比較級と最上級の作り方・使い分け|英文法Q&A
― 「何個を比べるか」で決める
比較は、語形を丸暗記するのではありません。「2つを比べる(比較級)か、3つ以上で1番(最上級)か」を決め、語の長さで -er/-est か more/most かを選ぶ。この2手で組み立てます。
Q. 比較級・最上級は、どう作って、どう使い分けますか?
A. まず比べる数で決めます――2つを比べるなら比較級(-er / more … than)、3つ以上で1番なら最上級(the -est / the most …)。作り方は語の長さで選ぶ――短い語は -er / -est(tall→taller→tallest)、長い語は more / most(useful→more useful→most useful)。同じくらいなら原級 as … as。中学の比較で土台を作ります。
1. 結論 ― 数で選び、長さで作る
2つを比べる→比較級+than。3つ以上で1番→the+最上級。作り方は語の長さで、短い語=-er/-est、長い語=more/most。同程度は as … as。「何個を、どう比べるか」で形が決まる。
A is the tallest of the three.(3つ以上で1番=the+最上級)
A is as tall as B.(同じくらい=原級)
2. 作り方 ― 語の長さと不規則
| タイプ | 原級→比較級→最上級 |
|---|---|
| 短い語(-er/-est) | large → larger → largest |
| 長い語(more/most) | famous → more famous → most famous |
| 不規則 | good/well → better → best |
| 不規則 | bad → worse → worst |
| 不規則 | many/much → more → most |
3. 例文で確認
This river is longer than that one.
この川は、あの川より長い。
2つを比べるので比較級 longer+than。短い語なので -er です。
She is the most diligent student in our class.
彼女は、私たちのクラスで最も勤勉な生徒だ。
集団の中で1番なので the most diligent。長い語なので most、範囲は in our class です。
This book is not as difficult as it looks.
この本は、見た目ほど難しくない。
as … as は「同じくらい」。否定 not as … as で「〜ほど…でない」。あいだは原級(difficultのまま)です。
4. つまずきやすい形
(1) -er と more を重ねない
more taller は誤り。比較級は -er か more のどちらか一方。taller だけで比較級です。
(2) the は最上級に、比較級には原則付けない
最上級には the(the best)。比較級には原則 the を付けません(better)。「1番」に絞るから the が付く、と捉えます。
(3) than と then を混同しない
比較の「〜より」は than。then(そのとき・それから)とは別語です。つづりと意味を分けて覚えます。
(4) 比べる対象をそろえる
than の前後は、同じ種類のものを比べます。「東京の人口は大阪の人口より多い」は than that of Osaka(that=the population)。難関大で問われる要点です(難関大の比較)。
5. 原理とのつながり
比較の骨格は、「何を、どの基準で比べるか」です。比較級は2者の差を than で、最上級は範囲内の1番を the … in/of で示す。形(-er/more)は長さで決まる付随的なルールにすぎません。だから、まず「2つか、3つ以上か」で構造を決め、次に形を選ぶ――この順で考えると迷いません。入試の長文では、than の後ろで省略が起きたり比較対象がずれたりします。比べる2つを常に対応させる意識が、読解でも英作文でも効きます(第27講)。
6. 次に読む
比較を、構造から組み立てる
比較級・最上級は、「比べる数」で構造を決め、「語の長さ」で形を選びます。日本英語塾は担任制のオンライン英語専門塾です。比較を暗記でなく骨格から捉え、読解の省略復元まで扱う力を、指導します。全国どこからでも受講できます。
