will と be going to の違い|今決めたか前から決まっているか|英文法Q&A
― 「今決めた」か「前から決まっている」か
未来の言い方は、どちらでもよいわけではありません。will=発話のその場で決めた意志・予測、be going to=前からある予定や、今の兆候からの予測。「いつ決まったか」で選びます。
Q. will と be going to は、どう使い分けますか?
A. 核は「いつ決まったか・何を根拠にするか」。will=その場で今決めた意志(I'll get it.)や、単なる予測(It will rain.)。be going to=前から決めていた予定・意図(I'm going to study abroad.)や、今の兆候にもとづく予測(It's going to rain.=雲がある)。未来の基礎は中学英語B06(未来)で整理します。
1. 結論 ― 今決めたか、前から決まっているか
will=発話のその場で決めた意志、または根拠を問わない単純な予測。be going to=前から決めていた予定・意図、または今の兆候からの予測。「いつ決まったか・何を根拠にするか」で選ぶ。
I'm going to visit my grandmother this weekend.(前からの予定 → be going to)
2. 使い分け
| 場面 | 使う形 | 例 |
|---|---|---|
| その場で決めた意志 | will | I'll help you. |
| 前から決めていた予定 | be going to | I'm going to buy a car. |
| 単なる予測 | will | He will probably win. |
| 兆候にもとづく予測 | be going to | It's going to rain. |
3. 例文で確認
"It's a bit cold in here." "OK, I'll close the window."
「ここ、少し寒いね。」「じゃあ、窓を閉めるよ。」
相手の発言を聞いてその場で決めた意志なので I'll。前もって計画していたわけではありません。
We're going to move to a new apartment next month.
私たちは来月、新しいアパートに引っ越す予定だ。
すでに決まっている計画なので be going to。will より「前から決めていた」感じが出ます。
Look at those dark clouds. It's going to rain soon.
あの黒い雲を見て。もうすぐ雨が降りそうだ。
「雲」という今ある根拠からの予測なので be going to。根拠のない単なる予想なら It will rain. でも言えます。
4. つまずきやすい形
(1) その場の意志 will、前からの予定 be going to
「今、決めた」なら will、「前から、決めていた」なら be going to。申し出(I'll carry it for you.)はその場の意志なので will です。
(2) 現在進行形も「確定した予定」を表す
約束や予約など決まった予定は、現在進行形でも表せます。I'm seeing the dentist at three.(3時に歯医者の予約がある)。
(3) 時・条件の副詞節は、未来でも現在形
when / if などの副詞節の中は、未来のことでも現在形。When he arrives, I'll call you.(× when he will arrive)。If it rains, we'll stay home.(× if it will rain)。頻出の要注意点です。
(4) 「主語の強い意志」も will
拒否・固執などの意志は will / won't。The door won't open.(ドアがどうしても開かない)。無生物でも「意志」的に使われます。
5. 原理とのつながり
未来表現は、「今の時点から、未来をどう捉えるか」の違いです。will は、発話の瞬間に生まれる意志や判断を未来へ向ける。be going to は、すでに存在する予定や兆候が未来へ向かっている、と述べる。だから「いつ決まったか」「何を根拠にするか」で選べます。時制を「どの時点を基準に見るか」で捉える発想は、時制の一致(こちら)や、文全体の骨格(第1講)とも一貫します。丸暗記ではなく、話し手の視点から未来を捉えましょう。
6. 次に読む
未来を、話し手の視点から
will と be going to は、「今決めたか、前から決まっているか」で選びます。日本英語塾は担任制のオンライン英語専門塾です。未来表現を丸暗記でなく視点から捉え、副詞節の時制まで正しく扱う力を、指導します。全国どこからでも受講できます。
