2026年度 早稲田大学人間科学部 英語|公式解答40問・長文解説

WASEDA HUMAN SCIENCES 2026

2026年度 早稲田大学人間科学部 英語|公式解答40問・長文解説

国英型・数英型に共通する英語を、大学公式の正答、6つの読解テーマ、語法・文法の処理順、独自英文の和訳・SVOCまで一つに整理します。

方式と例外を先に確認:2026年度一般選抜の大学独自英語は、国英型と数英型に共通し、60分・50点です。全40問ですが、大学は第36問を出題不備として、解答の有無や内容にかかわらず全受験者へ得点を与えると公表しています。本記事はこの扱いを他の39問と分け、設問ごとの配点や部分点は推測しません。

一次資料・公開範囲・著作権

確認の基準は、早稲田大学入学センターの2026年度 人間科学部入試問題ページ、同ページの一般選抜英語問題PDF、人間科学部の解答例・出題意図PDF、入試改革を説明する2025年度一般選抜の変更資料です。問題PDFは10ページ、解答例・出題意図PDFは4ページで、英語はその1ページ目に掲載されています。

大学公式資料は、英語の出題意図を「英文読解」「前置詞・副詞の空所補充」「語法・文法上の誤り判定」を通じて英語力を総合的に測ることと説明しています。2025年度から試験時間は従来の90分から60分へ短縮され、問題数も削減されましたが、問題構成と出題意図は維持されています。したがって、2024年度以前の90分用の時間配分を2026年度へそのまま使うことはできません。

入試長文、設問、選択肢は転載しません。大学公式Web版では、著作権のある文章が省略されている箇所があり、全文は所沢キャンパスでの閲覧対象と案内されています。本記事は公開範囲で確認できる主題と公式記号正答を整理し、構文・和訳練習にはすべて独自英文を使います。非掲載本文を断片から復元せず、正確な精読には正規の問題冊子を用意する前提です。

国英型・数英型と英語の位置づけ

一般選抜は国英型と数英型に分かれ、両方式を同時に出願することはできません。大学公式の変更資料では、募集人員は国英型220名、数英型120名です。どちらも共通テスト60点と大学独自試験90点を組み合わせ、独自試験の英語は共通の50点、残り40点が国語または数学です。英語だけ別問題になる方式ではありません。

対策上の意味は明確です。国英型でも数英型でも、同じ40問を60分で処理するため、方式に応じて英語の読み方を変える必要はありません。一方、最終的な合否は英語一科目だけで決まらないので、公式配点を利用して架空の「合格点」や「安全圏」を作るべきではありません。本記事は英語の形式、正答、復習法だけを扱います。

3部40問と60分の独自時間配分

Part Iは6つの英文を読む20問、Part IIは前置詞・副詞の空所補充10問、Part IIIは語法・文法上の誤り判定10問です。次の時間は大学公式の指定ではなく、全問へ到達し、マークと第36問の扱いを確認するための独自目安です。

区分 内容 問数 目安
Part I 6英文の読解・内容一致・語句解釈 1〜20 30分
Part II 前置詞・副詞の空所補充 21〜30 12分
Part III 語法・文法上の誤り判定 31〜40 10分
見直し 保留、マークずれ、第36問の処理 全体 8分

Part Iは一英文を平均5分で処理します。最初に各設問の問われ方だけを確認し、本文では固有名詞、数値、対比、因果、評価語へ印を付けます。一つの未知語で止まらず、段落ごとに「対象」「変化」「理由」を一行で残します。Part IIは空所だけを眺めず、動詞・形容詞・名詞と前置詞のまとまりを確認します。Part IIIは違和感ではなく、主語と有限動詞、数、時制、準動詞、動詞の型、並列の順に検査します。

大学公表の公式正答

Part I:1 D / 2 B / 3 C / 4 B / 5 A / 6 A / 7 C / 8 D / 9 C / 10 D / 11 B / 12 C / 13 D / 14 C / 15 B / 16 D / 17 A / 18 D / 19 B / 20 C

Part II:21 H / 22 J / 23 D / 24 K / 25 J / 26 F / 27 I / 28 G / 29 E / 30 B

Part III:31 C / 32 E / 33 D / 34 A / 35 C / 36 全員加点 / 37 A / 38 C / 39 B / 40 E

記号列は人間科学部の公式解答PDFに基づきます。第36問は正答記号を覚える対象ではありません。大学は問題に不備があったため、解答の有無・内容にかかわらず全受験者へ得点を与えるとしています。自己採点でも任意の記号を正答として扱わず、「大学措置による得点」と別欄に記録してください。

