可算名詞と不可算名詞の違い|数えるか量るか|英文法Q&A
― 「数える」か「量る」か
名詞は2種類。可算名詞=形が決まった個体(a book / two books)。不可算名詞=形の定まらない物質・抽象(water / information)。不可算には a も -s も付けず、量る語や単位(a glass of water)で扱います。
Q. information や advice に a や -s を付けてはいけないのは、なぜですか?
A. それらが不可算名詞だからです。名詞は、「一つ一つ形が決まった個体(可算)」か「形が定まらず量るもの(不可算)」かで分かれます。可算名詞は数えられるので a / an + 単数、複数は -s(a book → two books)。不可算名詞は数えられないので a も -s も付かず、量る語(much / some / little)で扱います。数えたいときは単位を借ります(a piece of advice / a glass of water / two cups of coffee)。water, bread, information, advice, furniture, homework, news, money などが代表的な不可算。可算・不可算の区別は、冠詞 a(「1つの個体」)の考え方と表裏一体で、冠詞 a / an / the とあわせて整理できます。
1. 結論 ― 数える可算、量る不可算
可算名詞=形の決まった個体(a / -s・many / few)。不可算名詞=形の定まらない物質・抽象(a / -s なし・much / little)。数えたい不可算は単位(a piece of ~)で切り取る。
2. 可算と不可算
| 種類 | 特徴 | 例 |
|---|---|---|
| 可算 | a / an・複数 -s | apple, chair, idea |
| 不可算 | a も -s も付けない | water, advice, furniture |
| 数える単位 | a ~ of の形 | a piece of paper |
3. 例文で確認
She gave me some useful information.
彼女は私に役立つ情報をくれた。
information は不可算。× an information / × informations とはせず、some information のように量る語と使います。
Let me give you a piece of advice.
ひとつ助言をさせてください。
不可算の advice を数えるには単位を借ります(a piece of advice)。two pieces of advice と複数もこの形です。
There are three chairs and a table in the room.
部屋には椅子が3脚とテーブルが1つある。
chair / table は可算。a table/three chairs と数えられます。一方 furniture(家具)は不可算です。
4. つまずきやすい形
(1) 不可算に a / -s を付けない
× an advice / × informations / × furnitures。不可算は some advice / a lot of information / a piece of furniture のように扱います。
(2) 数えるには単位(a ~ of)
a glass of water / a cup of tea / a slice of bread / a piece of paper。容器や単位で切り取って数えます。複数は two glasses of ~。
(3) much / little は不可算、many / few は可算
量を言う語も対応します。不可算は much / little、可算は many / few(much と many)。some / a lot of は両方に使えます。
(4) 同じ語でも意味で変わる
paper(紙・不可算)/a paper(新聞・論文・可算)、coffee(コーヒー・不可算)/a coffee(一杯・可算)。意味によって可算・不可算が切り替わる語もあります。
5. 原理とのつながり
可算・不可算の区別は、暗記リストではなく「その名詞を“形の決まった個体”として見るか、“形の定まらない広がり”として見るか」という一つの視点で決まります。apple, chair, idea は境界のある個体――「1つ2つ」と切り分けられるから、a(1つの個体)や複数の -s が付く。一方 water, bread, information は「どこで切っても同じ・境界がない材料や広がり」。半分にしても水は水、情報は情報で、「1つの水」という個体になりません。だから a も -s も付かず、量る(much)か、容器・単位で切り取って(a glass of water)はじめて数えられる。この見方は、冠詞 a が「1つの個体」を表すこと(冠詞 a / an / the)と表裏一体です。a が付けられる=可算、付けられない=不可算。だから「a coffee(一杯という個体)」のように、個体として捉えた瞬間に可算化するのも自然に理解できます。名詞を「個体か、広がりか」の目で見る――それが、冠詞・数量表現まで貫く土台です。
6. 次に読む
可算・不可算を、「個体か広がりか」から
名詞を「形の決まった個体か、境界のない広がりか」で見れば、冠詞も数量表現も一貫します。日本英語塾は担任制のオンライン英語専門塾です。名詞の捉え方から英語を組み立てる力を、指導します。全国どこからでも受講できます。
