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SENTENCE STRUCTURE DICTIONARY

英文構造診断辞典

SVOCを暗記するためではなく、長い一文でも「文の骨格・節の境界・修飾先」を根拠つきで説明するための実践辞典です。訳す前に構造を決める手順を身につけます。

このページの卒業条件:初見の英文で、主節の主語と述語、節の種類、主要な修飾関係を示し、「なぜその訳になるか」を説明できること。

最初に覚えるのは、記号ではなく読む順序

長文で迷う原因は、単語不足だけではありません。訳語を左から並べる前に、次の4手順で文を小さくします。

1

動詞候補を探す

時制を持つ動詞を見つけます。to do や doing、過去分詞をすぐ述語と決めません。

2

節の境界を切る

接続詞、関係詞、疑問詞を手がかりに、どこからどこまでが一つの節かを囲みます。

3

主節の骨格を取る

修飾語をいったん外し、文全体を支える主語・述語・目的語・補語を確定します。

4

修飾を戻して訳す

どの語句が何を説明するかを戻し、最後に文脈に合う自然な日本語へ整えます。

ミニ辞典|述語動詞と準動詞を見分ける

一つの節には、原則として時制を担う述語動詞があります。見た目が動詞でも、to dodoing・過去分詞は、それだけでは節の述語にならないことがあります。まず「時制・助動詞・主語との対応」を確認します。

判定の手がかり 文中での働き
述語動詞 時制を持つ/助動詞と組む 節の中心 works, worked, will work, has worked
to不定詞 to+動詞の原形 名詞・形容詞・副詞の働き to understand
現在分詞・動名詞 動詞+ing 修飾語、名詞、進行形の一部 studying, is studying
過去分詞 規則形-ed/不規則形 修飾語、受動態・完了形の一部 proposed, was proposed, has written
1

助動詞・時制を探す

will, can, did, has などを含む動詞群を一まとまりで見ます。

2

準動詞を仮に外す

to do, doing, done を修飾・名詞相当の候補として括弧に入れます。

3

主語と対応させる

「誰が/何が、その動作・状態なのか」を問い、節ごとに主語と述語を一組にします。

The students studying in the library have finished the report.

述語動詞:have finished 主語:The students

判断:studying は students を説明する現在分詞で、時制を担う述語は have finished です。

To understand the argument requires careful reading.

述語動詞:requires 主語:To understand the argument

判断:文頭の to不定詞句全体が主語で、三人称単数形 requires が文の時制を担います。

3問チェック|先に述語動詞を答える

1. The method proposed by the team appears reliable.

答え:appearsproposed は method を説明する過去分詞です。

2. What many readers find confusing is the final paragraph.

答え:名詞節内の find と、主節の is。節ごとに一組ずつ主語と述語があります。

3. Having reviewed the evidence, the committee decided to revise the plan.

答え:decidedHaving reviewed は分詞構文、to revise は不定詞です。

第1章|文の骨格:5文型を診断に使う

中心関係 診断の問い
SV 主語+動作・状態 動詞だけで意味が完結するか The situation changed.
SVC S=C 主語の性質・正体を説明しているか The task seems difficult.
SVO SがOに働く 動詞の対象が一つあるか We examined the claim.
SVOO 人に物・情報を与える 二つの目的語を「人に/物を」と読めるか She gave us an example.
SVOC O=C 目的語の状態・呼び名を補っているか The evidence made the theory convincing.

The new evidence made the old explanation less convincing.

Sthe new evidence Vmade Othe old explanation Cless convincing

判断:「古い説明=説得力が弱い」という O=C の関係があるためSVOCです。

第2章|節:文の中の“小さな文”を分ける

名詞節

主語・目的語・補語の位置に入り、「〜ということ」と読める節。

What the data show is important.

下線部全体が主語です。

形容詞節

直前の名詞を説明し、「どの〜か」を限定・補足する節。

The method that we used was simple.

