いつ・どの状態か
時制と相で、出来事の時点、継続、完了、経験、進行を示します。
GRAMMAR DIAGNOSTIC DICTIONARY
文法問題の正解を覚えるだけでなく、時・確実性・文の関係・情報の焦点を判断し、英文を正確に読み書きするための実践辞典です。
時制と相で、出来事の時点、継続、完了、経験、進行を示します。
助動詞で、可能性・義務・推量・許可・意志・仮定を表します。
態、準動詞、節の構造で、行為者・対象・目的・原因を結びます。
関係詞、接続詞、比較、仮定で、文と文・事実と条件の関係を示します。
冠詞、単数・複数、代名詞で、新情報・既知情報・一般論を区別します。
判断した文法を、長文の構造把握と自分の英作文で使える形へ移します。
| 分野 | 中心の問い | 誤りの症状 |
|---|---|---|
| 時制・相 | 基準時はいつか。継続か完了か。 | 現在完了を単なる過去として訳す |
| 助動詞 | 事実か、話者の判断か。 | must not と do not have to を混同 |
| 受動態 | 行為者より対象を焦点にする理由は何か。 | be+過去分詞をすべて状態と読む |
| 不定詞・動名詞 | 目的・予定・経験・事実のどれか。 | to do と doing の意味差を無視 |
| 分詞 | 説明される名詞と「する/される」のどちらか。 | 現在分詞と過去分詞を形だけで選ぶ |
| 関係詞 | 節内で何が欠け、どの名詞を説明するか。 | 同格の that と関係代名詞を混同 |
| 比較 | 何と何を、どの基準で比べるか。 | than 以下の省略を復元できない |
| 仮定 | 現実からどの時点で離れた想定か。 | 過去形をすべて過去の出来事と読む |
| 冠詞・数 | 初出か既知か、個体か一般概念か。 | information / advice を複数形にする |
| 接続・節 | 主節と従属節はどんな論理関係か。 | although と but を同じ節で重ねる |
過去 I lived in Kyoto for three years.
三年間を、終わった期間として述べます。
現在完了 I have lived in Kyoto for three years.
三年間の居住を現在につながる状態として述べます。文脈によっては今も住んでいる意味になります。
過去完了 By 2020, I had lived there for three years.
2020年という過去の基準より前に、三年間が成立していたことを示します。
診断手順:時を表す語を探す → 基準時を決める → 動作を一点・継続・完了のどれとして見るか判断する。
| 形 | 意味 | 対比例 |
|---|---|---|
| must not | してはいけない(禁止) | You must not share the password. |
| do not have to | する必要はない(不要) | You do not have to print the form. |
| may have done | したかもしれない | The message may have caused confusion. |
| should have done | すべきだったのに、実際にはしなかった含み | We should have checked the data. |
Remember to lock the door.
これからする行為を忘れない。
I remember locking the door.
実際にした行為を記憶している。
She stopped to answer the phone.
電話に出るため、別の行為を止めた。
She stopped using the phone.
電話を使う行為自体をやめた。
後ろの形だけでなく、主語がその行為を「これからする」「経験した」「目的として行う」のどれかを判断します。
受動態は単に「〜される」と訳す形ではありません。書き手が行為者より対象を話題の中心に置くとき、行為者が不明・一般的・重要でないときに使われます。be+過去分詞 が動作を表すか、結果としての状態を表すかも文脈で判断します。
| 形 | 診断すること | 例 |
|---|---|---|
| be + 過去分詞 | 対象を焦点にした動作/結果状態 | The plan was revised. |
| be being + 過去分詞 | 受動の動作が進行中 | The proposal is being reviewed. |
| have been + 過去分詞 | 完了・経験・継続と受動の組み合わせ | The rule has been changed. |
| 助動詞 + be + 過去分詞 | 必要・可能・推量などを伴う受動 | The data should be checked. |
| get + 過去分詞 | 変化や影響を受けた出来事 | He got injured during practice. |
前の文ですでに話題になっている、行為者が不明、一般の人々が行うなど、情報の流れを確認します。
時刻・行為者があれば出来事、期間・結果の説明があれば状態の読みが強くなります。
may have been overlooked のように、助動詞・完了・受動を切り離さず読みます。
The door was closed at six by a staff member.
判断:at six と by 句があり、「6時に閉められた」という出来事を表します。
The door was closed throughout the meeting.
判断:throughout が期間を示し、「会議中ずっと閉まっていた」という状態の読みが自然です。
答え:is spoken。話者は一般の人々で、言語 English を話題の中心にしています。
答え:may have been affected。「影響された可能性がある」。助動詞・完了・受動を一組で読みます。
答え:got damaged。運搬中に損傷する変化・出来事を表します。
関係詞 The report that the committee published was short.
that節内は the committee published ___ と目的語が欠け、report を説明します。
同格 The report that the plan had failed surprised everyone.
that節内は the plan had failed で完全文。that節は report の内容を示します。
診断:that の後ろだけを見て、必要な主語・目的語が欠けているかを確認します。
Students who arrived early received the materials.
早く来た学生に限定します。
My brother, who lives in Osaka, is visiting us.
my brother はすでに特定され、who節は補足情報です。
The new method is more reliable than the old one was.
比較対象は the new method is reliable と the old one was reliable。何を比べるかを同じ形へ戻します。
| 形 | 中心 | 例 |
|---|---|---|
| If I knew ..., I would ... | 現在の事実に反する・可能性の低い想定 | If I knew the answer, I would tell you. |
| If I had known ..., I would have ... | 過去に実現しなかった想定 | If I had known, I would have acted earlier. |
| I wish I could ... | 今はできない願望 | I wish I could stay longer. |
初出 A student found a wallet.
既知 The student took the wallet to the office.
一般 Students need time to rest.
do not have to。「今日提出してはいけない」ではなく「今日でなくてもよい」という不要の意味です。
meeting。last year に実際に会った経験を記憶しています。
前者は discussed の目的語が欠けるため関係詞。後者は learning takes time が完全文で、idea の内容を示す同格です。
would have found。過去に実現しなかった条件と結果です。
pieces of information。information は不可算名詞として扱います。
| 時間 | 行動 |
|---|---|
| 5分 | 対比例二つを読み、意味の違いを日本語で説明する。 |
| 5分 | 一文の節・動詞・名詞に印を付け、形を選ぶ根拠を書く。 |
| 5分 | 同じ文法を使って、自分の短い例文を二つ作る。 |
| 3分 | 誤りを「意味・構造・語法・数」のどれかに分類する。 |
| 2分 | 翌日に再び、説明なしで正しい形を選び理由を言う。 |
語彙の意味を文法で確定し、次に主節・節・修飾の構造を一文全体で捉えます。
内容確認日:2026年8月11日。本ページの例文・対比例・診断問題は学習用に独自作成しています。文法形式の解釈は文脈によって変わる場合があります。
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