複合関係詞 whatever/whoever/however の使い方|英文法Q&A
― 「〜はどれでも」か「たとえ〜でも」か
関係詞に -ever がついた複合関係詞は、2つの意味を持ちます。①「〜するものは何でも/誰でも」(名詞節・副詞節)、②「たとえ何を〜しようとも」(譲歩)。譲歩のときは no matter 〜 で言い換えられます。
Q. whatever / whoever / however などの複合関係詞は、どう使いますか?
A. 複合関係詞(関係詞+-ever)には2つの意味があります。①「〜する…はどれでも」――whatever(何でも)、whoever(誰でも)、wherever(どこでも)、whenever(いつでも)。②「たとえ〜しようとも」(譲歩)――このとき no matter 〜 で言い換えられます(whatever=no matter what, however=no matter how)。Whatever happens, I'll help you.(何が起ころうとも=No matter what happens)。先行詞を含む点は関係代名詞 what(こちら)と同じ発想。関係詞は無料講座『英文の原理』第13講で整理します。
1. 結論 ― 「どれでも」か「譲歩」か
複合関係詞(関係詞+-ever)は、①「〜する…はどれでも」(名詞節・副詞節)、②「たとえ〜しようとも」(譲歩)の2つ。譲歩のときは no matter 〜 に置き換えられる。文脈で意味を決める。
Whatever you say, I won't change my mind.(何と言おうとも=譲歩=No matter what)
2. 2つの意味と no matter
| 複合関係詞 | 「どれでも」 | 譲歩(no matter) |
|---|---|---|
| whatever | 何でも | no matter what |
| whoever | 誰でも | no matter who |
| whenever / wherever | いつでも/どこでも | no matter when / where |
| however | ― | no matter how(どんなに〜でも) |
3. 例文で確認
You can invite whoever you want.
誰でも好きな人を招待していい。
whoever you want(あなたが望む人は誰でも)が invite の目的語。「〜する人は誰でも」の名詞節です。
Whatever you decide, I'll support you. = No matter what you decide, …
あなたが何を決めようとも、私は支持する。
ここでの Whatever は譲歩で、主節を修飾する副詞節。No matter what に置き換えられます。
However tired you are, finish your homework first.
どんなに疲れていても、まず宿題を終えなさい。
however は後ろに形容詞・副詞を伴い、「どんなに〜でも」。However + 形容詞/副詞 + S V の語順です(=No matter how tired)。
4. つまずきやすい形
(1) 2つの意味を文脈で見分ける
「〜する…はどれでも」(文の要素になる名詞節・副詞節)か、「たとえ〜でも」(主節を修飾する譲歩)か。主節と切り離せるかで見分けます。
(2) 譲歩は no matter で言い換え
譲歩の複合関係詞は no matter 〜 と同じ。whoever=no matter who、wherever=no matter where。訳に迷ったら no matter を当てます。
(3) however は「形容詞・副詞」を連れる
however は単独では使わず、However + 形容詞/副詞 + S V。However hard he tried, …(どんなに努力しても)。how の仲間だからです。
(4) whoever と whomever
節の中で主語なら whoever、目的語なら whomever(口語では whoever も)。whoever comes(主語)/whoever(m) you choose(目的語)。
5. 原理とのつながり
複合関係詞は、関係代名詞 what と同じく先行詞を含む(the thing that の発想)――whatever=anything that、whoever=anyone who。だから前に名詞が要らず、そのまま名詞のかたまりになります。もう一つの譲歩の意味は、「どの可能性を取っても結論は同じ」という含み――no matter what(何であっても関係ない)と等価です。「先行詞を含む関係詞」+「-ever による全体化」で捉えると、2つの意味が一つの語から自然に出てくると分かります。関係詞を「欠所を埋め、範囲を全体に広げる」視点で見れば、関係副詞との対応(wherever/whenever)も一望できます(第13講)。
6. 次に読む
複合関係詞を、2つの意味から
複合関係詞は、「〜はどれでも」と「たとえ〜でも(譲歩)」の2つを持ちます。日本英語塾は担任制のオンライン英語専門塾です。先行詞を含む関係詞として捉え、譲歩まで一貫して読む力を、指導します。全国どこからでも受講できます。
