as long as と as far as の違い|2つの「〜する限り」|英文法Q&A
― 2つの「〜する限り」
どちらも「〜する限り」と訳せますが、中身は別物。as long as=条件・期間(〜さえすれば/〜する間ずっと)、as far as=範囲・程度(〜が及ぶ範囲では)。芯は long=時間の長さ、far=距離の範囲です。
Q. as long as と as far as は、どう使い分けますか?
A. カギは long(長さ・時間)と far(距離・範囲)という語のイメージです。①as long as=条件「〜しさえすれば/〜する限りは」(=so long as)と、期間「〜する間ずっと」。You can stay as long as you keep quiet.(静かにしてさえいれば、いてよい)。②as far as=範囲・程度「〜が及ぶ範囲では」。As far as I know, he is honest.(私の知る限り、彼は正直だ)。as far as I know(知る限り)、as far as I'm concerned(私に関する限り)は定型表現です。見分けは、「条件(〜さえすれば)・時間」なら long、「知識・関心などの範囲」なら far。as long as が条件を表すときは、時・条件の副詞節なので未来でも現在形。条件を示す点では unless や if の仲間ですが、as long as は「その状態が続く限り」というプラスの条件です。
1. 結論 ― long=時間、far=範囲
as long as=条件(〜さえすれば)・期間(〜する間)。as far as=範囲・程度(〜が及ぶ範囲では)。long(時間の長さ)か far(距離の範囲)か、で決まる。
2. 使い分け
| 表現 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| as long as | 条件・期間 | as long as you try |
| so long as | =as long as(条件) | so long as it's free |
| as far as | 範囲・程度 | as far as I know |
3. 例文で確認
You can stay here as long as you keep quiet.
静かにしてさえいれば、ここにいてよい。
「静かにする」という条件が続く限り。so long as you keep quiet とも言えます。条件節なので keep(現在形)です。
I waited as long as I could.
私はできる限り長く待った。
ここは時間の長さそのもの。「できるだけ長く」。long が「長さ」を担っているのが分かります。
As far as I know, she has never been late.
私の知る限り、彼女は遅刻したことがない。
as far as I know=「私の知識が及ぶ範囲では」。距離・範囲の far が使われる定型です。
4. つまずきやすい形
(1) 条件・期間は long、範囲は far
「〜さえすれば・〜する間」=as long as。「〜が及ぶ範囲では」=as far as。訳の「限り」につられず、中身で選びます。
(2) 定型:as far as I know など
as far as I know(知る限り)、as far as I'm concerned(私に関する限り)、as far as the eye can see(見渡す限り)。範囲の far です。
(3) 条件の as long as は現在形
条件を表すときは時・条件の副詞節。as long as it rains(未来でも現在形)。現在形ルールが働きます。
(4) so long as = as long as
条件の as long as は so long as と同義。どちらも「〜しさえすれば」を表します(so far as も範囲で使えます)。
5. 原理とのつながり
as long as と as far as が同じ「〜する限り」でも中身が違うのは、土台の原級比較 as … as(同じくらい〜)に、long(長さ・時間)と far(距離・範囲)という別々の物差しが入っているからです(as … as)。as long as は「長さ・時間が同じだけ」が出発点。ここから「〜する間ずっと(期間)」、さらに比喩が進んで「〜という状態が続く限り(条件)」=「〜さえすれば」になります。long が「時間の長さ」を担うから、期間と条件を表せるのです。一方 as far as は「距離・到達点が同じところまで」が出発点。そこから「〜が及ぶ範囲・程度では」。far が「距離・範囲」を担うから、as far as I know(私の知識が届く範囲では)のように、知識や関心の及ぶ範囲を示します。だから「条件・時間なら long、範囲・程度なら far」と、語のイメージから自然に分かれる。条件の as long as が未来でも現在形になるのは、時・条件の副詞節だから。同じ条件でも、unless(except if=例外条件)が「〜しない限り」なのに対し、as long as は「その状態が続く限り」というプラスの条件――向きが逆です。訳語の「限り」で丸暗記せず、語の芯(long=長さ・時間/far=距離・範囲)から意味を立て直す。それが土台です。
6. 次に読む
2つの「限り」を、語の芯から
long=時間、far=範囲――この一点で、as long as と as far as が迷わず選べます。日本英語塾は担任制のオンライン英語専門塾です。語の芯から意味を立て直す力を、指導します。全国どこからでも受講できます。
