結果の不定詞|grew up to be / only to fail の読み方|英文法Q&A

英文法Q&A 構造で解く|不定詞
結果の不定詞
― grew up to be / only to fail

He grew up to be a doctor.(成長して医者になった)。to do「そして〜した」という結果を表す副詞用法です。目的(〜するために)と違い、前から順に訳します。only to / never to は残念な結果・否定の結果を強めます。

Q. He grew up to be a doctor.to be は「医者になるために成長した」ですか?
A. いいえ。これは結果の不定詞で、「成長して、(その結果)医者になった」という意味です。副詞用法の to do のうち、目的(〜するために)ではなく結果(そして〜した)を表すもの。前から順に「動作 → その結果」と読みます。定型が多く、grow up to be ~(成長して〜になる)、live to be ~(生きて〜歳になる)、awake / wake to find ~(目覚めて〜と気づく)。とりわけ入試頻出なのが、only to do(…したが結局〜しただけ/残念な結果)と never to do(そして二度と〜しなかった)。He worked hard, only to fail.(懸命に努力したが、結局失敗した)、He left, never to return.(去って、二度と戻らなかった)。もとは不定詞の「これから・向かう」性質(不定詞の3用法)で、目的の toと対になる用法です。

1. 結論 ― 「そして〜した」と前から訳す

判断基準

結果の不定詞=副詞用法の to do が「そして〜した」を表す。前から順に訳す。定型:grow up to be / live to be / awake to findonly to do=結局〜しただけ、never to do=二度と〜しなかった。

She lived to be ninety.(生きて90歳になった=そして90歳まで生きた)

2. 結果の型

意味
grow up to be 成長して〜になる grew up to be a pilot
awake / wake to find 目覚めて〜と気づく awoke to find it snowing
only to do 結局〜しただけ only to fail
never to do 二度と〜しなかった never to return

3. 例文で確認

EX 1|wake to find(目覚めて気づく)

She woke up to find the house empty.

彼女が目を覚ますと、家は空っぽだった。

「目を覚まして、(その結果)〜と気づいた」。前から順に読みます。「気づくために目覚めた」ではありません。

EX 2|only to do(残念な結果)

He rushed to the station, only to miss the train.

彼は駅へ急いだが、結局電車に乗り遅れた。

only to do=「(…したのに)結局〜しただけ」。期待外れ・残念な結果を強調する定型です。

EX 3|never to do(否定の結果)

The young soldier left home, never to come back.

その若い兵士は家を出て、二度と戻らなかった。

never to do=「そして二度と〜しなかった」。結果を否定で締めくくる、文語的で余韻のある言い方です。

4. つまずきやすい形

(1) 前から「そして〜」と訳す

結果の不定詞は前から順(動作 → 結果)。目的の「〜するために」(後ろから返す)とは訳の向きが逆です。

(2) only to do は「残念な結果」

only to do は「(努力したのに)結局〜しただけ」。がっかりする結末に使います。目的の only to(〜するためだけに)と文脈で区別します。

(3) never to do は「二度と〜せず」

never to do は結果を否定で締める定型。and never did と同じ内容を、不定詞で余韻をもって表します。

(4) 定型で覚えると速い

grow up to be / live to be / awake to find / only to / never to結果の合図。これらを見たら「そして〜」と読む、と覚えると誤読を防げます。

5. 原理とのつながり

結果の不定詞は、目的の不定詞と「同じ一つの性質の、別の現れ方」です。不定詞 to do の芯は「これから・向かう先」(不定詞の3用法be to 不定詞)。この「向かう先」が、まだ実現していない“狙い”なら目的〜するために)、動作のあとに実際に“行き着いた先”なら結果(そして〜した)になります。He grew up to be a doctor. は、「医者を目指して成長した」のではなく「成長した、その行き着いた先が医者だった」。だから前から順に読むのです。同じ to do でも、意図(これから狙う)か、事実(実際に到達した)かで目的・結果に分かれる――時間の流れでいえば、目的は「動作のにある狙い」、結果は「動作のに来た到達点」。only to / never to が「残念な結果・否定の結果」を表すのも、「向かった先が期待と違った/そこで途切れた」という到達点への評価だからです。不定詞を「向かう先が、狙いか・到達点か」で捉える――それが、目的と結果を一つの原理で見通す土台です。

6. 次に読む

結果の不定詞を、「向かう先」から

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