形容詞を並べる順番|主観から客観へ・名詞へ近づく|英文法Q&A

英文法Q&A 構造で解く|形容詞・名詞句
形容詞を並べる順番
― 「主観」から「客観」へ、名詞へ近づく

形容詞を2つ以上並べるとき、順番には型があります。評価(主観)→ 大小 → 新旧 → 形 → 色 → 出所 → 材料 →(名詞)。名詞に近いほど、その物の客観的な事実を表す語。迷ったら「主観が先、客観があと」で並べます。

Q. 形容詞を2つ以上並べるとき、順番はどう決めますか?
A. 「主観(評価)→ 客観(事実)」の順で、名詞に近づけます。目安の並びは 評価 → 大小 → 新旧・年齢 → 形 → 色 → 出所・国籍 → 材料 →(名詞)。たとえば a beautiful red Japanese car(美しい・赤い・日本の車)は、評価 beautiful → 色 red → 出所 Japanese の順。名詞 car近いほど、その車の「動かせない性質(出所・材料)」を表します。反対に、話し手の評価は名詞から遠い位置に置きます。冠詞や数詞(a / the / two)は、これら形容詞のさらに前冠詞の位置)。名詞の「まとまり」を組み立てる感覚は、無料講座『英文の原理』でも扱います。

1. 結論 ― 主観が先、客観があと

判断基準

評価(主観)→ 大小 → 新旧・年齢 → 形 → 色 → 出所・国籍 → 材料 →(名詞)。名詞に近いほど客観的な事実(材料・出所)、遠いほど話し手の評価。実際は2〜3語までが自然。

a nice little old house(評価 nice → 大小 little → 新旧 old →名詞 house)

2. 並べる順(目安)

種類
1 評価・意見(主観) nice, beautiful
2 大小・サイズ big, small
3 新旧・年齢 old, new, young
4 round, square
5 red, black
6 出所・国籍 Japanese, French
7 材料(名詞に最も近い) wooden, plastic

3. 例文で確認

EX 1|大小 → 形 → 色

She bought a big round white table.

彼女は大きくて丸い白いテーブルを買った。

大小 big → 形 round → 色 white の順。名詞 table に近いほど、変えにくい性質になります。

EX 2|評価 → 色 → 材料

He wore a nice black leather jacket.

彼はすてきな黒い革のジャケットを着ていた。

評価 nice → 色 black → 材料 leather主観の nice が先頭材料 leather が名詞の直前です。

EX 3|新旧 → 出所

It is an old Italian song.

それは古いイタリアの歌だ。

新旧 old → 出所 Italian。国籍・出所は名詞に近い位置に置きます。

4. つまずきやすい形

(1) 主観(評価)を名詞から遠くに

beautiful, nice など話し手の評価は先頭寄り。wooden, Japanese など客観的な性質は名詞の近くへ。× a red beautiful baga beautiful red bag

(2) 同じ種類は and / カンマでつなぐ

同種の形容詞(色と色、性質と性質)は and やカンマで並べます。a black and white photo(白黒写真)、a cold, rainy day(寒くて雨の日)。

(3) 冠詞・数詞は形容詞の前

a / the / these / two などは、形容詞のさらに前these two small old boxes(これら2つの小さくて古い箱)。数量を表す語も名詞句の先頭側です。

(4) 実際は2〜3語まで

表の全種類を一度に並べることはまれです。実際の英語では2〜3語が自然。多いときは関係詞や前置詞句で言い換えます。

5. 原理とのつながり

形容詞の語順は、丸暗記する呪文ではありません。芯にあるのは「主観 → 客観、そして名詞へ近づく」という一つの流れです。名詞に近いほど、その物と切り離せない性質(材料・出所・国籍)――言いかえれば「ほぼ名詞の一部」。名詞から遠いほど、話し手があとから加えた評価(すてき・美しい)。だから a wonderful old wooden desk は、核 deskwooden(材料)が最も密着し、wonderful(評価)が最も外側にくる。これは「名詞のまとまり(名詞句)を、中心から外へ組み立てる」という見方そのものです。冠詞や数詞(a / the)が形容詞のさらに外側にくるのも、同じ「中心=名詞、外へ広げる」構造から理解できます。順番を覚えるのではなく、名詞句の組み立て方として捉える――それが、迷いを消す土台です。

6. 次に読む

形容詞の語順を、名詞句の組み立てから

語順は「主観 → 客観、名詞へ近づく」の一本で決まります。日本英語塾は担任制のオンライン英語専門塾です。形容詞を暗記の順番でなく、名詞句を組み立てる感覚で使いこなす力を、指導します。全国どこからでも受講できます。

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