may / might as well の意味|どうせなら〜しよう(消極的提案)|英文法Q&A
― どうせなら〜しよう(消極的提案)
We may as well go home.(どうせなら家に帰ろう)。may / might as well do=「〜したほうがよい・どうせなら〜しよう」(他に良い選択肢がない消極的な提案)。may as well A as B=「BするくらいならAのほうがまし」。may well とは別です。
Q. We may as well go home. の may as well は、どういうニュアンスですか?
A. 「他に良い選択肢がないなら、〜するのもいいか」という消極的・投げやりな提案です。芯は may(〜してもよい)+ as well(同じくらい・同様に)。直訳すると「〜しても、(他と)同じくらいよい」→「どうせ他に手もないし、〜でいいか」。積極的に勧めるのではなく、「することもないし帰ろう」といったゆるい提案で、had better(〜すべきだ・強い忠告)よりずっと弱いのがポイント(might だとさらに控えめ)。もう一つの形が may as well A as B=「B するのと同じくらいよく A してもよい」→「B するくらいなら A のほうがまし・A も同然」。よくばかげた B を並べて「A のほうがまし(=B は無意味だ)」と皮肉に使います――You may as well ask the cat for advice.(猫に助言を求めるようなものだ)。この as well は、原級比較 as … as の well 版。may の許可・推量を土台に「同じくらいよい」を足した、助動詞的な慣用です。
1. 結論 ― may(〜してもよい)+ as well(同じくらい)
may / might as well do=「どうせなら〜しよう」(消極的提案)。may as well A as B=「BするくらいならAのほうがまし」。芯は may(〜してもよい)+ as well(同じくらい)。had better より弱い。
2. 2つの形
| 形 | 意味 |
|---|---|
| may as well do | どうせなら〜しよう(消極) |
| may as well A as B | BするくらいならAのほうがまし |
| cf. may well | 十分ありうる(別の表現) |
3. 例文で確認
There's nothing to do, so we may as well go home.
することもないし、(どうせなら)家に帰ろう。
「他にいい手もないから、帰るのも同じくらいよい」=「どうせなら帰ろう」。ゆるい提案です。
You might as well ask the cat for advice.
(そんなことをするなら)猫に助言を求めるようなものだ。
「ばかげた B(それをする)くらいなら、ask the cat も同然」=「無意味だ」という皮肉です。
I may as well tell you the truth.
(隠す理由もないし)本当のことを言ってしまおう。
「隠しても仕方ないから、言うのもいいか」。控えめな決断を表します。
4. つまずきやすい形
(1) 消極的な提案「どうせなら〜」
may as well do は「積極的に勧める」のではなく、「他に手もないし〜でいいか」というゆるい提案です。
(2) may as well A as B
「B するくらいなら A のほうがまし」。as の後ろ(B)にばかげたことを置き、皮肉に使うことが多いです。
(3) may well とは別
may well(十分ありうる・当然)とは別の表現。as well が付くと「同じくらいよい」の意味になります。
(4) had better より弱い
had better(〜すべきだ・強い忠告)に対し、may as well は弱い提案。強さが違います。
5. 原理とのつながり
may as well は、丸暗記の熟語ではなく「may(〜してもよい)+ as well(同じくらい・同様に)」の合成として理解できます。as well の as は、原級比較 as … as の as――「同じくらいうまく・同様に」です。だから may as well do は、直訳すれば「〜しても、(他の選択肢と)同じくらいよい」。ここから「他にいい手がないなら、〜するのも同じくらいよい」→「どうせなら〜しよう」という消極的・投げやりな提案が生まれます。積極的に「そうすべきだ」と勧めるhad betterとは違い、「他に手もないし、まあ〜でいいか」という弱いニュアンス――これは as well(同じくらい)が「他と変わらない」=「積極的な理由はない」を含むからです。もう一つの may as well A as B は、「B するのと同じくらいよく(as well)、A してもよい(may)」→「B するくらいなら A も同然・A のほうがまし」。as の後ろ(B)にばかげたことを置けば、「A ですら B と同じくらいバカげている=どちらも無意味」という皮肉になります(ask the cat for advice)。may の許可・推量(may well の may)を土台に、原級比較 as well を足した――そう捉えれば、may as well は、had better・would rather と並ぶ「助動詞 + 比較的な副詞」の提案・選好表現として、一つの棚に収まります。慣用を部品の合成で読む――それが土台です。
6. 次に読む
may as well を、「may+as well」から
〜してもよい+同じくらい――「どうせなら」の消極的提案が、芯から見えます。日本英語塾は担任制のオンライン英語専門塾です。慣用を部品の合成で読む力を、指導します。全国どこからでも受講できます。
