provided (that) / given (that) の意味|分詞由来の条件・前提接続詞|英文法Q&A
― 分詞が接続詞になった条件・前提
provided (that) S V=「〜という条件で(=if)」/given (that) S V=「〜を考慮すると」。これらは動詞の分詞が接続詞化したもの。分詞構文の名残で、if の言い換えの引き出しになります。
Q. provided や given が、なぜ「もし〜なら」「〜を考慮すると」という接続詞になるのですか?
A. 動詞の分詞が、接続詞のように固まったからです(分詞構文の一種)。①provided (that) S V=「〜という条件で・もし〜なら」(=if)。provide(与える)の過去分詞で、「(その条件が)与えられれば」→「もし〜なら」。providing (that)(現在分詞)も同義です。②given (that) S V=「〜を考慮すると・〜だとすれば」(前提・理由)。give の過去分詞で、「(それが)与えられているとして」→「〜を前提に」。③supposing (that) S V=「もし〜なら」(suppose=仮定する の現在分詞)。provided / providing / supposing は「条件(if 系)」、given は「前提・理由」とニュアンスが分かれるのは、provide / suppose が「これから仮定する」、give が「すでに与えられている(既定)」という動詞の意味の違いから。that は省略が普通。後ろには完全な節(S V)が続き、時・条件を表すなら現在形です。
1. 結論 ― 分詞が条件・前提の接続詞に
provided / providing (that)=「〜という条件で」(=if)。given (that)=「〜を考慮すると」(前提)。supposing (that)=「もし〜なら」。動詞の分詞が接続詞化。that は省略可。
2. 接続詞の一覧
| 接続詞 | 意味 | 元の動詞 |
|---|---|---|
| provided / providing (that) | 〜という条件で(if) | provide |
| given (that) | 〜を考慮すると | give |
| supposing (that) | もし〜なら | suppose |
3. 例文で確認
I'll go, provided that you come too.
君も来るという条件でなら、行くよ。
provided that=「〜という条件で」(=if)。that は省略可(provided you come)。
Given that he is a beginner, he did very well.
初心者だと考えれば、彼はとてもよくやった。
given that=「〜を考慮すると」。provided(条件)より前提・理由寄りです。
Supposing it rains, what shall we do?
もし雨が降ったら、どうしましょうか?
supposing (that)=「もし〜なら」。If it rains と近い意味で、仮定を導きます。
4. つまずきやすい形
(1) provided = if(条件)
provided / providing (that) は「〜という条件で」=if。条件を強調した、ややかたい言い方です。
(2) given = 前提・考慮
given (that) は「〜を考慮すると」。すでにある事実を前提に置きます。given + 名詞(given his age=彼の年齢を考えると)も可です。
(3) that は省略が普通
provided (that) / given (that) の that は省くのが自然。後ろは完全な文(S V)が続きます。
(4) 節内は時・条件なら現在形
条件を表すとき、節内は未来でも現在形(provided it rains)。if 節と同じルールです。
5. 原理とのつながり
provided / given / supposing が「もし〜なら」「〜を考慮すると」という接続詞になるのは、動詞の分詞が、接続詞のように固まったからです。これは分詞構文の一種――分詞が「漠然とした状況(it)」を意味上の主語にして、そのまま接続詞的に機能する形です。だから、元の動詞の意味から、それぞれのニュアンスがきれいに導けます。provided は provide(与える)の過去分詞で、「(その条件が)与えられれば」→「〜という条件で・もし〜なら」(=if)。現在分詞の providing も同義です。given は give の過去分詞で、「(それが)すでに与えられているとして」→「〜を前提・考慮に」。supposing は suppose(仮定する)の現在分詞で、「〜と仮定すれば」=「もし〜なら」。ここで面白いのは、「条件(if 系)」の provided / supposing と、「前提・理由」の given の違いが、動詞の意味の差から出ていること。provide / suppose は「これから仮定・提供する」(=未確定の条件)、given は「すでに与えられている」(=確定した前提)――だから前者は「もし〜なら」、後者は「〜だとすれば・考慮すると」になるのです。that はよく省略され、後ろには完全な節(S V)が続く。条件を表すなら節内は現在形で、if 節と同じです。英語は if 以外にも、unless(except if)、命令文+and / or、そして分詞由来の provided / given と、さまざまな形で条件・前提を表せます。「分詞が接続詞化した条件・前提表現」と捉えれば、if の言い換えの引き出しが、また一つ増えます。表現を「元の動詞の意味 + 分詞構文」から捉える。それが土台です。
6. 次に読む
provided / given を、「分詞の接続詞化」から
元の動詞の意味から、条件(if)か前提かが導けます。日本英語塾は担任制のオンライン英語専門塾です。分詞構文から接続詞を捉える力を、指導します。全国どこからでも受講できます。
