群動詞の受動態|前置詞まで1かたまりで受け身に|英文法Q&A

英文法Q&A 構造で解く|受動態・群動詞
群動詞の受動態
― 前置詞まで、1かたまりで受け身に

laugh at(笑う)や look after(世話をする)のような群動詞は、全体で1つの他動詞のように働きます。受動態にするときも、前置詞まで含めて1かたまりで動かし、前置詞を落としません。

Q. laugh at のような群動詞(動詞+前置詞)は、どう受動態にしますか?
A. 群動詞は全体で1つの他動詞のように働くので、受動態にするときも前置詞まで丸ごと過去分詞のあとに残します。Everyone laughed at him.He was laughed at by everyone.at を落とさない)。take care ofbe taken care oflook afterbe looked after。前置詞を忘れると誤りになります。受動態の考え方は受動態はいつ使うか、群動詞は自動詞と他動詞で扱います。

1. 結論 ― 前置詞を残して受け身に

判断基準

群動詞(動詞+前置詞/副詞)は全体で1つの他動詞。受動態にするときは be + 過去分詞 + 前置詞 と、前置詞まで丸ごと残すlaugh at → be laughed at。前置詞を落とすと誤り。

Everyone laughed at him.(能動)
↓ 受動態に(前置詞 at を残す)
He was laughed at by everyone.

2. 主な群動詞

群動詞 意味 受動態
laugh at 〜を笑う be laughed at
look after 〜の世話をする be looked after
take care of 〜を世話する be taken care of
speak to 〜に話しかける be spoken to
look up to 〜を尊敬する be looked up to

3. 例文で確認

EX 1|look after(前置詞 after を残す)

A kind neighbor looks after the children. → The children are looked after by a kind neighbor.

親切な隣人が子どもたちの世話をしている。→ 子どもたちは親切な隣人に世話をされている。

受動態でも after を残します。be looked after で1つの受動の述語です。

EX 2|speak to(by の前に to が残る)

A stranger spoke to me. → I was spoken to by a stranger.

見知らぬ人が私に話しかけた。→ 私は見知らぬ人に話しかけられた。

was spoken to by のように、群動詞の to と、動作主を示す by並びます。両方必要です。

EX 3|take care of(3語でも1かたまり)

The staff took care of the guests. → The guests were taken care of by the staff.

スタッフが客をもてなした。→ 客はスタッフにもてなされた。

take care of は3語で1つの他動詞。受動態も be taken care of と、3語まとめて動かします。

4. つまずきやすい形

(1) 前置詞を落とさない

群動詞の受動態で最も多いミスが、前置詞の脱落。× He was laughed by everyone.He was laughed at by everyone.at が必要です。

(2) 前置詞 + by が並ぶ

群動詞の前置詞のあとに、動作主の by が続きます。was looked after by …前置詞2つが並ぶのは正しい形です。

(3) 自動詞+前置詞も受動化できる

本来は自動詞でも、前置詞と結びついて他動詞のように働けば受動態に。The problem was dealt with.(問題が処理された)。

(4) 群動詞かどうかを見抜く

動詞と前置詞が意味的に一体look after=世話をする)なら群動詞。look+別の副詞句とは区別します(自動詞と前置詞)。

5. 原理とのつながり

群動詞の受動態は、「群動詞は全体で1つの他動詞」という捉え方から自然に導けます。laugh at は「〜を笑う」という1つの他動詞とみなせるので、目的語を主語に立てる受動態が作れる(受動態は他動詞だけ)。そして他動詞の一部である前置詞は、受動態でも切り離せない――だから at / after / of を残すのです。動詞と前置詞をひとかたまりの単位で見る発想は、自動詞と他動詞の見分けや、過去分詞の働き(第23講)とも一貫します。「どこまでが動詞か」を見抜くことが、受動態を正しく作る鍵です。

6. 次に読む

群動詞を、ひとかたまりの単位で

群動詞の受動態は、「前置詞まで1つの他動詞」として捉えれば作れます。日本英語塾は担任制のオンライン英語専門塾です。動詞のまとまりを見抜き、受動態を正確に作る力を、指導します。全国どこからでも受講できます。

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