It is time + S + 過去形|「もう〜してよい時間だ」仮定法|英文法Q&A

英文法Q&A 構造で解く|仮定法
It is time + S + 過去形
― 「もう〜してよい時間だ」の仮定法

It is time you went to bed.(もう寝る時間だよ)。It is time + S + 過去形仮定法過去で、「もう〜してよい時間だ(なのにまだ)」という遅れ・催促を表します。high time(とっくに)・about time(そろそろ)で強弱がつきます。

Q. It is time you went to bed. は、なぜ現在の話なのに went(過去形)ですか?
A. これは仮定法過去で、「本来もう〜しているべきなのに、まだしていない」という遅れ・催促のニュアンスを表すからです。It is time + S + 過去形=「もう〜してよい時間だ・とっくに〜すべき時間だ」。It is time you went to bed.(もう寝る時間だよ=まだ起きている)、It is time we left.(もう出発する時間だ)。強調したいときは high time(=とっくに)、和らげるときは about time(=そろそろ)を挟みます。It is high time the government took action.(政府はとっくに対策を講じるべきだ)、It is about time we had a break.(そろそろ休憩してもいい頃だ)。注意したいのは、It is time to do(不定詞)は「〜する時間だ」という中立の告知で、催促の含みはない点。「もう〜すべきなのに(まだ)」を出したいときに、過去形(仮定法)を使います。時制を後退させて事実とのズレを表す点は、wishas ifと同じ仮定法です。

1. 結論 ― 過去形で「もう〜すべき(なのにまだ)」

判断基準

It is time + S + 過去形=「もう〜してよい時間だ(なのにまだ)」(仮定法過去・催促)。high time=とっくに(強調)、about time=そろそろ(緩和)。It is time to do(不定詞)は中立の告知。

It is time you were in bed.(もう寝ている時間でしょ=まだ起きている)

2. 3つの形

ニュアンス
It is time + S + 過去形 もう〜すべき(催促) It is time you left
It is high time + 過去形 とっくに〜すべき(強調) high time we started
It is time to do 〜する時間だ(中立) time to go home

3. 例文で確認

EX 1|It is time + S + 過去形(催促)

It is time you cleaned your room.

そろそろ部屋を掃除してもいい頃だよ。

cleaned(過去形)で「もう掃除すべきなのに、まだしていない」という催促。現在の話でも過去形を使います。

EX 2|high time(とっくに・強調)

It is high time we made a decision.

もうとっくに決断すべきときだ。

high time で「とっくに」を強調。遅れが大きい・急ぐべき、というニュアンスが加わります。

EX 3|不定詞(中立の告知)との対比

It is time to go home. / It is time you went home.

帰る時間だ。/もう帰ってもいい頃だよ。

不定詞(to go)は単なる時刻の告知、過去形(you went)は「まだ帰っていない」への催促。含みが違います。

4. つまずきやすい形

(1) 過去形でも意味は現在

It is time you wentwent仮定法過去で、意味は現在(もう〜すべき今)。過去の出来事ではありません。

(2) 催促・非難の含み

本来もうしているべきなのに、まだ」という遅れを含みます。中立に「〜する時間だ」と言うだけなら不定詞(time to do)を使います。

(3) high time / about time

high time=「とっくに」(強い催促)、about time=「そろそろ」(やや和らげ)。挟む語でニュアンスを調整します。

(4) be 動詞は were も可

It is time you were in bed. のように、仮定法では was の代わりに were も使われます(as ifと同じ)。

5. 原理とのつながり

It is time + 過去形も、wishas ifとまったく同じ「時制の後退=事実からの距離」で説明できます。ここでの「距離」は、「あるべき姿」と「現実」のズレ=遅れです。「もう寝ているべき時間」なのに、現実はまだ起きている――この理想と現実のギャップを、時制を1つ後退させた過去形で「現実から距離のある(=まだ実現していない)こと」として示すのです(仮定法)。だから、単に時刻を告げる中立の It is time to go(不定詞)と違い、過去形の It is time you went には「遅れているよ」という催促・非難がにじむ。high time(とっくに)で距離=遅れを強め、about time(そろそろ)で和らげる――どちらも「あるべき姿からどれだけ離れているか」の調整です。つまり、この構文も仮定法という一つのものさし(現実との距離を時制で測る)の上にあります。wish(かなわぬ願い)、as if(事実に反する見立て)、but for(〜がない世界)、そして It is time(あるべき時とのズレ)――「距離」の中身が違うだけで、原理は同じ。仮定法を「距離のものさし」として束ねれば、これらすべてが一望できます。それが、仮定法をばらばらに暗記しないための土台です。

6. 次に読む

It is time を、「距離のものさし」から

wish・as if・but for・It is time――すべて「現実との距離」で束ねられます。日本英語塾は担任制のオンライン英語専門塾です。仮定法を一つのものさしで捉える力を、指導します。全国どこからでも受講できます。

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