because と since と as の違い|理由の接続詞|英文法Q&A
― 「新情報の理由」か「既知の前提」か
理由を表す because / since / as は、どれも「〜だから」ですが、理由の扱いが違います。because=相手が知らない直接的な理由(主眼)、since / as=すでに分かっている前提(軽い理由)。
Q. 理由の because・since・as は、どう使い分けますか?
A. 理由が「新情報か、既知か」で決まります。because=相手が知らない直接的な理由(文の主眼。Why? の答えになる)。since / as=すでに分かっている・当然の前提(軽い理由で、文頭に置くことが多い)。名詞の前は because of + 名詞(前置詞句)。接続詞の基本は中学英語B10(接続詞)で整理します。
1. 結論 ― 新情報は because、前提は since / as
because=相手が知らない直接的な理由(主眼・Why? の答え)。since / as=すでに分かっている前提(軽い理由・文頭が多い)。名詞の前は because of + 名詞。理由が新情報か既知かで選ぶ。
Since it's late, let's stop here.(既知の前提=軽い理由・文頭)
2. 使い分け
| 語 | 理由の扱い | 位置の傾向 |
|---|---|---|
| because | 新情報・直接的(主眼) | 文末が基本 |
| since | 既知の前提(ややかため) | 文頭が多い |
| as | 既知の前提(軽い) | 文頭が多い |
| because of + 名詞 | 名詞で理由を示す | 前置詞句 |
3. 例文で確認
We stayed inside because it was raining hard.
激しく雨が降っていたので、私たちは中にいた。
「なぜ中にいたか」という相手が知らない理由を伝える主眼。Why did you stay inside? の答えになります。
Since you're already here, let's begin. / As it was getting dark, we headed home.
もう来ているのだから、始めよう。/暗くなってきたので、帰った。
since / as はすでに分かっている前提を軽く示し、文頭に置くことが多い。理由自体は主眼ではありません。
The flight was delayed because of the storm.
その便は、嵐のために遅れた。
後ろが名詞(the storm)なので because of。because + S V(節)とは形が違います。
4. つまずきやすい形
(1) because + 文、because of + 名詞
後ろが〈主語+動詞〉なら because、名詞なら because of。× because the rain → because of the rain または because it rained。
(2) 主眼の理由は because
「一番伝えたい理由」は because。since / as にすると、理由が「当然の前提」扱いになり、弱くなります。
(3) as は多義なので文脈に注意
as は「〜のとき」「〜のように」「〜につれて」の意味も持ちます。理由の as は文脈で判断。あいまいなときは because が安全です。
(4) so(結果)と because(理由)は向きが逆
It was raining, so we stayed in.(原因→結果)=We stayed in because it was raining.(結果←原因)。同じ内容を、so は結果側、because は理由側から述べます。
5. 原理とのつながり
理由の接続詞は、2つの節を「原因—結果」の関係でつなぎます。どれを選ぶかは、その理由を「新情報として前に出すか、既知の前提として後ろに置くか」という情報の扱いで決まります。because は理由を主眼にし、since / as は前提として軽く添える。これは、新情報を後ろに置く there is 構文や、結果を so … that で示す(so と such)のと同じ、「情報をどう配置するか」という視点です。接続詞は節をつなぐ道具(中学B10)。何を主眼にしたいかで選びましょう。
6. 次に読む
理由の接続詞を、情報の扱いから
because / since / as は、「理由が新情報か前提か」で選びます。日本英語塾は担任制のオンライン英語専門塾です。接続詞を情報配置の視点から捉え、読解・英作文で使い分ける力を、指導します。全国どこからでも受講できます。
