強調構文 It is ~ that の見分け方|形式主語との識別|英文法Q&A

英文法Q&A 構造で解く|強調
強調構文 It is ~ that …
― 形式主語との見分けは「外して成立するか」

It is X that … には、Xを強調する「強調構文」と、Itthat 節を指す「形式主語」の2つがあります。見分け方は一つ――It is … that を外して、文が成立するか。成立すれば強調構文です。

Q. 強調構文 It is ~ that … とは? 形式主語の It … that とどう見分けますか?
A. 強調構文は「〜するのは X だ」と、文の一部(X)を強調する形。見分けはIt is/wasthat を取り除いて、残りが完全な文になるか」。なるなら強調構文(Xは主語・目的語・副詞句のどれか)。ならず、that 節が主語の中身なら形式主語Itthat 節)。強調・倒置は難関大の倒置・強調that の識別はこちらで扱います。

1. 結論 ― 外して成立すれば強調構文

判断基準

強調構文=It is/was + 強調する語句 + that …It is/wasthat を外して完全な文が残れば強調構文。残りが不完全で that 節が主語の内容なら形式主語(Itthat 節)。

It was Tom that fixed the printer. → 外すと Tom fixed the printer.(完全)=強調構文
It is certain that he will come. → 外すと certain he will come(不完全)=形式主語

2. 見分けテスト ― 何を強調できるか

強調構文で強調できるのは、名詞(主語・目的語)と副詞句(時・場所・理由など)。形容詞や動詞そのものは強調構文にできません。

強調する要素 例(強調する語句)
主語 It was her advice that helped me.
目的語 It is this book that I want.
副詞句(時・場所) It was in Kyoto that we met.

3. 例文で確認

EX 1|主語を強調

It was her kindness that saved the whole team.

チーム全体を救ったのは、彼女の優しさだった。

外すと Her kindness saved the whole team.(完全)=強調構文。主語 her kindness を強調しています。

EX 2|副詞句を強調

It was in 2015 that the company entered the market.

その会社が市場に参入したのは、2015年だった。

外すと The company entered the market in 2015.(完全)。時を表す副詞句 in 2015 の強調です。

EX 3|形式主語(強調構文ではない)

It is obvious that she was right.

彼女が正しかったことは、明らかだ。

外すと obvious she was right(不完全)。ここでの Itthat she was right を指す形式主語で、強調構文ではありません。

4. つまずきやすい形

(1) 見分けは「外して成立するか」

It is/was … that を取り除く。完全な文が残れば強調構文、残らず that 節が主語の中身なら形式主語。この1手で判定できます。

(2) 強調できるのは名詞・副詞句だけ

主語・目的語・副詞句は強調構文にできますが、形容詞や動詞そのものは不可× It is beautiful that …(beautiful を強調構文にはしない)。

(3) 人は that / who、時・場所も that が基本

強調する語が人なら that でも who でも可。時・場所でも that が使えます(when / where も可)。迷ったら that で通せます。

(4) It is not until ~ that … は頻出

「〜して初めて…する」は It is not until ~ that …It was not until he left that I realized the truth.(彼が去って初めて真実に気づいた)。強調構文の定番表現です。

5. 原理とのつながり

強調構文の本質は、文の一部を It isthat で挟んで前に押し出すこと。だから、挟まれた語句をもとの位置に戻せば、必ず完全な文に戻ります――これが見分けテストの根拠です。It が何者かを見抜く力は、形式主語・強調構文・that 節・関係詞を区別する土台になります。同じ that でも、後ろが完全文か不完全文かで役割が決まる――この「完全・不完全で見る」発想は、that / what の識別と一貫しています。

6. 次に読む

強調構文を、識別テストから

強調構文と形式主語は、「外して成立するか」で見分けます。日本英語塾は担任制のオンライン英語専門塾です。It の正体を構造から見抜き、読解で迷わない力を、指導します。全国どこからでも受講できます。

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