what is called / what is more の意味|関係詞 what の慣用表現|英文法Q&A

英文法Q&A 構造で解く|関係詞
what is called / what is more
― 関係詞 what の慣用表現

what is called ~(いわゆる〜)/what is more(さらに)/what he is(今の彼)。これらは、先行詞を含む関係代名詞 what(=the thing which)を使った決まり文句。丸暗記でなく、what の芯から意味が導けます。

Q. what is calledwhat is more は、なぜこういう意味になるのですか?
A. すべて what=「the thing which(〜こと・もの)」という先行詞を含む関係代名詞から説明できます。what が「〜こと・もの」という名詞のかたまりを作り、それが挿入句や補語になるのです。①what is called ~ / what we call ~=「(人々に)呼ばれているもの」→「いわゆる」(=so-called)。名詞の前に挿入します(what is called a genius=いわゆる天才)。②what is more=「さらに(言えること)」(=moreover)。前の内容に情報を追加what is worse=「さらに悪いことに」。③what S is=「S であるもの」→「今の S(人柄・現状)」。what he was / used to be=「昔の彼」。有名な対比が、what he has(財産)と what he is(人柄)――「人の価値は、持ち物(has)ではなく人柄(is)にある」。どれも「先行詞を含む what」を、決まった形で運用したものです。

1. 結論 ― what=「〜こと・もの」を運用した決まり文句

判断基準

what is called ~=いわゆる。what is more=さらに(=moreover)。what S is=今のS(人柄)。すべて whatthe thing which(〜こと・もの)から導ける。

what is called(呼ばれるもの=いわゆる)/what he is(彼であるもの=今の彼)

2. what の慣用表現

表現 意味
what is called / what we call いわゆる
what is more / worse さらに/さらに悪いことに
what S is / was 今のS/昔のS

3. 例文で確認

EX 1|what is called(いわゆる)

He is what is called a self-made man.

彼は、いわゆる自力で成功した人だ。

what is called + 名詞=「(世間で)〜と呼ばれるもの」=「いわゆる〜」。what we call も同じです。

EX 2|what is more(さらに)

He is smart, and what is more, very kind.

彼は賢く、さらに、とても親切だ。

what is more=「さらに(言えば)」(=moreover)。前の内容に情報を付け加えます。

EX 3|what S is(今のS)

I am what I am thanks to my parents.

今の私があるのは、両親のおかげだ。

what I am=「私であるもの」=「今の私(の姿)」。what I was なら「昔の私」です。

4. つまずきやすい形

(1) what is called = いわゆる

名詞の前に挿入して「世間で〜と呼ばれる」を添えます(what we call も同じ)。so-called + 名詞 でも近い意味です。

(2) what is more = moreover

さらに」と情報を追加。what is worse(さらに悪いことに)、what is better(さらに良いことに)も同型です。

(3) what S is(今のS)と what S has(財産)

what he is=人柄・現状、what he was=昔の姿、what he has財産。動詞で意味が変わります。

(4) what=先行詞を含む(the thing which)

これらの what は、先行詞を含む関係代名詞。前に the thing などを足しません

5. 原理とのつながり

what is called / what is more / what S is は、バラバラの熟語ではなく、すべて「先行詞を含む関係代名詞 what」の運用として一つにつながります。what は「the thing which(〜こと・もの)」――それ自身の中に先行詞(the thing)を含んだ関係詞でした。だから what + S V で「S が V する“こと・もの”」という名詞のかたまりを作れます。この性質を決まった形で使ったのが、今回の慣用表現です。①what is called ~ は「(人々に)呼ばれているもの」――受動態 is called と組んで「いわゆる〜」。②what is more は「さらに(付け加えられること)」――more(もっと多くのこと)を what がまとめ、文全体に情報を追加する挿入句になります。③what S is は「S であるもの」――be動詞 と組んで「その人の姿・人柄(現状)」を表し、what S was(昔の姿)と対比されます。有名な A man's worth lies not in what he has but in what he is.(人の価値は持ち物ではなく人柄にある)は、not A but Bwhat の慣用が組み合わさった名文です。どれも、「what=〜こと・もの」という一つの芯から、決まった相方(is called / is more / is)と結んで意味が生まれる――だから、訳語を丸暗記するより、what の芯を持つほうが応用が利きます。関係詞を「何を含んでいるか」で捉える――それが、慣用表現まで見通す土台です。

6. 次に読む

what の慣用を、「先行詞を含む what」から

いわゆる・さらに・今の私――すべて「what=〜こと・もの」から導けます。日本英語塾は担任制のオンライン英語専門塾です。関係詞を「何を含むか」で捉える力を、指導します。全国どこからでも受講できます。

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