がる
raise raise-raised-raised 他動詞・〜を上げる
lie lie-lay-lain 自動詞・横たわる
lay lay-laid-laid 他動詞・〜を置く

3. 例文で確認

EX 1|rise(自動詞)/raise(他動詞)

The sun rose, and the farmer raised the flag.

太陽が昇り、農夫は旗を上げた。

rose は目的語なし(太陽が自分で昇る)。raised は目的語 the flag あり(旗を上げる)。目的語の有無で一目瞭然です。

EX 2|lie(自動詞)/lay(他動詞)

The dog lies by the fire while she lays a blanket over it.

犬が暖炉のそばに横たわり、彼女はその上に毛布をかける。

lies は目的語なし(犬が横たわる)。lays は目的語 a blanket あり(毛布を置く)。

EX 3|lie の過去形は lay(要注意)

Last night he lay on the sofa and fell asleep.

昨夜、彼はソファに横になって眠ってしまった。

lie(横たわる)の過去形が lay。原形の lay(置く)と同じつづりですが、ここは目的語がないので自動詞 lie の過去です。

4. つまずきやすい形

(1) 目的語の有無で決める

後ろに目的語があるなら他動詞(raise / lay)、ないなら自動詞(rise / lie)。× The sun raises.The sun rises.(目的語がないので自動詞)。

(2) lie の過去 lay = 原形 lay と同形

lie-lay-lain(自動詞)と lay-laid-laid(他動詞)。過去の lay目的語がなければ lie(横たわる)の過去。目的語で判別します。

(3) 「嘘をつく」の lie は別語

lie-lied-lied(嘘をつく)は、lie-lay-lain(横たわる)とは別の動詞。活用も意味も違います。文脈で区別します。

(4) 活用をペアで覚える

他動詞は規則変化(raise-raisedlay-laid)、自動詞は不規則(rise-rose-risenlie-lay-lain)。ペアで対比して覚えると混同しません。

5. 原理とのつながり

raise / riselay / lie は、それぞれ「他動詞と自動詞のペア」です。芯にあるのは「主語自身が動くのか、主語が何かを動かすのか」という一つの対比。rise(自分が上がる)・lie(自分が横たわる)は、動きが主語の中で完結する――だから目的語をとりません。raise(〜を上げる)・lay(〜を置く)は、動きが主語から対象へ及ぶ――だから目的語が要る(自動詞と他動詞)。この「自分で完結か、対象へ及ぶか」は、reach(他動詞)と arrive(自動詞)を分けた軸とまったく同じ。つまり、4語を活用ごとに丸暗記するのではなく、「目的語をとるか」という一本の軸で束ねれば、意味も活用も一貫して整理できます。似た形に惑わされず目的語の有無を見る――それが、この種の紛らわしい動詞を攻略する土台です。

6. 次に読む

raise/rise・lay/lie を、目的語の有無から

4語は「目的語をとるか」の一本で決まります。日本英語塾は担任制のオンライン英語専門塾です。似た形の動詞を活用の丸暗記でなく、自動詞・他動詞の構造から使い分ける力を、指導します。全国どこからでも受講できます。

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