分詞の後置修飾|the man standing / the book written(現在分詞・過去分詞)|英文法Q&A
― the man standing / the book written
the man standing there(そこに立っている男性)/the book written by him(彼に書かれた本)。名詞 + 分詞(2語以上のかたまり)は、後ろから名詞を修飾します。現在分詞=能動、過去分詞=受動です。
Q. the man standing は -ing、the book written は過去分詞。なぜ形が違うのですか?
A. 名詞が分詞の動作を「する」か「される」かで決まります。分詞は「動詞から作った形容詞」なので、名詞を修飾できます。①現在分詞(-ing)=能動・進行「〜している名詞」:the man standing there(男が立つ=能動)。②過去分詞(done)=受動・完了「〜された名詞」:the book written by him(本が書かれる=受動)。この「する→-ing、される→過去分詞」は、第5文型の分詞(keep O -ing / done)や make oneself understood とまったく同じ原則です。もう一つのポイントは位置。分詞が1語なら名詞の前(a sleeping baby)、2語以上のかたまり(分詞+語句)なら名詞の後ろ(a baby sleeping in the bed)。英語の「長い修飾は後ろへ」の発想です。そして、この後置修飾は関係代名詞 + be動詞の省略と同型――the man (who is) standing、the book (which was) written。分詞は「関係詞節の圧縮版」なのです。
1. 結論 ― 能動は -ing、受動は過去分詞。長ければ後ろ
名詞 + 分詞。名詞が「する」→現在分詞 -ing、「される」→過去分詞。分詞1語は名詞の前、2語以上のかたまりは名詞の後ろ。関係詞+be の省略と同型。
2. 分詞の後置修飾
| 形 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| 名詞 + -ing … | 〜している名詞(能動) | a girl running |
| 名詞 + 過去分詞 … | 〜された名詞(受動) | a letter written in French |
| 分詞1語 | 前から修飾 | a sleeping baby |
3. 例文で確認
The man standing over there is my father.
あそこに立っている男性は、私の父です。
the man が「立つ」(能動)ので現在分詞 standing。the man (who is) standing の省略形です。
This is a book written in English.
これは、英語で書かれた本です。
a book は「書かれる」(受動)ので過去分詞 written。a book (which was) written の省略です。
a crying baby / a baby crying loudly in the room
泣いている赤ちゃん/部屋で大声で泣いている赤ちゃん
1語(crying)は前、2語以上(crying loudly …)は名詞の後ろに置きます。
4. つまずきやすい形
(1) する→-ing、される→過去分詞
名詞が分詞の動作をするなら -ing、されるなら過去分詞。the boy calling(呼んでいる少年)/the boy called Tom(トムと呼ばれる少年)。
(2) 1語は前、かたまりは後ろ
a broken window(1語・前)/a window broken by the storm(句・後ろ)。長さで位置が変わります。
(3) 関係詞+be の省略と同型
the man (who is) standing、the book (which was) written。関係詞+be動詞を省くと分詞が残ります。
(4) 感情の分詞は別
a boring book(退屈な本)/a bored student(退屈した学生)のような感情の分詞は、能動・受動の考え方が別途必要です。
5. 原理とのつながり
分詞の後置修飾は、「動詞から作った形容詞(分詞)で、名詞を説明する」形です。読み解くカギは2つ。まず能動か受動か。名詞が分詞の動作を「する」なら現在分詞(-ing)(the man standing=男が立つ)、「される」なら過去分詞(the book written=本が書かれる)。この「名詞と分詞の能動・受動の関係で形を選ぶ」原則は、第5文型の分詞補語(keep O -ing / done)や make oneself understood とまったく同じ――英語の分詞は、どこに現れても「する→-ing、される→過去分詞」で一貫します(-ing の働き)。次に位置。分詞が1語なら名詞の前(a sleeping baby)、2語以上のかたまりなら名詞の後ろ(a baby sleeping in the bed)。これは英語の「重い(長い)修飾は後ろへ」という発想です。そして最も大切なのは、この後置修飾が関係代名詞 + be動詞の省略と同じ構造だということ。the man standing there=the man (who is) standing there、the book written by him=the book (which was) written by him。関係詞節から「関係代名詞 + be動詞」を省くと、分詞だけが残り、後置修飾になるのです。つまり分詞の後置修飾は「関係詞節の圧縮版」。だから、長い後置分詞に出会ったら、頭の中で「関係詞 + be を補って」読めば、構造がはっきり見えます。「分詞=動詞から作った形容詞、後置=関係詞節の圧縮」――この2つで、分詞の修飾が一望できます。それが土台です。
6. 次に読む
分詞の後置修飾を、「関係詞の圧縮」から
する→-ing・される→過去分詞、長ければ後ろ、そして関係詞+be の省略――一望できます。日本英語塾は担任制のオンライン英語専門塾です。分詞を関係詞と結びつけて読む力を、指導します。全国どこからでも受講できます。
