同格の of の見分け方|the city of Kyoto は「京都という都市」|英文法Q&A

英文法Q&A 構造で解く|名詞・前置詞
同格の of
― the city of Kyoto =「京都という都市」

the city of Kyoto は「京都都市」ではなく、「京都という都市」=京都そのもの。この ofA = B を表す同格の of です。the problem of pollution(汚染という問題)のように、抽象名詞の中身を開く働きをします。

Q. the city of Kyotoof は「〜の」と訳して合っていますか?
A. ここは「〜の」ではなく「BというA」と訳す同格の of です。A of B の A と B がイコールの関係で、the city of Kyoto=「京都という都市(=京都)」。the problem of pollution(汚染という問題)、the art of cooking(料理という技術)、a feeling of joy(喜びという感情)も同じ。前の抽象名詞problem / art / feeling)が「何の?」と中身を求め、of + 名詞がその正体を具体的に開くのです。これは、家の一部を表す the roof of the house(家の屋根)のような所有・部分の of(〜の)とは別。中身をで開くのが同格の that(the fact that …)名詞で開くのがこの同格の of です。

1. 結論 ― A of B で A = B(BというA)

判断基準

同格の of=A of B で A と B がイコール(「BというA」)。抽象名詞(problem / idea / habit)の中身を of + 名詞で開く。所有・部分の of(「〜の」)とは別物。

the city of Kyoto(京都という都市=京都/A=B) ⇔ the roof of the house(家の屋根=部分)

2. 同格の of と所有の of

種類 関係
同格の of A = B(BというA) the city of Kyoto
同格の of 抽象名詞の中身 the idea of freedom
所有・部分の of A の B(〜の) the leg of the table

3. 例文で確認

EX 1|the ~ of 固有名詞(BというA)

We spent three days in the city of Nara.

私たちは奈良という街で3日間過ごした。

the city of Nara=「奈良という都市(=奈良)」。cityNara同じものを指します。

EX 2|抽象名詞の中身を開く

They discussed the problem of climate change.

彼らは気候変動という問題について話し合った。

the problem of ~=「〜という問題」。problem中身climate change だと of が開いています。

EX 3|habit / idea of(〜という)

He has the habit of getting up early.

彼は早起きするという習慣がある。

the habit of -ing=「〜する習慣」。of の後ろが動名詞でも、中身を開く同格の働きは同じです。

4. つまずきやすい形

(1) 「〜の」でなく「〜という」

同格の of は A = Bthe city of Kyoto を「京都の都市」と訳すと不自然。「京都という都市」=京都、と捉えます。

(2) 前が抽象名詞かを見る

problem / idea / fact / art / sense / habit など中身を必要とする抽象名詞の後ろでは、of は同格になりやすい。「何の?」と中身を開くイメージです。

(3) 所有・部分の of と区別

the roof of the house(家の屋根)は部分(A ≠ B)。同格(A = B)とは関係が逆です。A と B が同じものかで見分けます。

(4) 中身が節なら that

中身が名詞なら of文(節)なら thatthe fact that he lied)。同格の that と使い分けます。

5. 原理とのつながり

同格の of は、特別な例外ではなく「名詞のまとまりを“核 + 中身”で組み立てる」という英語の発想から理解できます。the problem(問題)と言われると、聞き手は自然に「何の問題?」と中身を求めます。その求めに応えて、of pollution(汚染という中身)を後ろから足す――これが同格の of です。of はもともと「全体からの分離・所属」を表しますが、抽象名詞のあとでは「その名詞の正体を具体的に開く」働きに転じ、A = B の同格になります。この「核となる名詞を先に置き、中身を後ろから具体化する」構造は、で中身を開く同格の that(the idea that …)まったく同じ設計――開くのが名詞か節かの違いだけです。さらに、名詞を「個体か広がりか」で捉える可算・不可算や、名詞に情報を足す冠詞の見方とも地続き。名詞句を「核+説明」の組み立てとして見る――それが、同格を含む名詞のまとまりを読み解く土台です。

6. 次に読む

同格の of を、「核+中身」から

抽象名詞の中身を of で開く――名詞句を「核+説明」で見れば読解が速くなります。日本英語塾は担任制のオンライン英語専門塾です。名詞のまとまりを構造から捉える力を、指導します。全国どこからでも受講できます。

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