大学公式資料を基準に、日本英語塾が答案の作り方と英文構造を独自解説
英文和訳・内容説明・和文英訳・自由英作文を通じて、構文把握と自然な表現を同時に問う構成です。大学公式の出題意図を軸に、答案で何を示すべきかを整理します。
全大問の構成と採点ポイント
| 大問 | 題材 | 形式 | 得点の軸 |
|---|---|---|---|
| I | 論説英文:大気生物学 | 和訳2題・内容説明1題 | 強調、比較級、不定詞、thatの識別、SVOC、要約 |
| II | 論説英文:文明の記録保存 | 和訳2題・内容説明1題 | if only、Just as A, so B、代名詞照応、動詞matter |
| III | 和文英訳 | 日本語小文の英訳 | 直訳を避け、意味を保った自然な英文へ組み替える |
| IV | 自由英作文 | 世界をより良くする一案を論じる | 主張・根拠・結論を80〜100語で一貫させる |
解答・解説の要点
公式発表で確認できる正答は記号・語句を整理し、記述問題は採点者に伝わる答案の組み立て方を示します。
did indeed と For one thing を訳に反映し、比較の基準と不定詞の働きを先に確定します。that は指示語・接続詞・関係詞を機械的に分け、長い主語の中心語を見失わないことが得点の土台です。
代名詞 them の指示対象を名詞で補い、have come full circle と matter を文脈に合わせて訳します。内容説明は「現代の保存観にある誤り」と「古代の記録が残った理由」を対比させます。
日本語の語順を保つ必要はありません。主語を明示し、1文1メッセージを基本に、抽象名詞を動詞へ戻すと自然な答案になります。
第1文で結論を言い切り、中盤は理由を2点、最終文で社会的な効果へ戻します。主張と無関係な一般論を増やさないことが重要です。
同形式・独自答案:世界をより住みやすくするためにできること
Cities should make safe public spaces available to everyone. Parks, libraries, and community centers give people places to meet without having to spend money. They also reduce isolation by creating opportunities for children, older residents, and newcomers to interact. Local governments can improve these spaces by extending opening hours and involving residents in planning activities. When people regularly share welcoming places, they are more likely to understand one another and care for their neighborhood.
答案の構造
主張→具体例→社会的効果→実施方法→結論の5段階。make + O + C、without having to、by + 動名詞を使い、文構造を過度に複雑にしていません。
実物短文を1文ずつ構造分析
引用は構文確認に必要な短い1文に限定しています。長文全体は下の大学公式PDFを手元に開いてください。
Begin with a statement summarizing your main argument.
京大英語の直前対策
- 和訳は主節のSVOCを10秒で書いてから修飾語を戻す
- 自由英作文は主張・理由1・理由2・結論の4文骨格を先に作る
- 代名詞は訳語を決める前に本文中の指示対象へ線を引く
全大問を得点へ変える4段階
英文を読めた感覚と、採点される答案は同じではありません。大問ごとに「形式確認→根拠確保→得点要素→答案化」の順を固定します。
I|論説英文:大気生物学
- 形式確認:和訳2題・内容説明1題
- 最初の処理:設問が求める答えの種類を決め、本文中の根拠候補へ印を付ける。
- 得点の中心:強調、比較級、不定詞、thatの識別、SVOC、要約
- 答案化:根拠を必要な順に並べ、設問の指定言語・字数・語数へ合わせる。
II|論説英文:文明の記録保存
- 形式確認:和訳2題・内容説明1題
- 最初の処理:設問が求める答えの種類を決め、本文中の根拠候補へ印を付ける。
- 得点の中心:if only、Just as A, so B、代名詞照応、動詞matter
- 答案化:根拠を必要な順に並べ、設問の指定言語・字数・語数へ合わせる。
III|和文英訳
- 形式確認:日本語小文の英訳
- 最初の処理:設問が求める答えの種類を決め、本文中の根拠候補へ印を付ける。
- 得点の中心:直訳を避け、意味を保った自然な英文へ組み替える
- 答案化:根拠を必要な順に並べ、設問の指定言語・字数・語数へ合わせる。
IV|自由英作文
- 形式確認:世界をより良くする一案を論じる
- 最初の処理:設問が求める答えの種類を決め、本文中の根拠候補へ印を付ける。
- 得点の中心:主張・根拠・結論を80〜100語で一貫させる
- 答案化:根拠を必要な順に並べ、設問の指定言語・字数・語数へ合わせる。
京大英語の設問別・時間配分
個人差があるため、実際の分数ではなく持ち時間を100とした比率で示します。最初の演習ではこの比率を計測し、得点率の高い大問へ少しずつ寄せてください。
失点しやすい答案と直し方
誤答を正解へ置き換えるだけでは、次の年度で同じ失点を繰り返します。誤った処理と修正動作を一組で記録してください。
指示語・接続詞・関係詞を、後ろの文が完全文か不完全文かで分類する。
主節を先に自然な日本語へ直し、分詞句・前置詞句を意味の近い語へ戻す。
知っている動詞を中心に二文へ分割し、意味の欠落を防ぐ。
第1文で提案を断定し、背景説明ではなく根拠へ進む。
独自模範答案の追加SVOC分析
上の模範答案から、他のテーマにも転用しやすい文をさらに分解します。英文を暗記するのではなく、文型と動詞の使い方を再利用します。
Cities should make safe public spaces available to everyone.