Part I(i):電子廃棄物から金を回収する材料

最初の英文は、電子廃棄物に含まれる金を回収する技術を扱います。読む軸は、材料、処理、回収、再利用の四段階です。乳由来のたんぱく質から作った繊維状材料をスポンジへ加工し、酸性溶液に溶けた金属イオンを捕捉するという流れを、実験の順番どおりに置きます。環境技術の文章では「回収できる」という効果だけでなく、何を原料とし、どの工程で選択性が生じるかが問われます。

選択肢では、研究室規模の実験結果を直ちに社会全体の実用化と読み替える表現を警戒します。may、could、potentialの内容をwill、alwaysへ強めてはいけません。また、廃棄物を減らす技術と、電子機器の使用量そのものを減らす政策は別の論点です。本文にない目的を補わず、研究が直接示した範囲へ戻ります。

独自一行要約:廃棄物由来の材料を使う金回収法は、資源回収と廃棄物利用を同じ工程で結び付けるが、実験結果と大規模実用化は区別して評価する。

Part I(ii):対人距離を国別データで読む

二つ目は、人が会話時に保つ距離と文化差を扱うデータ読解です。平均値の大小だけで順位を答えるのではなく、相手との関係、気温や人口などの説明変数、国ごとのばらつきを分けます。図表がある場合、縦軸・横軸・単位・凡例を先に確認し、本文の説明と図の数値を往復します。

相関を原因へ変えないことが中心です。ある国の平均距離が短くても、国民一人ひとりが常に近く立つとは限りません。また、友人、知人、他人という関係区分が違えば、同じ国でも距離は変わります。選択肢にall、only、directlyがあれば、研究の限定を越えていないか調べます。非公開部分があるため、本文の表現を推測で補わず、正規冊子では各結論の根拠行を確認してください。

Part I(iii):世界語としての英語と学習市場

三つ目は、英語が国境を越える共通語になったことと、英語学習産業の拡大を扱います。「英語が便利である」という価値判断だけで終わらず、誰が学ぶ必要を負い、教育へのアクセスにどのような差が生じるかを読みます。社会現象の説明、産業規模の話、筆者の評価を同じ段落に混ぜないことが重要です。

lingua francaは、すべての話者が母語話者と同じ規範を使うことを意味しません。異なる言語背景の人々が意思疎通のために共通に用いる言語という機能です。学習者数の増加と、学習成果の平等も別です。選択肢では「需要が増えた」から「誰でも十分な教育を受けられる」へ飛躍していないかを確認します。

Part I(iv):LEDと白熱電球の環境負荷

四つ目は、LEDと白熱電球をエネルギー効率、寿命、製造・廃棄の観点から比較します。比較対象を揃えることが最優先です。一個の製造時負荷、同じ明るさを得る使用時電力、交換回数を含む生涯負荷は、それぞれ異なる尺度です。本文がどの期間と機能単位で比べているかを見ます。

longer、less、more efficientの比較級では、何より長いのか、何が少ないのかを補います。使用時の効率が高いからといって、製造と廃棄を含むすべての環境影響が自動的にゼロになるわけではありません。逆に製造負荷があることだけを理由に、寿命全体の利点を否定するのも飛躍です。段階別の数値を同じ表へ置いて判断します。

Part I(v):閏日と暦の歴史

五つ目は、二月に追加日が置かれるまでの暦の歴史です。ローマ暦、季節とのずれ、宗教施設での運用など、複数の時代が登場するため、人物名より変更前・問題・変更後を並べます。「なぜ二月なのか」と「なぜ追加日が必要なのか」は別の問いです。前者は暦の歴史的配置、後者は太陽年と暦年の差に関係します。

歴史説明では、現代の制度が最初から同じ形で存在したと読む誤りが起きます。時を示す副詞、過去完了、受動態を確認し、制度の提案と定着を分けます。修道院などの例が出る場合も、例の具体的役割と文章全体の中心主張を混同しません。段落末に「この例が何を証明するか」を一行で書きます。

Part I(vi):創造的フローと熟練

六つ目は、ジャズ演奏などにおける創造的フローと脳活動を扱います。熟練、意識的な監視の低下、即興、測定結果を因果の鎖として決め付けず、研究が示す関連の範囲を読みます。脳波などの測定値は行動そのものではなく、特定条件で観察された指標です。

