There is a book lying / There stood ~の意味|there構文の応用(分詞・存在の一般動詞・seem to be)|英文法Q&A
― there構文の応用(分詞・一般動詞・seem to be)
There is a man waiting outside.(外で待っている人がいる)/There stood an old castle.(古い城が建っていた)。there構文は be だけでなく、分詞や存在・出現の一般動詞にも広がります。
Q. There is a book lying on the desk. や There stood a castle. は、なぜ言えるのですか?
A. there構文の本質が「新しく登場するものの存在を、動詞の後ろに置く」ことだからです。①存在+分詞:There is a man waiting outside.=「待っている人がいる」。a man に分詞(waiting)が後ろから掛かり、「〜している状態で存在する」を表します。②存在の一般動詞:be の代わりに、存在・出現を表す自動詞(stand / lie / live / exist / remain / come)も使えます。There stood an old castle on the hill.(城が建っていた)。be より情景が具体的になります。③seem to be:There seems to be a problem.(問題があるようだ)。seem to を挟んで「〜があるように思われる」。どの形でも、be/動詞は後ろの本当の主語(名詞)の数に一致します(There is a book / There are books)。There は置き字で、意味の中心はいつも後ろの名詞です。
1. 結論 ― 存在を後ろに置く、が広がる
There is 名詞 + 分詞=「〜している…がある」(分詞の後置修飾)。There + 存在の一般動詞(stood/lived等)+ 名詞=情景を具体化。There seems to be 名詞=「〜があるようだ」。動詞は後ろの名詞に一致。
2. 応用の型
| 型 | 例 | 意味 |
|---|---|---|
| 存在+分詞 | There is a man waiting. | 待っている人がいる |
| 存在の一般動詞 | There stood a castle. | 城が建っていた |
| seem to be | There seems to be a problem. | 問題があるようだ |
3. 例文で確認
There were some children playing in the park.
公園で遊んでいる子どもが何人かいた。
some children に playing(分詞)が後ろから掛かる。「遊んでいる状態で存在した」。were は複数の children に一致。
Once upon a time, there lived a kind old man.
むかしむかし、心やさしいおじいさんが住んでいました。
be の代わりに lived(存在・出現の自動詞)。物語の語り出しで、There was より情景が生きます。
There seems to be some misunderstanding.
何か誤解があるようだ。
There seems to be ~=「〜があるように思われる」。seem to を there構文に重ねた形です。
4. つまずきやすい形
(1) 分詞は後ろの名詞に掛かる
There is a man waiting. の waiting は a man を後置修飾。「待っている(状態の)人がいる」で、There is と分けて考えます。
(2) 一般動詞は「存在・出現」系だけ
There の後に置ける一般動詞は、stand / lie / live / exist / remain / come / appear など存在・出現を表す自動詞。何でも置けるわけではありません。
(3) 数は後ろの名詞に一致
応用形でも、動詞は本当の主語(後ろの名詞)に一致。There is a book / There are books。There 自体は主語ではありません。
(4) There seems to be の主語
There seems to be a problem. は A problem seems to exist. と同じ発想。seem の主語は形式的な there、中身は後ろの名詞です。
5. 原理とのつながり
there構文の本質は、「初めて話題にする(不特定の)ものの存在を、動詞の後ろに置いて登場させる」ことでした。There は「そこに」という意味の置き字で、本当の主語は動詞の後ろの名詞――だから be はその名詞に数を合わせます。この「存在を後ろに置く」という骨格をつかめば、応用は自然に広がります。まず、存在する名詞に分詞を足せば、There is a man waiting.(待っている人がいる)。waiting は a man を後ろから修飾し、「〜している状態で存在する」を描きます。There is(存在の宣言)+a man waiting(分詞つきの名詞)と、二段で読むのがコツです。次に、存在を告げる動詞は be だけとは限りません。存在・出現を表す自動詞――stand(建っている), lie(横たわる), live(住む), exist(存在する), remain(残っている), come(やって来る), appear(現れる)――も、There の後に置けます。There stood an old castle on the hill./Once upon a time there lived a king.――There was より、どう存在するかが具体的に見えます。さらに、seem / appear / happen to be を挟めば、There seems to be a problem.(問題があるようだ)/There happened to be no one there.(たまたま誰もいなかった)。「存在する」に「〜のように思われる/たまたま」という色を足せます。どの応用でも、変わらない軸は一つ――動詞は、後ろの本当の主語(名詞)に数を合わせる。There is a book lying / There are books lying。「there = 存在を後ろに置く枠。中身(名詞)に分詞・動詞・seemを重ねられる」と捉える。丸暗記の特殊構文ではなく、一つの発想の広がりとして押さえる。それが土台です。
6. 次に読む
there構文を、「存在を後ろに置く枠」から
分詞・一般動詞・seem to be――応用はすべて一つの発想の広がりです。日本英語塾は担任制のオンライン英語専門塾です。構文を骨格から捉える力を、指導します。全国どこからでも受講できます。