Parks, libraries, and community centers give people places to meet.
解説を読んだ後の実戦演習
解説を閉じ、自分の手で再現できたところまでが学習です。次の三つを48時間以内に行います。
大問Iの和訳箇所を、主節だけの直訳→修飾を戻した訳→自然な完成訳の3段階で書く。
大問IIIの日本文を二つの短文に分割した答案と、一文に統合した答案の両方を作る。
大問IVと同じ構成で「学校をより良くする一案」を80〜100語で書く。
記述答案のセルフ採点表
大学の正式な配点ではなく、日本英語塾が答案を改善するために使う確認表です。各項目を0〜2点、合計10点で評価し、0点の項目から書き直します。
| 観点 | 2点 | 1点 | 0点 |
|---|---|---|---|
| 設問対応 | 問いへ直接答えている | 一部だけ答えている | 別の話題を書いている |
| 根拠・理由 | 本文根拠または理由が明確 | 関係はあるが曖昧 | 根拠がない |
| 構成 | 情報の順序が自然 | 重複や飛躍が一部ある | 論理関係が追えない |
| 文法・語法 | 意味を妨げる誤りがない | 軽微な誤りがある | 主語・動詞関係が崩れる |
| 指定条件 | 字数・語数・言語を満たす | わずかに外れる | 条件を見落としている |
この表は大学公式の採点基準ではありません。復習時に改善箇所を具体化するための独自指標です。
過去問演習後7日間の復習計画
| 当日 | 正答確認の前に、時間切れ・知識不足・構造誤認・設問誤読へ失点を分類する。 |
|---|---|
| 翌日 | 和訳・説明・英作文を解説を閉じて再作成し、最初の答案との差分へ印を付ける。 |
| 3日後 | 重要英文の主節SVOC、従属節、動詞の自他、修飾先を白紙から再現する。 |
| 5日後 | 同じ構文を使った別テーマの英文を三文作り、語法を辞書で確認する。 |
| 7日後 | 間違えた設問だけ時間を測って解き直し、セルフ採点表で8点以上を目指す。 |
京大英語のよくある質問
京大英語は全文和訳から始めるべきですか。
全文を日本語にする必要はありません。各段落の主節と対比だけを短く記録し、設問箇所で精読へ切り替える方が時間を管理しやすくなります。
和文英訳は一文で書かないと減点されますか。
意味と論理が保たれていれば、二文へ分ける方が正確になる場合があります。日本語の句読点より、英語として自然な情報単位を優先します。
自由英作文では高度な語彙が必要ですか。
難語より、主張と根拠が対応し、文法ミスが少ないことが重要です。使える語で因果関係を明確にします。
何年分の過去問を解くべきですか。
まず直近3年で形式に慣れ、復習まで完了した後に5〜10年へ広げます。答案を作り直さない解きっぱなしは避けます。
大学公式の問題・解答資料
- 外国語(英語)問題 III・IV(大学公式PDF)
- 外国語(英語)解答例・出題意図(大学公式PDF)
参照日:2026年7月29日。公開状況やURLは大学側の都合で変更される場合があります。