SYSTEMATIC ENGLISH LEARNING

東大英語・体系学習辞典

単語を覚えるだけ、過去問を解くだけで終わらせず、英語を「理解する力」と「表現する力」を一本の学習経路で育てます。今の弱点を見つけ、次に学ぶ項目へ進める索引型のガイドです。

大切なお知らせ:このページは合格を保証するものではありません。入試科目・日程・出願条件は年度によって変わるため、必ず東京大学の最新の募集要項を確認してください。

東大が示す「英語力」を学習設計の中心にする

東京大学は、入学までに身につけてほしい力として、外国語の総合的な運用能力を掲げています。英語については、文章や音声を筋道立てて理解する力、正確に表現する力、そして理解と表現を連動させる力が示されています。本辞典は、この三つをばらばらにせず育てる設計です。

1

理解する

語彙・文法・構文を使い、文の構造、文章の流れ、話し手の意図を根拠とともに捉えます。

2

表現する

相手に伝わる順序で考えを整理し、正確で無理のない英語にします。

3

連動させる

読んだ・聞いた内容を要約し、比較し、自分の意見として書くところまでつなげます。

4

総合演習する

基礎技能を過去問で統合し、誤答を分類して不足単元へ戻ります。

8分野の学習辞典:どこから始める?

上から順番に読む必要はありません。「診断」が一つでも当てはまる最も手前の段階から始めてください。過去問で失点したら、その原因に対応する段階へ戻ります。

01

語彙・語法

目標:意味を一つ暗記するのではなく、文脈、品詞、語の組み合わせまで扱える。

診断:単語帳では分かるのに、長文に出ると意味が決められない。

英単語・語法診断辞典から始める

02

文法

目標:正誤問題の知識を、読む・書くための判断に変える。

診断:時制、助動詞、準動詞、関係詞の働きを理由つきで説明できない。

大学受験英文法診断辞典へ進む

03

構文・英文解釈

目標:主語・述語・修飾関係・節の境界を見抜き、自然な日本語で説明する。

診断:一文が長くなると、どの語がどこにかかるか分からなくなる。

英文構造診断辞典で基礎を固める

04

長文・論理

目標:対比、因果、具体例、言い換えを追い、段落の役割を一言で示す。

診断:全文を訳しているのに、筆者の主張や段落同士の関係が残らない。

英語長文・論理読解辞典へ進む

05

要約

目標:主張・理由・対比を残し、例や重複を削って指定字数に収める。

診断:本文の一文目を短くするだけになり、全体の論理をまとめられない。

英文要約診断辞典へ進む

06

英作文

目標:言いたい日本語を簡潔な論理に直し、使い切れる語彙と文法で書く。

診断:難しい日本語をそのまま英訳し、途中で文が崩れる。

自由英作文診断辞典へ進む

07

リスニング

目標:音の変化、意味のまとまり、話の展開を同時に処理する。

診断:スクリプトを読めば分かるが、音声では語の切れ目が取れない。

英語リスニング診断辞典へ進む

08

過去問・答案改善

目標:点数だけで終わらせず、失点を原因別に記録し次週の学習へ戻す。

診断:解説を読んで納得するが、翌週も同じ種類のミスを繰り返す。

過去問復習診断辞典で仕上げる

実践ミニ辞典|いまの弱点へ直接進む

8分野を最初から全部読む必要はありません。現在の失敗に最も近い項目を一つ選び、例題とチェック問題を解いた後、元の課題へ戻って改善したか確かめてください。

未知語が長くて分解できない

接頭辞・語幹・接尾辞を手がかりにし、文脈で意味を検証します。

語形成ミニ辞典へ

受動態をすべて「〜される」と訳す

焦点、動作と状態、助動詞・完了とのまとまりを診断します。

受動態ミニ辞典へ

長文で本当の動詞を見失う

述語動詞と不定詞・分詞・動名詞を区別し、主語と対応させます。

述語動詞ミニ辞典へ

選択肢で本文以上に推測する

明示事実・妥当な推論・根拠のない飛躍を分けます。

推論ミニ辞典へ

要約が原文より強い主張になる

強さ・範囲・因果・条件・評価の歪みを双方向チェックで直します。

原文忠実性ミニ辞典へ

日本語の直訳で英文が崩れる

意味の核を取り出し、主語と述語を作って自然な英語へ組み替えます。

和文英訳ミニ辞典へ

スクリプトを見れば分かるのに聞けない

聞けない5〜10秒を部分ディクテーションし、原因別に戻ります。

部分ディクテーションへ

過去問の点数だけ記録して終わる

設問適合・本文根拠・論理関係・表現精度の4軸で答案を診断します。

答案自己評価ミニ辞典へ

12か月の標準ロードマップ

学年や開始時の力で速度は変わります。期間を守るより、各段階の「卒業条件」を満たすことを優先してください。

  1. 1〜3か月|土台:語彙と文法を毎日反復し、短い英文なら主語・述語・修飾関係を説明できる状態へ。
  2. 4〜6か月|精読:複雑な一文から段落へ範囲を広げ、対比・因果・言い換えを印で残す。
  3. 7〜9か月|要約と表現:読んだ内容を短く再構成し、和文英訳と自由英作文を添削・書き直しまで行う。
  4. 10〜12か月|統合:時間を測って過去問に取り組み、語彙・構文・論理・表現・時間配分のどこで失点したかを分類する。

1週間の学習ループ

取り組み 残す記録
月〜木 語彙・文法の反復+英文解釈またはリスニング 迷った根拠、誤答の種類
要約または英作文を時間内に作成 初稿と自己修正
過去問の大問一つを本番形式で演習 時間、得点、失点原因
誤答だけを解き直し、翌週の重点を一つ決定 「来週やめること・続けること」

誤答辞典:点数ではなく原因を診断する

分類 よくある症状 戻る場所
語彙 品詞や文脈を無視して最初の訳語を当てた 01 語彙・語法
構造 主節と従属節、修飾先を取り違えた 02 文法 → 03 構文
指示 it / this / they が何を指すか曖昧なまま進んだ 03 構文 → 04 長文
論理 対比・因果・例示を同じ重さで読んだ 04 長文 → 05 要約
表現 日本語の発想を一文に詰め込み、英語が崩れた 06 英作文
音声 音の連結や弱化で語境界を取れなかった 07 リスニング
時間 一問に固執し、後半の答案を完成できなかった 08 過去問・答案改善

この辞典の使い方

  1. まず8分野の診断を読み、最初に当てはまる弱点を一つ選びます。
  2. 一週間、その分野だけは毎日触れます。他の教材を増やしすぎません。
  3. 週末に過去問の一部で試し、誤答辞典の分類を一つ付けます。
  4. 同じ誤答が減ったら次へ進み、減らなければ前段階へ戻ります。

独学で原因を判定しづらい場合は、答案や学習記録を見ながら優先順位を整理します。

いまの弱点から学習順序を作る

「何を増やすか」より先に、「どこで理解が止まったか」を一緒に確認します。相談だけでも構いません。

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