help + O + (to) do の意味と語法|to は有っても無くてもよい|英文法Q&A

英文法Q&A 構造で解く|動詞の語法
help + O + (to) do
― to は有っても無くてもよい「加勢」の動詞

I helped him (to) carry the box.(彼が箱を運ぶのを手伝った)。help は、目的語の後ろの動詞を 原形でも to 不定詞でも続けられる、少し変わった動詞です。

Q. help の後ろは to が要る? 要らない?
A. どちらでも大丈夫です。help(手伝う・役立つ)は、help + O + (to) do(Oが〜するのを手伝う)の形で、to付けても省いてもよい――現代英語では原形(to なし)が優勢です。She helped me (to) move the desk.(机を動かすのを手伝ってくれた)。目的語を言わずに help + (to) do(〜するのに役立つ)とも使えます。Exercise helps (to) reduce stress.(運動はストレス軽減に役立つ)。動作を名詞でまとめるなら help + O + with + 名詞(Oの〜を手伝う)。I helped him with his homework.(宿題を手伝った)。さらに help oneself to + 名詞(〜を自由に取る)という慣用も。Please help yourself to the cake.(ケーキをご自由にどうぞ)。なお、cannot help + -ing(〜せずにいられない)は、この help(手伝う)とは別系統の慣用なので、混同しないようにします。

1. 結論 ― help は to 有り無し両方OK

判断基準

help + O + (to) do(Oが〜するのを手伝う)。to有っても無くてもよい(原形が優勢)。動作を名詞でまとめれば help O with 名詞help oneself to 名詞=自由に取る。cannot help -ing は別。

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2. 4つの形

意味
help O (to) do Oが〜するのを手伝う
help (to) do 〜するのに役立つ
help O with 名詞 Oの〜を手伝う
help oneself to 名詞 〜を自由に取る

3. 例文で確認

EX 1|help O (to) do

My brother helped me fix my bike.

兄が、自転車を直すのを手伝ってくれた。

help me fix(原形)。help me to fix も可ですが、会話では to なしが自然です。

EX 2|help O with 名詞

Can you help me with these bags?

この荷物、手伝ってくれる?

動作を名詞(these bags)でまとめるときは help + O + with。「〜手伝う」です。

EX 3|help oneself to 名詞

Help yourself to anything in the fridge.

冷蔵庫のもの、何でも自由に食べてね。

help oneself to=「自由に取る」。もてなしの決まり文句で、to の後ろは名詞です。

4. つまずきやすい形

(1) to は有っても無くてもよい

help O (to) do は、to付けても省いてもOK。現代英語、特に会話では原形(to なし)が多く選ばれます。

(2) 動作の中身は with で

手伝う対象を名詞で言うなら help O with 名詞help me with the report)。with の後ろは名詞です。

(3) help oneself to = 自由に取る

help oneself to 名詞は「遠慮なく取る・食べる」。「自分を助けて手を伸ばす」から来た、もてなしの慣用表現です。

(4) cannot help -ing は別物

cannot help + -ing(〜せずにいられない)の help は「避ける」の意味。「手伝う」の help とは別系統です。

5. 原理とのつながり

help の語法は、この動詞の意味「相手の動作に加勢する」から見ると、すっきりします。手伝うとは、「誰かが/何かをするのを、後押しする」こと。だから後ろには自然に「相手(O)+その動作(do)」が並びます――help + O + do。ここで面白いのが、to の有無です。ふつうの動詞は目的語の後の不定詞に to を付け(want O to do)、使役動詞 make / let / have知覚動詞は原形を取ります(make O do)。help は、ちょうどその中間に立つ動詞。「手伝って一緒にやる」という感覚から、動作 do が話し手の近くに感じられ、原形が選ばれやすい。一方で、少し客観的に「〜するのを手伝う」と言うときは to が顔を出す。歴史的にも help は両方の形を許してきました。現代、とくにアメリカ英語では、原形(to なし)が主流です。目的語を言わなければ help (to) do(〜するのに役立つ)――主語が「もの・こと」でも同じ形です。そして、加勢する中身を動作ではなくもの・分野で示したいときは、動詞ではなく前置詞を使って help + O + with + 名詞help me with math)。最後に help oneself to は、「自分自身を助けて、料理などに手を伸ばす」というイメージから「自由に取る」へ。「help=加勢する動詞。だから O+動作が続き、to は有っても無くてもよい」――意味から語法を導く。それが土台です。

6. 次に読む

help の語法を、「加勢」の意味から

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