中2英語 to+動詞の原形|不定詞の3つの使い方|日本英語塾

日本英語塾 無料講座|中学英語 第8回(中2)
to + 動詞の原形
― 不定詞の3つの使い方

〈to + 動詞の原形〉は、動詞を「名詞・形容詞・副詞」として使う道具です。中2の山場であり、高校英語の土台にもなります。

to + 動詞の原形〉を不定詞といいます。動詞なのに、名詞のように「〜すること」、形容詞のように「〜するための」、副詞のように「〜するために」と、3つの使い方ができるのが特徴です。中2の大きな山ですが、ここを押さえると、高校で学ぶ『英文の原理』第2講(準動詞)や第20・21講(不定詞)が、すっと理解できます。

1. 名詞的用法 ―「〜すること」

不定詞が「〜すること」という名詞のはたらきをします。文の主語・目的語・補語になります。

I like to read books.(本を読むことが好きだ=目的語)
To swim is fun.(泳ぐことは楽しい=主語)
My dream is to be a pilot.(夢はパイロットになること=補語)

2. 形容詞的用法 ―「〜するための・〜すべき」

不定詞が名詞の後ろについて、その名詞を説明します(「どんな名詞か」)。

I have a lot of work to do.(すべき仕事がたくさんある)
Give me something to drink.(何か飲むものをください)

ポイントは名詞の直後にあること。work to do(すべき仕事)、something to drink(飲むもの)のように、前の名詞を後ろから説明します。

3. 副詞的用法 ―「〜するために・〜して」

不定詞が、動詞などを説明します。主に「目的(〜するために)」と「感情の原因(〜して)」です。

I went to the store to buy milk.(牛乳を買うために店へ行った=目的)
I'm glad to see you.(あなたに会えてうれしい=原因)

4. 見分け方 ― 置かれている場所で決まる

見分けのコツ

不定詞の3用法は、置かれている場所で決まる。名詞の場所(主語・目的語・補語)なら名詞的、名詞の直後なら形容詞的、それ以外なら副詞的。

用法 場所
名詞的 主語・目的語・補語 〜すること
形容詞的 名詞の直後 〜するための・〜すべき
副詞的 それ以外 〜するために・〜して
この「場所で用法が決まる」という考え方は、高校の『英文の原理』第8講(かたまりの働きは3つしかない)そのものです。中2でこの感覚を持っておくと、高校英語が「新しく覚えること」ではなく「知っていることの整理」になります。用法の名前を覚えることより、「どこに置かれているか」を見るクセが大事です。

5. 確認問題

下線部の不定詞が名詞的・形容詞的・副詞的のどれかを考えてから、解答を開いてください。

(1) She wants to become a teacher.

解答・解説を見る

名詞的用法。wants(〜したい)の目的語の場所にあり、「〜になること」。「彼女は先生になりたい」。

彼女は先生になりたい。

(2) I have no time to watch TV.

解答・解説を見る

形容詞的用法。名詞 time の直後で、それを説明。「テレビを見る(ための)時間がない」。

私にはテレビを見る時間がない。

(3) He studies hard to pass the exam.

解答・解説を見る

副詞的用法(目的)。SV が揃った後ろにあり、「試験に合格するために」。「彼は試験に合格するために一生懸命勉強する」。

彼は試験に合格するために一生懸命勉強する。

(4) To learn a language takes time.

解答・解説を見る

名詞的用法(主語)。文の主語の場所。「言語を学ぶことは時間がかかる」。

言語を学ぶことは時間がかかる。

(5) We were surprised to hear the news.

解答・解説を見る

副詞的用法(感情の原因)。感情を表す surprised の後ろで、「〜して」。「その知らせを聞いて驚いた」。

私たちはその知らせを聞いて驚いた。

6. この回のまとめ

名詞的用法 「〜すること」。主語・目的語・補語になる
形容詞的用法 「〜するための」。名詞の直後で説明
副詞的用法 「〜するために/〜して」。目的・感情の原因
見分け方 置かれている場所で決まる(名詞の場所/名詞の直後/それ以外)
高校へ 『英文の原理』第8講・第20・21講の土台。用法名より「場所」を見る

不定詞と対になるのが、次回の動名詞(〜ing)です。どちらも「動詞を名詞などとして使う」仲間で、高校では「準動詞」としてまとめて扱います。

次の回へ

不定詞を、場所で見分ける

不定詞の3用法は、置かれた場所で決まります。日本英語塾は担任制のオンライン英語専門塾です。中2のこの感覚を、高校の構文読解までつなげて指導します。

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