almost と most の違い|副詞か形容詞代名詞か|英文法Q&A

英文法Q&A 構造で解く|品詞・数量
almost と most の違い
― 「副詞」か「形容詞・代名詞」か

almostmost は、意味が似ていても品詞が違います。most=「大部分の(名詞)」を表す形容詞・代名詞。almost=「ほとんど」を表す副詞で、名詞を直接修飾できません。ここが分かれ目です。

Q. almostmost は、どう使い分けますか?
A. 品詞が違います。most形容詞・代名詞で「大部分の・ほとんどの(人・物)」。名詞に直接つきます(most studentsmost of the students)。almost副詞で「ほとんど・もう少しで」。動詞・形容詞・副詞や all / every を修飾しますが、名詞を直接修飾できません× almost studentsmost studentsalmost all students)。Most people like it.Almost all the people liked it.。品詞と修飾の考え方は so と suchこちら)と同じで、無料講座『英文の原理』第4講で整理します。

1. 結論 ― most は名詞に、almost は副詞

判断基準

most=形容詞・代名詞(大部分の)。名詞に直接つく(most + 名詞most of the + 名詞)。almost=副詞(ほとんど)。動詞・形容詞・副詞・all/every を修飾し、名詞を直接修飾できない

most students(大部分の生徒=形容詞+名詞 ○)
× almost studentsalmost all students(ほとんどすべての生徒 ○)

2. 品詞と使い方

品詞 使い方
most 形容詞・代名詞 most + 名詞 / most of the + 名詞
almost 副詞 almost + all/every/形容詞/動詞

3. 例文で確認

EX 1|most(形容詞・代名詞)

Most people enjoy music. / Most of my friends live nearby.

大部分の人は音楽を楽しむ。/私の友人の大半は近くに住んでいる。

most + 名詞(一般に)、most of the + 名詞(特定の集団の大半)。名詞に直接つきます。

EX 2|almost(副詞・all/every を修飾)

Almost all the students passed the exam. / Almost every seat was taken.

ほとんどすべての生徒が合格した。/ほぼすべての席が埋まっていた。

almostall / every を修飾(almost all / almost every)。「名詞を直接」ではなく、間に all/every を挟みます。

EX 3|almost(もう少しで・動詞や形容詞)

I'm almost ready. / She almost missed the train.

もうすぐ準備ができる。/彼女はもう少しで電車に乗り遅れるところだった。

almost は形容詞(ready)や動詞(missed)も修飾。「ほとんど〜/もう少しで〜」の意味です。

4. つまずきやすい形

(1) almost は名詞を直接修飾できない

× almost people は誤り。「ほとんどの人」は most people、または almost all peopleall を挟む)とします。

(2) most of の後ろは the + 名詞

most of の後ろは、the / my / these などで特定された名詞× most of peoplemost people(一般)/most of the people(特定)。

(3) almost = 「もう少しで」

almost は「あと少しでそうなる(が、実際はそうならなかった)」も表します。He almost fell.(転びそうになった=実際は転んでいない)。

(4) almost always / almost never

頻度の副詞とも結びつきます。almost always(ほとんどいつも)、almost never(めったに〜ない)。副詞を修飾する副詞です。

5. 原理とのつながり

mostalmost の違いは、「何を修飾する品詞か」そのものです。most名詞を限定する形容詞(+代名詞)――だから名詞に直接つく。almost副詞――だから動詞・形容詞・副詞や all/every を修飾し、名詞には直接つけない。「単語の意味が似ている」からではなく、「その語がどの品詞を修飾するか」で使い方が決まります。これは so(副詞)と such(限定詞)を修飾相手で分けるの(so と such)と、まったく同じ発想です。品詞と修飾関係で捉えるのが、紛らわしい語を整理する近道です(第4講)。

6. 次に読む

almost / most を、品詞から

almostmost は、「副詞か、形容詞・代名詞か」で決まります。日本英語塾は担任制のオンライン英語専門塾です。紛らわしい語を品詞と修飾関係から捉え、正確に使い分ける力を、指導します。全国どこからでも受講できます。

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