as if / as though 仮定法|まるで〜のように|英文法Q&A
― 「まるで〜のように」を時制で表す
He talks as if he knew everything.(まるで何でも知っているかのように話す)。as if / as though + 仮定法で「まるで〜のように」(事実に反する)を表します。同時なら過去形、主節より前なら過去完了。時制を1つ過去へずらすのがカギです。
Q. He talks as if he knew everything. は、なぜ現在の話なのに knew(過去形)ですか?
A. as if / as though の後で、事実に反することを言うときは仮定法――時制を1つ過去へずらすからです。①as if + 過去形=現在の事実に反する「まるで(今)〜であるかのように」。He talks as if he knew everything.(実際は知らないのに、知っているかのように)。②as if + 過去完了=過去の事実に反する。She looked as if she had seen a ghost.(幽霊を見たかのような顔をした)。「主節と同時なら過去形、主節より前なら過去完了」と、事実からの距離を時制の後退で表すのです(was の代わりに were も可)。逆に、現実味がある(本当にそうらしい)ときは直説法のまま――It looks as if it is going to rain.(雨が降りそうだ)。事実に反するなら仮定法、ありそうなら直説法。この「事実との距離を時制で操作する」考え方は仮定法の基本そのものです。
1. 結論 ― 事実に反するなら時制を1つ過去へ
as if / as though + 仮定法=「まるで〜のように」(事実に反する)。同時=過去形/主節より前=過去完了。was は were も可。現実味があるなら直説法(現在形)。
2. 時制の対応
| 形 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| as if + 過去形 | 現在の事実に反する | as if he knew |
| as if + 過去完了 | 過去の事実に反する | as if he had known |
| as if + 現在形 | 現実味がある(直説法) | as if it is going to rain |
3. 例文で確認
She speaks English as if she were a native speaker.
彼女はまるでネイティブであるかのように英語を話す。
実際はネイティブでないのに、そうであるかのように。was の代わりに were を使うのが仮定法らしい形です。
I feel as if I had known you for years.
何年も前から君を知っていたような気がする。
主節(feel=現在)より前のことは過去完了(had known)。「実際はそうでない」を1段深い過去で表します。
It looks as if the meeting has already started.
会議はもう始まっているようだ。
本当にそうらしい(現実味がある)ときは直説法(has started)。事実に反する仮定ではないので、時制をずらしません。
4. つまずきやすい形
(1) 過去形=現在の事実に反する
as if + 過去形は、今の事実に反する「まるで〜であるかのように」。knew / were のように1つ過去にずらします。
(2) 過去完了=主節より前
主節の時より前のことはhad + 過去分詞。looked as if he had cried(泣いたあとのような顔)。時間差を過去完了で示します。
(3) 現実味があれば直説法
「本当にそうらしい」ときは直説法(as if it is …)。事実に反するか、ありそうかで仮定法か直説法かが決まります。
(4) was と were
仮定法では was の代わりに were がよく使われます(as if he were …)。口語では was も許容されます。
5. 原理とのつながり
as if の仮定法は、暗記でなく「時制の後退=事実からの距離」という仮定法の一貫した原理から理解できます。仮定法の芯は、「事実から切り離した想念を、時制を1つ後退させて表す」こと(仮定法)。現在の事実に反する仮定を過去形で、過去の事実に反する仮定を過去完了で表す――時制を過去へずらすほど、現実から遠いことを示すのです。as if(あたかも〜のように)は、まさにこの「事実に反する想定」を導く言葉。だから as if he knew(=今は知らないのに)は現在からの距離=過去形、as if he had known(=あのとき知らなかったのに)はさらに深い距離=過去完了。反対に、本当にそうらしい(現実味がある)ときは、事実からの距離がないので時制をずらさず直説法のまま。つまり as if の後の時制は、「話し手が、その内容をどれだけ事実から遠いと見ているか」を映す“距離メーター”なのです。この見方は、要求の that 節が原形(仮定法現在)になるのと同じ「事実か想念か」の軸。時制を「現実との距離」で捉える――それが、仮定法全体を貫く土台です。
6. 次に読む
as if を、「事実との距離」から
「時制の後退=現実からの距離」で、as ifの仮定法が見通せます。日本英語塾は担任制のオンライン英語専門塾です。時制を距離メーターとして捉える力を、指導します。全国どこからでも受講できます。
