another と the other と others と the others の使い分け|英文法Q&A

英文法Q&A 構造で解く|代名詞
another / the other / others / the others
― 「特定か不特定か × 単数か複数か」

anotherthe otherothersthe others は、「特定か不特定か」と「単数か複数か」の2つの軸で決まります。この表を押さえれば、迷いません。

Q. another / the other / others / the others は、どう使い分けますか?
A. 2つの軸で決まります。単数か複数か不特定か特定(残り全部)かanother=不特定・単数(もう1つ)。the other=特定・単数(2つのうちのもう一方)。others=不特定・複数(他のいくつか)。the others=特定・複数(残り全部)。anotheran + other なので単数。特定(the)は「範囲の残り全部」を指します。特定・不特定は冠詞と同じ発想で、無料講座『英文の原理』第4講にもつながります。

1. 結論 ― 特定・不特定 × 単数・複数

判断基準

another=不特定・単数(もう1つ)。the other=特定・単数(もう一方)。others=不特定・複数(他のいくつか)。the others=特定・複数(残り全部)。the がつくと「範囲の残り」を特定する。

I have two pens. One is red, the other is blue.(2つのうちもう一方=the other)
Some people like it; others don't.(他の(不特定の)人々=others)

2. 2軸の表

単数 複数
不特定(別の〜) another others
特定(残り) the other the others

3. 例文で確認

EX 1|another(不特定・単数)

This cookie is delicious. Can I have another?

このクッキーおいしい。もう1つもらえる?

another=「(どれでもいい)もう1つ」。不特定の単数です。another cookie のように名詞を続けても可。

EX 2|one … the other(2つ)

I have two brothers. One lives in Tokyo, and the other lives in Osaka.

兄が2人いる。1人は東京、もう1人は大阪に住んでいる。

2つのうち「1つ」は one、「残りのもう一方」は the other(特定・単数)。2者を対比する定番です。

EX 3|some … others / the others

Some students passed; others failed. / Of the ten, three left and the others stayed.

合格した生徒もいれば、落ちた生徒もいた。/10人のうち3人が帰り、残り全員は残った。

others=不特定の「他の人々」、the others=範囲の「残り全部」。the の有無で特定か不特定かが変わります。

4. つまずきやすい形

(1) another は単数(an + other)

anotheran + other なので単数名詞と使います。× another booksother books。複数の「別の〜」は other + 複数名詞 です。

(2) the の有無で特定・不特定

others(不特定=他にもいる)と the others(特定=残り全部)。the がつくと「その範囲の残り」に限定されます(冠詞と同じ)。

(3) 2つなら one … the other

全部で2つのとき、片方は one、もう片方は the other(残りは1つに決まる=特定)。× another にはしません。

(4) 3つ以上の並べ方

3つなら one … another … the other(最後の1つは the other)。たくさんなら some … others … the others のように並べます。

5. 原理とのつながり

この使い分けの軸は、「特定か不特定か」「単数か複数か」――どちらも、名詞を扱うときの基本の2軸です。the がつくと「もう範囲が決まっている(残りはこれだけ)」という特定、つかないと「他にもありうる」という不特定。これは athe の区別(冠詞)とまったく同じ発想です。そして another が単数、others が複数なのは、数の軸。「聞き手がどれか特定できるか」「1つか複数か」で捉えれば、4語は表の4マスにきれいに収まります。代名詞を「何を・どう指すか」で見る力(it / one / that)とも共通します。

6. 次に読む

不定代名詞を、2軸から

another / the other / others / the others は、「特定・不特定 × 単数・複数」で決まります。日本英語塾は担任制のオンライン英語専門塾です。代名詞を冠詞と同じ軸で捉え、迷わず選ぶ力を、指導します。全国どこからでも受講できます。

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