中2英語 to+動詞の原形|不定詞の3つの使い方|日本英語塾
― 不定詞の3つの使い方
〈to + 動詞の原形〉は、動詞を「名詞・形容詞・副詞」として使う道具です。中2の山場であり、高校英語の土台にもなります。
〈to + 動詞の原形〉を不定詞といいます。動詞なのに、名詞のように「〜すること」、形容詞のように「〜するための」、副詞のように「〜するために」と、3つの使い方ができるのが特徴です。中2の大きな山ですが、ここを押さえると、高校で学ぶ『英文の原理』第2講(準動詞)や第20・21講(不定詞)が、すっと理解できます。
1. 名詞的用法 ―「〜すること」
不定詞が「〜すること」という名詞のはたらきをします。文の主語・目的語・補語になります。
To swim is fun.(泳ぐことは楽しい=主語)
My dream is to be a pilot.(夢はパイロットになること=補語)
2. 形容詞的用法 ―「〜するための・〜すべき」
不定詞が名詞の後ろについて、その名詞を説明します(「どんな名詞か」)。
Give me something to drink.(何か飲むものをください)
ポイントは名詞の直後にあること。work to do(すべき仕事)、something to drink(飲むもの)のように、前の名詞を後ろから説明します。
3. 副詞的用法 ―「〜するために・〜して」
不定詞が、動詞などを説明します。主に「目的(〜するために)」と「感情の原因(〜して)」です。
I'm glad to see you.(あなたに会えてうれしい=原因)
4. 見分け方 ― 置かれている場所で決まる
不定詞の3用法は、置かれている場所で決まる。名詞の場所(主語・目的語・補語)なら名詞的、名詞の直後なら形容詞的、それ以外なら副詞的。
| 用法 | 場所 | 訳 |
|---|---|---|
| 名詞的 | 主語・目的語・補語 | 〜すること |
| 形容詞的 | 名詞の直後 | 〜するための・〜すべき |
| 副詞的 | それ以外 | 〜するために・〜して |
5. 確認問題
下線部の不定詞が名詞的・形容詞的・副詞的のどれかを考えてから、解答を開いてください。
(1) She wants to become a teacher.
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名詞的用法。wants(〜したい)の目的語の場所にあり、「〜になること」。「彼女は先生になりたい」。
彼女は先生になりたい。
(2) I have no time to watch TV.
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形容詞的用法。名詞 time の直後で、それを説明。「テレビを見る(ための)時間がない」。
私にはテレビを見る時間がない。
(3) He studies hard to pass the exam.
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副詞的用法(目的)。SV が揃った後ろにあり、「試験に合格するために」。「彼は試験に合格するために一生懸命勉強する」。
彼は試験に合格するために一生懸命勉強する。
(4) To learn a language takes time.
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名詞的用法(主語)。文の主語の場所。「言語を学ぶことは時間がかかる」。
言語を学ぶことは時間がかかる。
(5) We were surprised to hear the news.
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副詞的用法(感情の原因)。感情を表す surprised の後ろで、「〜して」。「その知らせを聞いて驚いた」。
私たちはその知らせを聞いて驚いた。
6. この回のまとめ
| 名詞的用法 | 「〜すること」。主語・目的語・補語になる |
|---|---|
| 形容詞的用法 | 「〜するための」。名詞の直後で説明 |
| 副詞的用法 | 「〜するために/〜して」。目的・感情の原因 |
| 見分け方 | 置かれている場所で決まる(名詞の場所/名詞の直後/それ以外) |
| 高校へ | 『英文の原理』第8講・第20・21講の土台。用法名より「場所」を見る |
不定詞と対になるのが、次回の動名詞(〜ing)です。どちらも「動詞を名詞などとして使う」仲間で、高校では「準動詞」としてまとめて扱います。
