if省略の倒置|Were I/Had I/Should you|英文法Q&A
― Were I / Had I / Should you は「if の代わり」
仮定法の if 節は、if を省いて倒置できます。Were I …/Had I …/Should you …。文頭のこの形は、「if が省略された仮定法」の合図。読解で見抜けると、一気に構造が取れます。
Q. Were I you, … や Had I known … のような文頭の倒置は何ですか?
A. これは仮定法の if 節から if を省略し、代わりに倒置した形です。倒置できるのは were / had / should の3つ。If I were you → Were I you/If I had known → Had I known/If you should need → Should you need。文頭に Were / Had / Should + 主語 が来たら、「if の省略=仮定法」と読みます。仮定法は仮定法の基本、倒置は否定の倒置とあわせて、無料講座『英文の原理』第30講で整理します。
1. 結論 ― if を省いて倒置する
仮定法の if 節は、if を省略して were / had / should を主語の前に出す(倒置)。文頭の Were / Had / Should + 主語 は「if が省かれた仮定法」の合図。主節は仮定法のまま。
↓ if を省いて had を前へ
Had I known the truth, I would have told you.(倒置)
2. 倒置できる3つのパターン
| もとの if 節 | 倒置形 |
|---|---|
| If I were … | Were I … |
| If I had 過去分詞 … | Had I 過去分詞 … |
| If you should … | Should you … |
3. 例文で確認
Were I in your position, I would decline the offer.
私があなたの立場なら、その申し出は断るだろう。
If I were in your position の if を省き、were を前へ。現在の事実に反する仮定です。
Had I left earlier, I would have caught the train.
もっと早く出ていれば、電車に間に合ったのに。
If I had left の倒置。Had + 主語 + 過去分詞 は、過去の事実に反する仮定の合図です。
Should you have any questions, please contact us.
万一ご質問があれば、ご連絡ください。
If you should have の倒置。Should you … は「万一〜なら」の丁寧・格式的な表現で、案内文でよく使われます。
4. つまずきやすい形
(1) 文頭の Were/Had/Should + 主語を見たら仮定法
疑問文でもないのに Were / Had / Should が文頭にあれば、if の省略された仮定法。頭の中で if を補って読みます。
(2) 倒置できるのはこの3語だけ
倒置できるのは were / had / should。× Knew I the answer … のように、一般動詞は倒置できません(If I knew … のまま)。
(3) 主節は仮定法のまま
if 節を倒置しても、主節の形(would / could / might + …)は変わりません。Had I known, I would have …。仮定法の骨格はそのままです(仮定法の基本)。
(4) 格式的な調子
if 省略の倒置は書き言葉・改まった調子。案内・契約・演説などで使われます。日常会話より、読解や英作文で重要です。
5. 原理とのつながり
if 省略の倒置は、2つの仕組みの組み合わせです。①仮定法(時制をずらして現実からの距離を示す)と、②倒置(要素を前に出して語順を操作する)。if を省くと接続詞がなくなるので、代わりに倒置で「これは条件節だ」という合図を出すのです。だから、文頭の Were / Had / Should + 主語 は、それ自体が「仮定法の条件節」を意味します。倒置が「疑問文の語順」になるのは、否定の倒置(Never have I …)と同じ操作。仮定法と倒置を別々でなく、組み合わせで捉えると、難関大の複雑な仮定法(こちら)も読み解けます(第30講)。
6. 次に読む
if 省略の倒置を、組み合わせから
if 省略の倒置は、仮定法と倒置の組み合わせです。日本英語塾は担任制のオンライン英語専門塾です。文頭の Were/Had/Should を仮定法の合図として捉え、読解で瞬時に構造を取る力を、指導します。全国どこからでも受講できます。
