同格の that の使い方|〜という事実・後ろは完全な文|英文法Q&A

英文法Q&A 構造で解く|that
同格の that
― 「〜という[名詞]」=名詞の中身を説明する

the fact that …(〜という事実)の that は、前の名詞の中身を説明する「同格の that」です。名詞と that 節がイコールの関係。関係代名詞と違い、後ろには完全な文が続きます。

Q. the fact that …that は何ですか? 関係代名詞とどう違いますか?
A. これは同格の thatで、前の名詞の内容を、that 節で言い換える働きです(名詞=that節のイコール関係)。「〜という[名詞]」と訳します。決め手は「後ろが完全な文か」――同格の that の後ろは完全(欠けなし)。関係代名詞の that は後ろが不完全(主語か目的語が欠ける)。同格をとる名詞は fact / idea / news / belief / hope / doubt / possibility など限られます。that の識別は無料講座『英文の原理』第16講で整理します。

1. 結論 ― 名詞=that節(後ろは完全)

判断基準

同格の that=前の名詞の中身を説明する(名詞=that節)。後ろは完全な文。「〜という[名詞]」と訳す。同格をとる名詞は fact / idea / news / belief / hope / doubt / possibility / conclusion など抽象名詞に限られる。

the fact that he lied(彼が嘘をついた という事実
the fact =「he lied」という内容(イコール)。後ろ he lied は完全な文

2. 同格の that と関係代名詞の that

後ろの文 意味
同格の that 完全(欠けなし) 〜という[名詞](名詞=内容)
関係代名詞の that 不完全(主語/目的語が欠ける) 〜する[名詞](名詞を修飾)

3. 例文で確認

EX 1|同格(後ろは完全)

The news that our team won surprised everyone.

私たちのチームが勝ったという知らせは、皆を驚かせた。

the news の中身が「our team won」。後ろは完全な文(欠けなし)なので同格。「勝ったという知らせ」と訳します。

EX 2|同格をとる名詞いろいろ

There is no doubt that she is honest. / the idea that time is money

彼女が正直だということに疑いはない。/時は金なりという考え

doubt / idea / belief / hope など、中身を持てる抽象名詞が同格の that をとります。「〜ということ/という〜」です。

EX 3|対比(同格 vs 関係代名詞)

the fact that he lied(同格)/ the fact that he mentioned(関係代名詞)

彼が嘘をついたという事実/彼が言及した事実

前者は後ろが完全(he lied)=同格。後者は mentioned の目的語が欠ける=関係代名詞後ろの完全・不完全で見分けます。

4. つまずきやすい形

(1) 後ろが完全なら同格

名詞+that の後ろが完全な文なら同格(〜という)、不完全なら関係代名詞(〜する)。that の識別と同じ手順です。

(2) 同格をとる名詞は限られる

どんな名詞でも同格 that をとれるわけではありません。fact / idea / news / belief / hope / doubt / possibility / conclusion / evidence など、中身を持てる抽象名詞です。

(3) 「〜という」と訳す

同格は「名詞=that節」なので、「〜という[名詞]」と訳すと自然。the possibility that it may rain(雨が降るかもしれないという可能性)。

(4) 前置詞は挟まない

the fact of that … のように of を入れるのは誤り。同格の that は名詞の直後に置きます(the fact that …)。

5. 原理とのつながり

同格の that が作るのは、名詞の内容を説明する that 節(名詞節)です(第16講)。the fact だけでは「どんな事実か」が空っぽ――その中身を that 節が埋め、名詞とイコールで結びます。だから後ろは、内容として完結した完全な文になります。一方、関係代名詞の that は名詞を修飾する(説明を付け足す)ので、後ろで名詞が欠けます。同じ the fact that でも、「後ろが完全か不完全か」で役割が決まる――この一貫した見方が、that・関係詞・強調構文の読解を支えます。挿入・同格の応用は難関大の挿入・同格で。

6. 次に読む

同格の that を、完全・不完全から

同格の that は、名詞の中身を説明し、後ろに完全な文が続きます。日本英語塾は担任制のオンライン英語専門塾です。that を「完全・不完全」で見抜き、読解で構造を追う力を、指導します。全国どこからでも受講できます。

体験授業のご案内
『英文の原理』を見る

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です