動名詞と不定詞の使い分け|動詞が決める・意味で決まる|英文法Q&A
― 動詞が決める・意味で決まる
目的語が動名詞(-ing)か不定詞(to do)かは、多くの場合「その動詞がどちらを取るか」で決まります。傾向は、動名詞=すでに・現実、不定詞=これから・未来。stop/remember では意味も変わります。
Q. 動詞の目的語が、動名詞(-ing)になるか、不定詞(to do)になるかは、どう決まりますか?
A. 多くはその動詞がどちらを取るかで決まります(enjoy は動名詞のみ、want は不定詞のみ)。当たりをつける基準は「動名詞=すでに・現実的なこと/不定詞=これから・未来志向」。さらに stop / remember / forget / try は、どちらを取るかで意味が変わります。無料講座『英文の原理』第20講・第22講で整理します。
1. 結論 ― 動詞で決まる、意味で当たりをつける
目的語が動名詞か不定詞かは、その動詞が決める。傾向は、動名詞=すでに起きた・現実にあること、不定詞=これから・未来に向かうこと。前置詞の後ろは必ず動名詞(不定詞は不可)。
| タイプ | 例 | 傾向 |
|---|---|---|
| 動名詞のみ | enjoy / finish / avoid / mind / give up / practice | すでに・現実 |
| 不定詞のみ | want / hope / decide / promise / expect / plan | これから・未来 |
| どちらも可(意味ほぼ同じ) | like / love / start / begin / continue | — |
| どちらも可(意味が変わる) | stop / remember / forget / try | 下記参照 |
2. 意味が変わる動詞(重要)
stop smoking(タバコをやめる)/stop to smoke(タバコを吸うために立ち止まる)。to do は副詞用法(目的)で、stop の目的語ではありません。
remember locking the door(鍵をかけたのを覚えている)/remember to lock the door(忘れずに鍵をかける)。動名詞=すでにしたこと、不定詞=これからすることの基準がそのまま効きます。
try opening the window(試しに窓を開けてみる)/try to open the window(窓を開けようとする)。
3. つまずきやすい形
(1) 前置詞の後ろは動名詞
at / of / for / before / after / by / without などの前置詞の後ろに動詞を置くときは、動名詞。good at swimming(swim は誤り)。look forward to -ing の to も前置詞です。
(2) 動名詞のみ・不定詞のみの動詞は覚える
enjoy / finish / avoid / mind(動名詞のみ)、want / hope / decide / promise(不定詞のみ)は頻出。「これから/すでに」で当たりをつけつつ、頻出動詞はセットで覚えます。
(3) 意味が変わる4動詞に注意
stop / remember / forget / try は、doing と to do で意味が変わります。文脈で「すでに(動名詞)/これから(不定詞)」を判断します。
(4) 主語・補語ならどちらも可
主語や補語では、動名詞も不定詞も使えます。Reading is fun. / To read is fun.(現代では動名詞や形式主語 It is fun to read が自然)。
4. 原理とのつながり
動名詞(-ing)も不定詞(to do)も、準動詞で、名詞の働き(目的語)ができます(第20講・第22講)。どちらになるかは動詞が決めますが、その背後に「これから/すでに」という時間の向きがあります。準動詞を位置と働きで捉える視点を持つと、目的語だけでなく主語・補語・修飾の -ing / to do も整理できます。
5. 次に読む
動名詞と不定詞を、基準から
動名詞と不定詞は、動詞と「これから/すでに」の基準で決まります。日本英語塾は担任制のオンライン英語専門塾です。準動詞の使い分けを、暗記だけに頼らず構造から身につける指導を、オンラインで行います。全国どこからでも受講できます。
