a house to live in の形|不定詞の後ろに前置詞が残る理由|英文法Q&A

英文法Q&A 構造で解く|不定詞
a house to live in
― 不定詞の後ろに前置詞が残る形

a house to live in(住むための家)。名詞を修飾する不定詞(形容詞用法)で、その名詞がもともと前置詞の目的語なら、不定詞の後ろに前置詞を残します× a house to live は誤り。元の文に戻すと、前置詞が要ると分かります。

Q. 「住むための家」は a house to live ではなく、なぜ a house to live in ですか?
A. 元の文が live in a house(家住む)で、a house が前置詞 in の目的語だからです。不定詞の形容詞用法名詞 + to do)は、その名詞が元の動詞句で果たしていた役割をそのまま引き継ぎます。だから、名詞が前置詞の目的語だったときは、その前置詞を不定詞の後ろに残すのです。something to write with(書くための道具=write with something)、a chair to sit on(座る椅子=sit on a chair)、a friend to talk to(話し相手=talk to a friend)。見分け方は簡単で、元の文に戻してみる――前置詞が要るなら残します。ただし、名詞が他動詞の目的語なら前置詞は不要(something to eateat somethingeat は他動詞)。自動詞(live / sit / talk)は前置詞を介してしか名詞と結びつかないので前置詞が要ります(自動詞と他動詞)。不定詞の用法は不定詞の3用法で整理できます。

1. 結論 ― 元の文に戻して前置詞が要るか

判断基準

名詞 + to do(形容詞用法)で、名詞が前置詞の目的語なら前置詞を残すa house to live in)。元の文に戻して前置詞が要るか確認。他動詞の目的語なら不要(something to eat)。

live in a housea house to live in(前置詞 in が残る)

2. 前置詞の要否

元の文 不定詞句 前置詞
live in a house a house to live in 残す
write with a pen a pen to write with 残す
eat something something to eat 不要(他動詞)

3. 例文で確認

EX 1|a pen to write with(道具)

I need a pen to write with.

書くためのペンがいる。

元は write with a pena pen は前置詞 with の目的語なので、to write withwith を残します。

EX 2|a friend to talk to(話し相手)

She has no one to talk to.

彼女には話し相手が誰もいない。

元は talk to someonetalk は自動詞で to を介するので、no one to talk toto が残ります。

EX 3|something to eat(前置詞不要)

Would you like something to eat?

何か食べるものはいかがですか?

元は eat somethingeat他動詞で目的語を直接とるので、前置詞は不要です。

4. つまずきやすい形

(1) 元の文に戻して確認

名詞 to do を、元の動詞句に戻す(live in a house)。前置詞が要れば残す、要らなければ不要、と判断します。

(2) 自動詞は前置詞が要る

live / sit / talk / look など自動詞は前置詞を介して名詞と結びつくので、to live in / to sit on / to talk to と前置詞を残します(自動詞と他動詞)。

(3) 他動詞は前置詞不要

eat / do / read など他動詞は目的語を直接とるので、something to eat / work to do / a book to read と前置詞は付けません。

(4) 前置詞の種類に注意

write with a penwith)、write on paperon)、talk to / with元の動詞がとる前置詞を、そのまま残します。

5. 原理とのつながり

この「前置詞が残る/残らない」は、丸暗記ではなく「不定詞の形容詞用法は、元の文で名詞が果たしていた役割を引き継ぐ」という一点で説明できます。名詞 + to do は、「その名詞について〜する」という関係を表しますが、その関係は元の文(I live in a house)にすでにあったものです。元の文で a house は「in の目的語」という役割でした。不定詞句 a house to live in は、その役割をそっくり保存している――だから in が残るのです。前置詞を落とすと、「家住む」という結びつきの情報が消えてしまう。ここで効くのが自動詞と他動詞の区別です。自動詞live / sit / talk)は前置詞を介してしか名詞とつながれないので、前置詞が必須他動詞eat / do)は名詞を直接とるので、前置詞は不要。つまり、前置詞の要否は「元の動詞が名詞をどう結びつけていたか」で決まります。同じ考え方で、前置詞 + 関係代名詞(a house in which to live)も理解できます――どちらも「名詞と動詞の結びつき(前置詞)を保存する」構造。文を「元の関係の復元」で読む――それが、前置詞の要否を迷わない土台です。

6. 次に読む

前置詞の残る不定詞を、「元の関係」から

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