each other / one another の使い方|お互いに(相互代名詞)|英文法Q&A
― お互いに(相互代名詞)
They love each other.(彼らは愛し合っている)。each other / one another=「お互いを/に」(相互代名詞)。目的語・所有格で使い、主語にはしません。再帰代名詞(oneself)との対比で捉えます。
Q. each other は主語にできますか?(each other love … は正しい?)
A. いいえ。each other は目的語や所有格で使い、主語にはしません。ポイントは「動作が相互に向き合う」こと。They love each other. は「彼ら(複数)が互いを愛する」=A が B を、B が A を愛する双方向。だから each other は愛される側(目的語)の位置に来て、主語は「互いに愛する主体」=they です。ここが再帰代名詞(oneself)との対比。再帰は「主語が自分自身に」(He hurt himself.=自分を傷つけた)、相互は「複数の主語が互いに」(They hurt each other.=互いを傷つけた)。どちらも「動作が主語のグループ内に戻る」点は同じで、自分へ戻る(再帰)か、互いへ向かう(相互)かの違いです。each other(本来2者)と one another(本来3者以上)の区別は伝統的な目安で、現代英語では交換可能。前置詞の後ろにも来ます(look at each other/talk to each other)。所有格は each other's + 名詞(each other's hands=互いの手)。
1. 結論 ― 目的語・所有格で使う(主語にしない)
each other / one another=「お互いを/に」(相互代名詞)。動詞・前置詞の目的語、または所有格(each other's)で使う。主語にはしない。再帰(自分へ)に対し、相互(互いへ)。
2. 使い方
| 形 | 意味 |
|---|---|
| love each other | 互いに愛し合う(目的語) |
| look at each other | 互いを見る(前置詞の後) |
| each other's ~ | 互いの〜(所有格) |
3. 例文で確認
They have known each other for years.
彼らは、長年の知り合いだ(互いを知っている)。
know の目的語が each other。主語 they が「互いを知る」双方向の関係です。
We should help one another.
私たちは、互いに助け合うべきだ。
one another(3者以上の目安)。動詞 help の目的語。each other と交換可です。
They shook each other's hands.
彼らは、互いの手を握った(握手した)。
each other's + 名詞=「互いの〜」。所有格 's を付けて名詞を修飾します。
4. つまずきやすい形
(1) 主語にしない
each other は目的語・所有格専用。「互いに愛する主体」は主語(they)で表し、× Each other love … とはしません。
(2) 前置詞の後ろにも来る
talk to each other(互いに話す)、depend on each other(互いに頼る)。前置詞の目的語にもなります。
(3) each other(2者)/ one another(3者以上)
伝統的には each other=2者、one another=3者以上。ただし現代では交換可能で、厳密に区別しないことが多いです。
(4) 再帰(oneself)と混同しない
They looked at themselves.(各自が自分を見た)と They looked at each other.(互いを見た)は別の意味です。
5. 原理とのつながり
each other / one another は「相互代名詞」――「お互いを/に」を表す代名詞です。カギは「動作が相互に向き合う」こと。They love each other. は「彼ら(複数)が互いを愛する」=A が B を、B が A を愛する双方向の関係。だから each other は、動詞や前置詞の目的語(愛される・向けられる側)の位置に来て、主語にはならないのです(主語は「互いに愛し合う主体」=they)。この性質は、再帰代名詞(oneself)と対で捉えると、すっきり見えます。再帰代名詞は「主語が自分自身に」動作を戻す(He hurt himself.=彼は自分を傷つけた)。相互代名詞は「複数の主語が互いに」動作を向け合う(They hurt each other.=彼らは互いを傷つけた)。どちらも「動作が主語のグループ内に戻る」点は同じで、違いは「自分へ戻る(再帰)か、互いへ向かう(相互)か」。だから They looked at themselves(各自が自分を見た=鏡など)と They looked at each other(互いを見た)は、はっきり別の意味になります。each other(本来2者)と one another(本来3者以上)の区別は、each(2つのうち各々)と one another(多数の中で)の語感に由来しますが、現代では交換可能。所有格は each other's(互いの)。「複数の主語が、動作を互いに向け合う」――この相互の関係を掴めば、each other が目的語・所有格でしか使えない理由も自然に分かります。再帰(自分へ)と相互(互いへ)を、対で押さえる。それが土台です。
6. 次に読む
each other を、「相互 vs 再帰」から
自分へ戻る oneself、互いへ向かう each other――対で捉えれば迷いません。日本英語塾は担任制のオンライン英語専門塾です。代名詞を関係から捉える力を、指導します。全国どこからでも受講できます。