「力を抜けば誰でも創造的になる」という読みは誤りです。文章の焦点は、十分な技能を獲得した演奏者が、実行中の過度な自己監視を弱める場面にあります。技能の蓄積と制御の解放は対立せず、順序の違う二段階です。expertise、release、monitoringがどの主語と結び付くかを追い、結果を一般化しすぎない選択肢を選びます。

独自一行要約:創造的フローは準備を省くことではなく、蓄積した技能を土台に、実行中の過度な自己監視が弱まる状態として考える。

Part II:前置詞・副詞は熟語と文型の両方で決める

選択肢はabout、across、around、for、from、into、off、on、out、to、withと「語を入れない」です。公式正答はH、J、D、K、J、F、I、G、E、Bです。単語番号を丸暗記せず、前後の語と結び付けます。公開範囲で確認できる代表例では、jump on the bandwagon、hand-to-mouth、with the benefit of hindsight、be privy to、tap into、turn out、be off to bed、tell A from B、across-the-boardのまとまりが判断材料になります。

前置詞は日本語訳が一対一に対応しません。privyは「内情に通じて」であってもtoを取り、tell A from Bは「AとBを見分ける」でfromを使います。tap intoではintoが新しい資源・能力へ入り込んで利用する方向を表します。turn outは「判明する」という自動詞句にも「明かりを消す」という他動詞句にもなるため、後続する補語・目的語から選びます。

復習では、空所を含む入試文を転載するのでなく、「語の前後二語」「品詞」「句全体の意味」「自作例文」を記録します。例えばThe plan turned out to be impractical.ならturned outは自動詞句、to be impracticalは結果の内容です。熟語帳の日本語だけでなく、文の中で目的語を直接取るかまで確かめます。

Part III:誤り判定と第36問の扱い

Part IIIは各文の指定箇所から語法・文法上の誤りを選びます。公式正答はC、E、D、A、C、全員加点、A、C、B、Eです。検査順は、主語と有限動詞、単数・複数、時制と態、準動詞、動詞の自他、前置詞、比較、並列です。全文を自然な日本語へ訳して違和感を探すだけでは、意味が通る文法誤りを見落とします。

第36問について、こちらで「本来の正解」を推定して掲載しません。大学公式の措置は全受験者への得点付与であり、特定の選択肢を公式正答としたものではないからです。復習時は第36問を正誤率の集計から外し、残る9問でどの検査段階を飛ばしたかを記録してください。

10分の処理法:各文45秒で骨格と一致を確認し、明確な誤りがなければ動詞の型と並列へ進みます。5分経過時に5問へ届いていなければ保留印を付けて先へ進み、最後の2分で限定語とマーク位置を確認します。

独自英文の和訳・SVOC・節・自他動詞・修飾関係

以下は2026年度の題材に合わせて日本英語塾が作成した英文です。入試本文の引用ではありません。まず有限動詞を囲み、節の境界を引いてから訳してください。

独自英文と和訳 SVOC・節 動詞・修飾
The sponge captures gold ions that would otherwise remain in acidic waste.
そのスポンジは、そうでなければ酸性廃液に残る金イオンを捕捉する。
sponge(S) / captures(V) / ions(O)。that節はionsを修飾。 captureは他動詞、remainは連結動詞。otherwiseは反事実的な条件を補う。
How closely people stand depends partly on whom they are speaking to.
人々がどれほど近くに立つかは、誰と話しているかに部分的に左右される。
How closely以下が名詞節(S) / depends(V)。whom節はonの目的語。 stand、depend、speakは自動詞。depend on、speak toの前置詞を保つ。
Although English connects speakers across borders, access to instruction remains unequal.
英語は国境を越えて話者を結び付けるが、教育へのアクセスは不平等なままである。
Although節は譲歩。主節はaccess(S) / remains(V) / unequal(C)。 connectは他動詞、remainは連結動詞。across bordersはconnectsを修飾。
LED bulbs last longer because they convert less energy into heat.
LED電球は、熱に変えるエネルギーが少ないため、より長く使える。
bulbs(S) / last(V)。because節は理由。 lastは自動詞、convert A into Bは他動詞構文。longerはlastを修飾。
The extra day was placed in February because March once marked the beginning of the Roman year.
かつて三月がローマ暦の年初を示していたため、追加日は二月に置かれた。
day(S) / was placed(V)。because節内はMarch(S) / marked(V) / beginning(O)。 place、markは他動詞。主節は受動態。onceはmarkedを修飾。
Creative flow becomes more likely when skilled performers stop monitoring every movement consciously.
熟練した演奏者がすべての動きを意識的に監視するのをやめると、創造的フローは生じやすくなる。
flow(S) / becomes(V) / likely(C)。when節は時・条件。 becomeは連結動詞、stopは他動詞で動名詞を取る。consciouslyはmonitoringを修飾。

