難関大の自由英作文|構造の正しい文を積む|難関大英語
― 構造の正しい文を積む
自由英作文は、難しい構文を狙う場ではありません。骨格の明確な文を、正しい並列・比較・接続で積む。読める構造は、そのまま書ける構造です。
難関大の自由英作文(意見論述・要約英作など)で失点する原因の多くは、内容以前に構造の乱れです。主語と動詞がねじれる、並列の形がそろわない、時制・一致が崩れる。無料講座『英文の原理』第39講(読める構造は書ける)を土台に、骨格から組み立てる作文の手順と、答案の型を整理します。
1. 原理 ― 骨格から組み立てる
英文を書くときも、まず述語動詞を決め、文型(後ろに何が要るか)を確定し、骨格(S・V・O・C)を組む。修飾は骨格に足す。並列は形をそろえ、比較は対象をそろえる。読む手順を逆に回せば、構造の正しい英文になる。
難関大の採点者は、減点方式で読みます。凝った構文で1文を書くより、骨格の明確な文を、正しくつなぐほうが、伝わり、減点も少ない。日本語をそのまま英単語に置き換えず、内容を「誰が・どうする・何を」に整理して骨格を組むのが出発点です。
2. 答案の型 ― 主張→理由→具体→結論
意見論述は、読解で見た評論の型(第35講)の裏返しです。
| 要素 | 働き | 使える表現 |
|---|---|---|
| 主張 | 立場を1文で | In my opinion, … / I believe that … |
| 理由 | なぜそう考えるか | This is mainly because … / One reason is that … |
| 具体 | 理由を支える例 | For example, … / In fact, … |
| 結論 | 主張の再確認 | For these reasons, … / Therefore, … |
3. 1文の組み立て手順
- 言いたい内容を主語・動詞・目的語に整理する。日本語の語順のままにしない。
- 動詞を決め、文型を確定する(第4講)。その動詞が後ろに何を要求するか。
- 短い正しい骨格を作る。
- 修飾を足す。関係詞・分詞・前置詞句で情報を追加。
- 並列・比較の形をそろえ、時制・一致・冠詞を確認する。
4. 実演 ― 骨格→修飾
日本文:技術の進歩は、私たちの生活を便利にする一方で、新たな問題も生み出してきた。
手順1-3:骨格
make O C(第5文型)で「技術の進歩が生活を便利にした」=無生物主語。骨格が完成。
手順4-5:並列で「一方で」を足す
- 並列
- not only A but also B の A・B を同じ形(made … / created …)にそろえる(第25講)
Advances in technology have not only made our lives more convenient but have also created new problems.
無生物主語で骨格を作り、not only A but also B で「便利にした/問題も生んだ」を同じ形で並べる。読解で並列の相手を探したのと同じ意識が、そのまま作文の正確さになります。
5. つまずきやすい形
(1) 日本語の語順で英単語を並べない
まず骨格(S・V・O)を作り、修飾を後から足す。骨格が先、修飾が後。日本語を単語ごとに置き換えると、主語と動詞がねじれます。
(2) 動詞の語法を守る
discuss about(×)→ discuss(○)、explain me(×)→ explain to me(○)。動詞が後ろに何を要求するか(第4・6講)を守ります。自動詞・他動詞、SVOO・SVOCの区別は、読解と同じく作文の土台。
(3) 並列・比較の形をそろえる
both A and B / not only A but also B の A・B、比較の2対象は同じ形(第25・27講)。I like reading and to write(×)→ reading and writing(○)。
(4) 難しい構文を無理に狙わない
倒置や仮定法を無理に使ってミスするより、骨格の明確な平叙文を正しく積むほうが安全。伝わることが最優先です。凝るのは、基本が崩れないと確信できてから。
6. 書いた後の点検
答案を書き終えたら、時制の一致・主語と動詞の一致(第5講)・冠詞と単複を必ず点検します。長い主語では、核の名詞に動詞を一致させる。これらは減点の常連なので、見直しで拾えば数点が守れます。
自由英作文は、読解とは別物に見えて、同じ構造の知識の表と裏です。読める構造は書ける。『英文の原理』で読みの構造を固めるほど、書くときの骨格も安定します。実際の大学の自由英作文の出題と模範解答は、大学別の解答解説で確認してください。
7. 次に読む
自由英作文を、構造の正しい文で
自由英作文は、骨格の明確な文を正しくつなぐことが土台です。日本英語塾は担任制のオンライン英語専門塾です。骨格から組み立て、無生物主語や並列を正しく使う英作文を、添削で徹底的に鍛えます。全国どこからでも受講できます。
