such as と like の違い|例示か類似か|英文法Q&A
― 「例示」か「類似」か
「〜のような」を表す such as と like。本来は、such as=具体例を挙げる(例示)、like=似ているものを示す(類似)。ただし口語では like も例示に使われます。
Q. 「〜のような」の such as と like は、どう使い分けますか?
A. 本来の意味が違います。such as=例示(そのグループの実際の一員を例に挙げる)。fruits such as apples and oranges(りんごやみかんなどの果物=りんごも果物)。like=本来は類似(似ているが別のもの)。He runs like the wind.(風のように=人は風ではない)。ただし口語では like も「例えば」の例示に広く使われます(fruits like apples)。such の考え方は so と such(こちら)、as はas の識別とあわせて、無料講座『英文の原理』第19講で整理します。
1. 結論 ― such as は例、like は類似
such as=例示(そのグループの実際の一員を挙げる)。like=本来は類似(似ているが別のもの)。ただし口語では like も例示に使う。「例か、たとえ(類似)か」で本来の意味が分かれる。
a city like Kyoto(京都のような都市=京都に似た別の都市も含みうる)
2. 意味の違い
| 本来の意味 | 例 | |
|---|---|---|
| such as | 例示(グループの実際の一員) | sports such as tennis |
| like | 類似(似ているもの)/口語では例示も | sing like a bird |
3. 例文で確認
I enjoy outdoor activities such as hiking and camping.
私はハイキングやキャンプなどのアウトドア活動を楽しむ。
such as の後ろは、そのグループの実際の例(hiking / camping はアウトドア活動そのもの)。「〜など」と訳します。
She swims like a fish. / It tastes like chicken.
彼女は魚のように泳ぐ。/それは鶏肉のような味がする。
like は「似ている」(彼女は魚ではない)。比喩や、性質が近いことを表します。
I like fruits like apples and bananas.
りんごやバナナのような果物が好きだ。
会話では like も「例えば」の意味で広く使われます。フォーマルな文章では such as が好まれます。
4. つまずきやすい形
(1) 厳密には such as が例示
「実際の例を挙げる」なら such as が正確。like は本来「類似」なので、フォーマルな文では例示に such as を使うと明確です。
(2) 口語の like は例示もOK
日常会話では like が「例えば」の意味で自然に使われます。countries like Japan(日本のような国=例)。文脈で例示か類似か判断します。
(3) 前置詞 like と接続詞 as
「〜のように」で、後ろが名詞なら like(前置詞)、S Vなら as(接続詞)。Do as I say.(言うとおりに)/like me(私のように)。as の識別とあわせて。
(4) such A as B の分離形
such as は分離して such + 名詞 + as の形も。such sports as tennis and golf。意味は sports such as … と同じです。
5. 原理とのつながり
such as と like の本来の違いは、「集合の中の例か、集合の外の類似か」です。such as の such は「そのような(=同種の)」を指し、後ろに実際の一員を挙げる――だから「例示」になります(so と such の such =名詞をまとめる働きの延長)。like は「〜に似た」で、似ているが同一ではないものを示す――だから「類似・比喩」です。この「同じグループか、似た別物か」の区別は、意味を正確に読むうえで大切。口語で境界がゆるむのは、言語が実用の中で意味を広げる自然な現象です。as(〜のように・として)との違いも、後ろが名詞か節かという構造で捉えれば整理できます(第19講)。
6. 次に読む
such as / like を、例と類似から
such as と like は、「例示か、類似か」で本来の意味が分かれます。日本英語塾は担任制のオンライン英語専門塾です。例示・類似・比較を構造から捉え、フォーマルな文でも正確に書く力を、指導します。全国どこからでも受講できます。