二つ目の文では、How closely people stand全体が主語です。dependは目的語を直接取らずonを必要とし、whom節全体が前置詞onの目的語になります。疑問詞を含む名詞節では語順が平叙文になっている点も確認します。

六つ目のstop monitoringは「監視することをやめる」です。stop to monitorなら「監視するために立ち止まる」となり、意味が変わります。Part IIIでは、このように動詞が取る不定詞・動名詞の違いを、訳の自然さではなく語法として判定します。

誤答を7種類に分ける

  • 実験と実用化の混同:金回収の実験結果を大規模導入済みと読んだ。
  • 相関の因果化:対人距離の国別傾向を一つの要因だけで説明した。
  • 範囲の拡大:some、may、tend toをall、willへ強めた。
  • 比較軸の混同:LEDの製造、使用、廃棄を同じ期間で比較しなかった。
  • 時系列混同:暦の変更理由と現代の制度を同時代の事実として読んだ。
  • 語法の分解不足:前置詞を動詞・形容詞とのまとまりで覚えていなかった。
  • 不備問の誤集計:第36問へ独自の正答を設定し、通常問題として採点した。

復習ノートには「公式正答」「根拠の種類」「自分の誤り」「次回の確認動作」を書きます。「読解力不足」では動作が変わりません。相関の因果化なら、次回はcause、associate、suggestの主語と目的語を囲む、と具体化します。語法なら、空所の答えだけでなく同じまとまりを使う独自例文を一つ作ります。

7日間の復習計画

  1. 正規問題冊子を使い、60分で40問を解く。第36問は回答しても採点欄を分ける。
  2. Part Iの6英文を「対象・変化・理由」の三列で要約し、誤答根拠を本文へ戻す。
  3. 電子廃棄物、対人距離、英語学習の3題を、実験・相関・社会評価の違いで整理する。
  4. LED、暦、創造的フローの3題を、比較軸・時系列・研究の限定で整理する。
  5. Part IIの10問を句の単位で覚え、自作例文を作って前置詞を空所に戻す。
  6. Part IIIの9問を検査順で解き直し、独自英文6文のSVOCと節を説明する。
  7. 誤答だけを20分で再試験し、残り40分で別年度の同形式へ移る。

独自10点評価は、公式正答との一致2点、本文根拠を示せること2点、6題の一行要約2点、語法・構文説明2点、60分内の完遂と見直し2点です。大学公式の採点基準ではなく、再受験時に同じ誤りを減らすための自己評価です。

よくある質問

国英型と数英型で英語問題は違いますか。

違いません。2026年度一般選抜の英語は両方式に共通です。方式によって英語と組み合わせる大学独自科目が国語または数学になります。

英語は90分ですか。

2026年度は60分・50点です。人間科学部は2025年度から従来の90分を60分へ短縮し、問題数も減らしました。旧年度の配分をそのまま使わないでください。

第36問はどの記号が正解ですか。

大学は特定記号を正答として示さず、出題不備のため全受験者へ得点を与えています。本記事でも「全員加点」と表示し、独自の正答を作りません。

公式PDFだけで長文全文を読めますか。

著作権上省略された箇所があるため、全範囲を精読できるとは限りません。非掲載箇所を含む復習には正規問題冊子を用意してください。

和訳は実際の過去問本文ですか。

いいえ。掲載した6文は年度固有の題材に合わせた独自英文です。入試本文を転載せず、SVOC、節、自動詞・他動詞、修飾関係を練習できるよう作成しています。

編集・検証方針

日本英語塾編集部が、早稲田大学入学センターの2026年度問題ページ、10ページの英語問題PDF、人間科学部の4ページの解答例・出題意図PDF、入試変更資料を照合しました。40問の公式記号列、国英型・数英型の共通範囲、60分・50点、第36問の全員加点だけを大学公式情報として扱い、テーマ要約、時間配分、独自英文、和訳、SVOCは独自解説として区別しています。

問題本文・設問・選択肢を転載せず、Web非掲載部分も復元していません。更新時は公式資料の公開状態、訂正情報、方式、リンク切れを再確認します。

人間科学部の年度横断ページ早稲田全学部ハブ全国大学英語アーカイブ編集・出典方針

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