下線部が method を説明します。

副詞節

時・理由・条件・譲歩などを示し、主節全体に情報を足す節。

Although the sample was small, the result was useful.

主節に譲歩を加えます。

同格の that 節

fact, idea, possibility などの中身を説明します。関係代名詞のような欠けた要素はありません。

the fact that language changes

that節=factの内容です。

第3章|修飾:どの語にかかるかを決める

前から訳すだけでは、前置詞句・分詞・不定詞の修飾先を誤ります。「意味が自然」だけでなく、置かれた位置と文法上の働きで判断します。

Students interested in language often notice patterns hidden in ordinary conversation.

interested ... は Students、hidden ... は patterns を後ろから説明します。主節の骨格は Students notice patterns. です。

  • 前置詞句:名詞を説明するか、動詞の時・場所・方法を足すかを確認する。
  • 分詞:説明される名詞との間に「する/される」のどちらの関係があるか確認する。
  • 不定詞:名詞用法・形容詞用法・副詞用法のどこに置かれているか確認する。
  • 挿入:カンマやダッシュで挟まれた部分を一度外し、主節を先に取る。

第4章|並列:and が何と何を結ぶか

and / or / but の前後は、原則として文法上同じ役割の要素が並びます。直後だけでなく、左側へ戻って対応する形を探します。

The course helps students identify assumptions, compare arguments, and express conclusions clearly.

helps students の後ろで、三つの動詞句が並列です。and が conclusions と arguments を結ぶのではありません。

診断のコツ:並列部分をそれぞれ共通部分につないで、文法的な文ができるか試します。

第5章|難文の正体:倒置・省略・挿入

現象 見抜く手がかり 復元の考え方
倒置 否定表現が文頭、場所表現の後に動詞 通常の主語+述語の順へ戻す
省略 比較・並列の片側に共通語がない 前に出た同じ形を補って読む
挿入 カンマ、ダッシュ、括弧で挟まれる いったん外して骨格を確定する
分離 主語と動詞、動詞と目的語が遠い 長い修飾部を括弧に入れてつなぐ

診断問題|構造を説明してから訳す

問題1:The belief that effort always leads to success can be harmful.

骨格:The belief can be harmful. that節:belief の内容を示す同格節。that節内は effort=S、leads=V。

訳例:努力が必ず成功につながるという信念は、有害になりうる。

問題2:What matters is not how much information we collect but how carefully we examine it.

骨格:What matters=S、is=V、not A but B=C。AとBはいずれも how で始まる名詞節です。

訳例:重要なのは、どれだけ多くの情報を集めるかではなく、それをどれほど注意深く検討するかである。

問題3:Students who learn to question what they read become less likely to accept simple answers.

骨格:Students become less likely. who節:Studentsを説明。what they read は question の目的語となる名詞節。

訳例:読んだ内容を問い直すことを学ぶ生徒は、単純な答えをそのまま受け入れにくくなる。

問題4:Only after the discussion ended did we recognize the assumption behind the argument.

倒置:Only+副詞句が文頭に出たため did we recognize。通常語順は we recognized ... only after ...。

訳例:議論が終わって初めて、私たちはその主張の背後にある前提に気づいた。

問題5:The proposal, though attractive at first, would require resources the school does not have.

骨格:The proposal would require resources. though 以下は挿入。resources の後ろには目的格の関係代名詞が省略され、the school does not have が resources を説明します。

訳例:その提案は一見魅力的だが、学校が持っていない資源を必要とするだろう。

誤読を減らす記録法

記録すること 悪い記録 良い記録
誤りの位置 訳を間違えた 主節の動詞を分詞と取り違えた
判断根拠 なんとなく that節内に目的語が欠けていたため関係詞節
次回の行動 もっと読む 動詞候補に印を付け、節ごとに主語を確認する

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構文が取れるようになったら、段落の対比・因果・言い換えを追う「長文・論理」へ進みます。迷ったら親辞典の診断へ戻ってください。

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内容確認日:2026年8月10日。本ページの例文と診断問題は学習用に独自作成しています。