初見で統合する
語彙・構文・論理・表現を、設問と時間制約の中で使えるか確認します。
PAST EXAM REVIEW DICTIONARY
過去問を「解いて採点して終わり」にせず、失点を分類し、語彙・文法・構文・論理・要約・英作文・リスニングへ戻して、次の答案を変えるための実践辞典です。
点数は結果であり、次の学習内容を直接教えてくれません。過去問は、複数の基礎技能を時間内に組み合わせたとき、どの接続部分が崩れるかを見つける診断素材です。
語彙・構文・論理・表現を、設問と時間制約の中で使えるか確認します。
「英語力不足」ではなく、誤りの位置と判断を一つに分類します。
該当辞典で判断手順を修復し、同種の短い問題で再現します。
答えを覚えた効果ではなく、別年度・別英文で同じ判断ができるか確認します。
| 分類 | 症状 | 戻る教材 |
|---|---|---|
| 語彙・語法 | 品詞や文脈を無視し、覚えた訳語を固定した | 英単語・語法診断辞典 |
| 文法 | 時制・助動詞・準動詞・比較・否定の意味差を失った | 英文法診断辞典 |
| 構造 | 主節、節の境界、修飾先、並列を取り違えた | 英文構造診断辞典 |
| 論理 | 対比・因果・具体例・筆者の結論を同じ重さで読んだ | 論理読解辞典 |
| 要約 | 主張を落とし、例や細部を残した | 英文要約診断辞典 |
| 英作文 | 設問条件・理由・具体化・文法点検のいずれかが欠けた | 自由英作文診断辞典 |
| リスニング | 音・語彙・構文・談話・保持のどこかで処理が止まった | リスニング診断辞典 |
| 時間・判断 | 一問への固執、設問誤読、見直し順序で後半を失った | 時間ログと解答順を再設計 |
分類の原則:誤答に複数原因があっても、最も早く起きた原因を主分類にします。単語の品詞を誤った結果、構文も論理も崩れたなら、主分類は語彙・語法です。
| 記録欄 | 悪い記録 | 良い記録 |
|---|---|---|
| 誤り | 長文ができなかった | however 後の主張より、直前の具体例を重く読んだ |
| 根拠 | 解説を読めば分かった | 段落最終文の therefore が結論を示していた |
| 修復 | もっと長文を読む | 各文へ「主張/理由/例」を付ける練習を3段落行う |
| 再検証 | 同じ問題を解いた | 別英文でも逆接後の立場を一行で示せた |
| 評価軸 | 確認する問い | 要修正の例 | 戻る場所 |
|---|---|---|---|
| 設問適合 | 問われた対象・条件・形式へ直接答えたか | 理由を問われたのに内容説明だけを書く | 設問の命令語と条件を囲む |
| 本文根拠 | 答案の各内容を本文の語句へ戻せるか | 本文にない常識・評価・因果を足す | 根拠箇所と答案を一対一で結ぶ |
| 論理関係 | 対比・因果・条件・程度を保ったか | may を断定にし、some を all に広げる | 論理読解・要約へ戻る |
| 表現精度 | 主語・述語・指示先が明確で誤解なく読めるか | 長い一文で修飾先が不明になる | 構文・文法・英作文へ戻る |
本文箇所と判断理由を示せ、同じ問いを説明し直せる。
答えの方向は合うが、根拠・条件・表現のどこかを説明できない。
記憶・語感・解説の写しに頼り、自分の判断手順を再現できない。
症状:本文の結論は入ったが、「なぜそう言えるか」という理由が抜けた。
分類:設問適合または論理関係。理由を示す文へ戻り、「原因→結論」の二つを答案へ残します。
症状:設問には答えたが、理由が It is good because it is useful. と循環した。
分類:本文根拠ではなく表現・内容設計。誰に何が起こるから有用なのかを一段具体化します。
A候補。表現の違いだけで誤答にせず、設問条件・根拠・論理・意味の一致を確認します。
BまたはC。偶然の正解として根拠確認を行い、別素材で同じ判断を再現できるか確かめます。
論理関係と要約。本文の程度表現を確認し、原文と同じ強さへ戻します。
時間内に、自力で完成させます。迷いと解答順も残します。
時間を外し、本文根拠・構造・論理・表現を理由つきで修正します。
日を空け、解説を見ずに同じ判断手順を再現します。
同じ分類の短い類題か別年度で、修復が本物か確認します。
| 日 | 取り組み |
|---|---|
| 1日目 | 年度を一つ選び、条件を記録して初見演習。 |
| 2日目 | 自己採点・自信度・失点8分類。最優先の一分類を決定。 |
| 3〜5日目 | 該当辞典へ戻り、短い例文・段落・答案で判断手順を修復。 |
| 6日目 | 元の大問を解説なしで再現し、説明できない箇所を残す。 |
| 7日目 | 休息または語彙・音読のみ。 |
| 8〜11日目 | 別素材で同じ分類の練習。誤りが減るか確認。 |
| 12日目 | 元年度の未使用大問、または別年度の一部を時間内演習。 |
| 13日目 | 分類を比較し、同じ原因が残ったか記録。 |
| 14日目 | 次の2週間で直す分類を一つだけ決める。 |
先に自分の答案と根拠を残してから、年度別の独自解説を確認してください。解説の答えを写すのではなく、自分の判断がどの地点で分岐したかを比較します。
問題との相性で点数が変わった可能性があります。得点だけで完了にせず、同じ分類の誤り数と判断の再現性を比べてください。
弱点を一つに分類すると、次に何を学ぶかが決まります。全分野を同時にやり直さず、最も手前の原因から修復してください。
内容確認日:2026年8月11日。最新の試験条件は必ず東京大学公式情報で確認してください。
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