there is/are 構文の使い方|本当の主語はbeの後ろ|英文法Q&A
― 「新しく登場するもの」を後ろに置く
there is / are は「そこに」という意味ではありません。初めて話題に出す(不特定の)ものの存在を告げるための形。本当の主語は be の後ろにあり、be はそれに数を合わせます。
Q. There is / There are は、いつ・どう使いますか?
A. 「〜がある・いる」と、初めて話題にする(不特定の)ものの存在を示す構文です。There は形式的な置き字で、本当の主語は be の後ろの名詞。だから be は後ろの名詞の数に一致します(単数・不可算→is、複数→are)。すでに特定されたもの(the / 固有名詞 / 所有格)には使いません。文の骨格(主語・動詞)は無料講座『英文の原理』第1講で整理します。
1. 結論 ― 本当の主語は be の後ろ
There is / are=不特定のものの存在を新しく告げる。There は置き字で、本当の主語は be の後ろの名詞。be はその名詞に数を一致させる。特定のもの(the・固有名詞・所有格)には使わない。
There are some books on the desk.(本=複数 → are)
※ 数を決めるのは be の後ろの名詞(=本当の主語)
2. 形と時制
| 時制・形 | 例 |
|---|---|
| 現在(単数/不可算・複数) | There is / There are … |
| 過去 | There was / There were … |
| 未来 | There will be … |
| 完了 | There has been / There have been … |
| 「〜がありそう」 | There seems to be … |
3. 例文で確認
There is a convenience store near the station.
駅の近くに、コンビニが(1つ)ある。
初めて話題にする不特定の「コンビニ」。単数なので is。a convenience store が本当の主語です。
There are three museums in this city.
この街には、美術館が3つある。
後ろが複数 three museums なので are。There ではなく、後ろの名詞が数を決めるのがポイントです。
There were many people at the event. / There will be a test next week.
そのイベントには大勢の人がいた。/来週テストがある。
時制は There の直後の be(were / will be)で表します。骨格は同じです。
4. つまずきやすい形
(1) be は「後ろの名詞」に一致させる
数を決めるのは There ではなく be の後ろの名詞。There is a cat. / There are cats.。主語が後ろにある、と意識します。
(2) 特定のものには there is を使わない
the・固有名詞・所有格などすでに特定されたものには使いません。× There is the station near here. → The station is near here.(ふつうの文に)。新情報かどうかは冠詞とも連動します。
(3) 時制・助動詞は there の直後で表す
There has been an accident.(完了)/There must be a reason.(助動詞)。「あった・あるはず」なども、There +(助動詞)+ be の形で表します。
(4) There's + 複数は口語のみ
会話では There's two options. と言うこともありますが、書き言葉では There are two options. が正式。試験では数を一致させます。
5. 原理とのつながり
There is / are は、英語の「新情報は後ろに置く」という性質の表れです。文頭(主語の位置)には、聞き手がすでに知っている情報を置くのが自然。だから初めて出す不特定のものは、主語の位置に置かず、There で場所を埋めて後ろに回すのです(第1講)。「本当の主語は be の後ろ」と捉えれば、数の一致も、特定のものに使わない理由も、一本の筋で説明できます。a と the(冠詞)や some / any(数量)と合わせて、「新情報の出し方」として押さえましょう。
6. 次に読む
存在文を、骨格から
There is / are は、「新情報を後ろに置く」構文です。日本英語塾は担任制のオンライン英語専門塾です。本当の主語を見抜き、数の一致まで骨格から捉える力を、指導します。全国どこからでも受講できます。
