関係副詞 where/when/why/how の使い分け|英文法Q&A
― 後ろが「完全な文」なら関係副詞
関係副詞と関係代名詞の見分けは、意味ではなく後ろの文の形で決まります。関係詞の後ろが完全な文(欠けがない)なら関係副詞、名詞が欠けていれば関係代名詞。この一点です。
Q. 関係副詞 where / when / why / how は、いつ使いますか? 関係代名詞との違いは?
A. 判断基準は「関係詞の後ろが、完全な文か不完全な文か」。完全な文(主語も目的語もそろう)が続けば関係副詞。名詞が欠けた不完全な文が続けば関係代名詞。関係副詞は先行詞で選び、場所=where、時=when、理由=why、方法=how。関係詞を「欠所」で捉える発想は、無料講座『英文の原理』第14講で整理します。
1. 結論 ― 完全な文か、不完全な文か
関係詞の後ろが完全な文(欠所なし)→ 関係副詞(where / when / why / how)。後ろが不完全な文(主語・目的語が欠ける)→ 関係代名詞(which / who / that)。先行詞が場所・時・理由・方法なら関係副詞を疑う。
the town that I visited … 後ろ I visited ▢ は目的語が欠ける → 関係代名詞
2. 4つの関係副詞
| 関係副詞 | 先行詞 | 言い換え(前置詞+which) |
|---|---|---|
| where | 場所(the place …) | in / at which |
| when | 時(the day / time …) | on / in which |
| why | 理由(the reason) | for which |
| how | 方法(the way) | in which |
3. 例文で確認
This is the café where we first met.
ここが、私たちが初めて会ったカフェだ。
後ろの we first met は完全な文(欠けなし)。先行詞が場所なので where。= the café in which we first met です。
I remember the day when we moved. / Tell me the reason why you refused.
引っ越した日を覚えている。/断った理由を教えて。
時の先行詞には when、理由(the reason)には why。どちらも後ろは完全な文です。
This is how she solved the problem.
これが、彼女がその問題を解いた方法だ。
方法は how。ただし the way と how は一緒に使えません(次項)。the way she solved it でも同じ意味です。
4. つまずきやすい形
(1) 後ろが完全か不完全かで決める
先行詞が場所でも、後ろが不完全なら関係代名詞。the house which I bought(bought の目的語が欠ける)は which。形で判断します。
(2) the way how は不可
方法は the way か how のどちらか一方。× the way how とは言いません。the way S V か how S V です。
(3) 先行詞は省略できることがある
the place / the time / the reason は省略可。This is where I live.(場所)/That's why I called.(理由)。先行詞なしでも通じます。
(4) where / when は非制限用法も
コンマ付きで補足説明にもなります。We visited Nara, where many deer live.(奈良、そこには多くの鹿がいる)。非制限は第15講で扱います。
5. 原理とのつながり
関係代名詞と関係副詞の違いは、「後ろの文に、名詞の欠所があるか」だけです。関係代名詞は、後ろの節で主語や目的語が欠けている(その欠所を先行詞が埋める)。関係副詞は、後ろの節が完全で、先行詞との関係は「場所・時・理由・方法」という副詞的なもの――だから名詞は欠けません(第14講)。この「後ろが完全か不完全か」で見る発想は、関係代名詞の省略や、that / what の識別、強調構文の見分けとも一貫します。訳ではなく形で捉えるのが、関係詞攻略の近道です。
6. 次に読む
関係副詞を、後ろの形から
関係副詞と関係代名詞は、「後ろが完全か不完全か」で見分けます。日本英語塾は担任制のオンライン英語専門塾です。関係詞を訳でなく形で捉え、読解で構造を追う力を、指導します。全国どこからでも受講できます。
