It takes 人 時間 to do の意味|〜するのに時間がかかる(形式主語)|英文法Q&A
― 〜するのに時間がかかる
It takes two hours to get to the airport.(空港まで2時間かかる)。It takes (人) 時間 to do=「(人が)〜するのに(時間)がかかる」。この it は形式主語で、本当の主語は後ろの to do です。
Q. It takes two hours to get there. の It は「それ」ですか?
A. いいえ。この It は形式主語(仮の主語)で、訳しません。本当の主語は後ろの to get there(そこへ行くこと)です。英語は「長い to 不定詞句」を主語の位置に置くのを嫌い、仮の It を立てて、本物を後ろに回します(It is easy to read … と同じ形式主語)。take は「(時間・労力)を要する」。だから It takes two hours to get there=「そこへ行くことは、2時間を要する」=「2時間かかる」。「誰にとって」を言うなら、It takes + 人 + 時間 + to do――It took me two hours to finish it.(それを終えるのに私は2時間かかった)。この「人」は、for 人(意味上の主語)と近い働きです。仲間に cost(お金がかかる:The book cost me $10.)があり、take=時間・労力、cost=お金。一方 spend は「人」が主語(I spent two hours reading.)で、視点が逆になります。
1. 結論 ― it は形式主語、真主語は to do
It takes (人) 時間 to do=「(人が)〜するのに時間がかかる」。It=形式主語(真主語は to do)。take=時間・労力を要する。お金なら cost 人 金、人が主語なら spend。
2. 時間・費用の言い方
| 構文 | 主語 | 例 |
|---|---|---|
| It takes 人 時間 to do | It(形式) | It takes an hour to … |
| S cost 人 金 | もの・こと | It cost me $10. |
| 人 spend 時間 (in) -ing | 人 | I spent an hour reading. |
3. 例文で確認
It takes two hours to get to the airport.
空港まで行くのに、2時間かかる。
It(形式主語)=to get to the airport。「そこへ行くことは2時間を要する」。
It took me a week to read the book.
その本を読むのに、私は1週間かかった。
「誰にとって」を me で明示。It took + 人 + 時間 + to do の語順です。
How long does it take to learn English?
英語を身につけるのに、どれくらいかかりますか?
時間を尋ねるときは How long does it take to do?。it と to do の枠はそのままです。
4. つまずきやすい形
(1) it は形式主語(訳さない)
It は「それ」ではなく仮の主語。中身は後ろの to do。訳出しません。
(2) 人は It takes 人 時間 to do
「その人にとって」は It takes + 人 + 時間(It took him …)。人は時間の前に置きます。
(3) take=時間、cost=お金
take は時間・労力、cost はお金(It cost me $10.)。要求するものが違います。
(4) spend は「人」が主語
I spent two hours (in) reading.(人+spend+時間+-ing)。take / cost とは主語の視点が逆です。
5. 原理とのつながり
It takes 人 時間 to do の It は、後ろの to do を指す形式主語(仮の主語)です。英語は「長い to 不定詞句を主語の位置に置く」のを嫌い、まず軽い It を立て、本物(to do)を後ろに回します。これは It is easy to read this book(=形式主語 It)と同じ仕組み。It takes ~ to do も、直訳すれば「to do することは、時間を要する(take)」なのです。ここに「人」を挟むと「その人にとって」となり、for 人(意味上の主語)と役割が重なります。次に、take と cost は「もの・こと」を主語にして、「(人に)〜を要求する・かからせる」動詞です。give 人 もの(第4文型)が「与える」方向なら、cost 人 金 / take 人 時間 は「(人から)時間・お金を要する」方向――どちらも「人 + もの」の語順(SVOO的)を取ります。対して spend は「人」が主語で「人が時間を費やす」――視点が逆です。整理すると、①It=形式主語(真主語は to do)、②take / cost=ことが人に要求(人+時間/金)、③spend=人が費やす。この3点で、時間・費用の言い方が一望できます。長い主語を It で受けて後ろに回す――英語の「重いものは後ろへ」という発想を掴めば、形式主語の文がすっきり読めます。それが土台です。
6. 次に読む
It takes を、「形式主語」から
重い主語は It で受けて後ろへ――take/cost/spend の視点も一望できます。日本英語塾は担任制のオンライン英語専門塾です。形式主語を構造から捉える力を、指導します。全国どこからでも受講できます。
