難関大の長い主語・名詞句|どこまでが主語か|難関大英語

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難関大の長い主語・名詞句
― どこまでが主語か

難関大の一文は、主語が何行にも及びます。主語の切れ目を誤ると、文全体が崩れます。核の名詞を見抜き、動詞の数と対応させれば、長い主語も一瞬でほどけます。

難関大の英文が読みにくい大きな理由は、主語が長いことです。関係詞・分詞・前置詞句・同格が主語に付いて、述語動詞がなかなか出てこない。ここで「どこまでが主語か」を見切れないと、文全体が読めません。無料講座『英文の原理』第5講(長い主語の切り出し)・第9講(完全・不完全)を土台に、長い主語をほどく手順を整理します。

1. 原理 ― 核の名詞に述語が対応する

原理 5

主語がどれだけ長くても、その核は一つの名詞。修飾(前置詞句・関係詞・分詞)を外すと、核の名詞が残る。述語動詞は、その核の名詞に数を一致させる。主語の切れ目は、次に来る述語動詞の直前。

長い主語は、核の名詞+修飾でできています。修飾をいったん外せば、核の名詞が見えます。そして、まだ述語動詞が出ていないあいだは、主語(とその修飾)が続いていると判断できます。述語動詞が現れたところが、主語の切れ目です。

2. 切り出しの手順

  1. 文頭の名詞(核の候補)を押さえる。
  2. その後ろの修飾(前置詞句・関係詞・分詞)を外す。修飾が続くあいだは、まだ主語の中。
  3. 最初の「主語に対応する述語動詞」を探す。そこが主語の切れ目。
  4. 核の名詞と述語動詞の数を一致させて確認する(検算)。
主語の中には、関係詞節や別の S+V が含まれることがあります。それらは修飾(主語の一部)であって、主節の述語動詞ではありません。「核の名詞に対応する動詞はどれか」を探すのがコツ。核が単数なら単数の動詞、複数なら複数の動詞(第5講の検算)。

3. 例文の解析

EX 1|関係詞節を含む長い主語

The assumption that people who earn more are necessarily happier has been challenged by recent research.

The assumption 〔that people 〔who earn more〕 are necessarily happier〕 has been challenged by recent research.
核の名詞
The assumption(単数)。同格の that 節+その中の関係詞節 who earn more が修飾
主節の動詞
has been challenged(単数に一致)。are / earn は主語の中の動詞

より多く稼ぐ人が必ずしも幸せだという想定は、最近の研究によって疑問視されている。

主語の中に that 節と who 節が入れ子。The assumptionhas been challenged が対応。数の一致で切れ目を確認できます。

EX 2|動名詞句が主語

Learning to distinguish reliable sources from misleading ones has become an essential skill.

Learning to distinguish reliable sources from misleading ones has become an essential skill.
Learning …(動名詞句・単数扱い)。to distinguish A from B が中身

信頼できる情報源を、誤解を招くものと見分けることを学ぶのは、不可欠な技能になった。

動名詞句が主語のとき、単数扱いhas become)。長くても、核は「学ぶこと」一つです。

EX 3|what節が主語(不完全)

What separates a skilled reader from a struggling one is the ability to grasp structure quickly.

〔What separates a skilled reader from a struggling one [S欠]〕 is the ability to grasp structure quickly.
What …(名詞節・単数扱い)。中は主語欠の不完全(separates の主語=What

熟練した読み手を、苦労する読み手と分けるのは、構造を素早くつかむ能力である。

What 節が主語(第16講)。節全体が一つの名詞として is に対応します。

4. つまずきやすい形

(1) 主語の中の動詞を主節の動詞と誤らない

関係詞節や同格節の中の動詞(who earn / that are)は、主語の一部。核の名詞に対応する動詞が主節の述語です。数の一致で見分けます(第5講)。

(2) 述語動詞が出るまで主語は続く

前置詞句・関係詞・分詞が続くあいだは、まだ主語の中。最初に「核に対応する述語動詞」が現れたところが、主語の切れ目です。

(3) 名詞節(that/what/whether)は単数扱い

That … / What … / Whether … が主語のときは、節全体が一つの名詞で単数扱い。動詞は単数(is / has)で受けます(第9・16講)。

(4) 長い主語は形式主語で回避されることも

あまりに長い主語は、It … to do / It … that … の形式主語で後ろに回されます(第20講)。It を見たら、後ろに本物の主語(to do / that 節)があるかを確認します。

5. 入試での効き

難関大の和訳・内容説明では、長い主語の切れ目を誤ると、主語と述語がずれて意味が崩れます。核の名詞を見抜き、修飾を外し、対応する述語動詞を見つける――この手順で、何行にも及ぶ主語もほどけます。数の一致(第5講の検算)が、切れ目の確認に効きます。

とくに京大・阪大型の長い和訳(京大・阪大の和訳)では、長い主語を訳文でも「〜は」とまとめて示すことが求められます。実際の年度の英文での現れ方は、大学別の解答解説で確認してください。

6. 確認問題

各文の①主語の核 ②主節の述語動詞 ③主語の切れ目を言えるようにしてから開いてください。

(1) The speed at which information now travels around the world has transformed how news is consumed.

解答・解説を見る

核=The speed(単数)。at which information now travels around the world は関係詞節(修飾)。主節の動詞は has transformed(単数に一致)。切れ目は world の後。「情報が今や世界中を移動する速さは、ニュースの消費のされ方を一変させた」。

情報が今や世界中を移動する速さは、ニュースの消費のされ方を一変させた。

(2) Whether a new technology will help or harm society often depends on how it is used.

解答・解説を見る

核=Whether節(名詞節・単数扱い)。「新しい技術が社会を助けるか害するかは」。主節の動詞は depends(単数)。will help or harm は主語の中。「〜は、それがどう使われるかにしばしば左右される」。

新しい技術が社会を助けるか害するかは、それがどう使われるかにしばしば左右される。

(3) The reasons why so many well-designed reforms fail to produce the intended results remain poorly understood.

解答・解説を見る

核=The reasons(複数)。why so many well-designed reforms fail to produce the intended results は関係副詞節(修飾)。主節の動詞は remain(複数に一致)。「これほど多くのよく設計された改革が意図した結果を生めない理由は、いまだよく理解されていない」。

これほど多くのよく設計された改革が意図した結果を生み出せない理由は、いまだによく理解されていない。

7. 次に読む

長い主語を、核の名詞から見抜く

主語がどれだけ長くても、核は一つの名詞です。日本英語塾は担任制のオンライン英語専門塾です。修飾を外して核をつかみ、対応する述語を見つける手順を、難関大の長文で徹底的に鍛えます。全国どこからでも受講できます。

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