独立した学部英語はありません。公式資料を基準に、英語の利用方法と総合問題の対策を分けて整理します。
早稲田大学スポーツ科学部の2026年度一般選抜では、英語は大学入学共通テストの英語100点として利用されます。早稲田大学が独自に実施する科目は総合問題100点・120分であり、「スポーツ科学部独自の英語過去問」はありません。このページは、従来のURLを保ったまま、誤解を招く表現を公式情報に合わせて訂正した案内です。
2026年度の入試方式を一枚で確認
過去問を探す前に、どの方式の、どの科目を受験するのかを固定します。一般選抜について、大学公式の入試改革案内では、共通テスト2科目200点と学部独自の総合問題100点を組み合わせる方式が示されています。共通テスト部分は英語100点と、国語または数学100点です。独自試験の総合問題は100点・120分です。
| 区分 | 英語 | 早稲田の学部独自試験 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 一般選抜 | 大学入学共通テストの英語100点 | 総合問題100点・120分 | 独立した英語問題はない |
| 共通テストのみ方式 | 大学入学共通テストの英語を利用 | 学部独自試験なし | 科目・配点は当年度の要項で確認 |
| 共通テスト+競技歴方式 | 大学入学共通テストの英語を利用 | 方式固有の審査条件を確認 | 一般選抜と同じ科目構成だと決めつけない |
検索結果に「スポーツ科学部 英語 過去問」と表示されても、それだけで学部独自英語が存在すると判断してはいけません。大学公式の試験問題一覧、入試改革案内、入試要項を照合し、共通テストと大学独自試験を分けることが出発点です。
確認に使った大学公式資料
| 公式資料 | このページで確認したこと |
|---|---|
| 2026年度一般選抜・試験問題 | スポーツ科学部の学部独自問題として掲載されている科目が総合問題であること |
| 2025年度以降の入試改革 | 一般選抜の共通テスト科目・配点と、総合問題の配点・試験時間 |
| 2026年度総合問題の解答例 | 総合問題IからIIIまでの解答例と、論述問題の扱い |
| 2026年度総合問題の出題の意図 | 走運動データ、安全・安心、競い合うことの善悪という三つの観点 |
| 2026年度共通テスト利用入試案内 | 共通テストのみ方式等で外国語として共通テスト英語を利用すること |
ここで示す配点と試験時間は上記公式資料で確認できる範囲に限定しています。年度や方式が違えば条件も変わり得ます。出願年度の要項を最終確認資料にしてください。
2026年度総合問題は何を測る試験か
総合問題は、スポーツに関する知識を単純に暗記しているかだけを見る試験ではありません。公式の出題意図からは、図表や文章を読み、複数の情報をつなぎ、条件に沿って判断し、自分の考えを論理的に表現する力が問われていると読めます。問題本文の転載はせず、公式資料から確認できる大枠だけを整理します。
| 部分 | 公式資料から確認できる主題 | 演習で残す記録 |
|---|---|---|
| I | 走運動と動作・力学的データを読み、図表を統合して考える | 変数、単位、比較対象、増減、根拠となる図番号 |
| II | 安全・安心に関する文章や資料の関係を読み取る | 各資料の主張、定義、共通点、相違点 |
| III | 競い合うことの善悪について論じる | 立場、理由、反対意見への応答、具体例、結論 |
解答例を見て正誤だけを写すのではなく、「どの資料の、どの情報を使い、どの操作をして答えにしたか」を言葉にします。選択式でも、根拠が再現できなければ次の年度へ転用できません。
総合問題Iの図表・データ読解手順
走運動を扱う資料では、競技経験による印象より、図表に明示された条件を優先します。最初に縦軸と横軸、単位、凡例、測定条件を確認します。次に、比較する二つの対象を固定し、増加・減少・最大・最小・変化の大きい区間を記録します。最後に、その観察が設問の問いに直接答えているかを照合します。
- 変数を特定する:何を変え、何を測ったのかを一行で書く。
- 単位を付ける:数値だけを比べず、時間、距離、速度、力などの単位を確認する。
- 比較条件をそろえる:同じ時点、同じ区間、同じ群の値を比べる。
- 観察と解釈を分ける:グラフから直接読める事実と、その理由についての推論を別の文にする。
- 因果を言い過ぎない:同時に変化したことだけで、一方が他方の原因だと断定しない。
復習では、各図について「この図だけから確実に言えること」と「追加情報がなければ言えないこと」を二列に分けます。この区別が、もっともらしいが根拠の弱い選択肢を消す力になります。
総合問題IIの複数資料を統合する方法
安全・安心のように近い言葉が並ぶテーマでは、日常語の感覚だけで同じ意味だと決めないことが重要です。資料内で定義されている意味、話者が重視する対象、判断基準を拾います。一つの文章を読み終えるたびに、主張を20字程度で仮置きし、次の資料との共通点と相違点を追記します。
| 確認欄 | 書き方 | 避ける誤り |
|---|---|---|
| 定義 | 本文がその語をどう限定しているかを書く | 自分の常識だけで意味を補う |
| 主体 | 誰が判断し、誰が影響を受けるかを書く | 社会全体と個人を混同する |
| 根拠 | 具体例、数値、専門家の説明を区別する | 例を一般法則へ広げる |
| 関係 | 一致、補完、対立、条件付き一致から選ぶ | 似た語があるだけで一致とする |
総合問題IIIの601〜1000字論述
2026年度の公式解答例では、総合問題IIIは「競い合うことの善悪」を扱い、601字以上1000字以内で論じる問題です。論述は大学公式が唯一の模範文を示す形式ではなく、問いに応じた主張と根拠の整合性が重要です。本文や設問をここへ転載せず、書く手順だけを示します。
- 立場を限定する:競争は常に善、常に悪と広げず、どの条件なら有益または有害かを示す。
- 判断基準を置く:成長、公平性、安全、他者尊重など、善悪を判断する軸を明記する。
- 具体例を分析する:例を挙げて終わらず、その例が判断基準をどう支えるか説明する。
- 反対側を検討する:自分の立場に対する妥当な反論を一つ取り上げ、条件を調整する。
- 結論を戻す:冒頭の立場を、本文で示した条件を含む形で言い直す。
字数を埋めるための一般論は避けます。600字前後の短い下書きを作り、主張と理由の間に飛躍がないかを確認してから、必要な反論や条件を加えます。自己採点では、設問対応、資料との関係、論理、具体例、字数条件を各2点、計10点で記録すると改善箇所が見えます。これは大学公式配点ではなく、復習用の指標です。
共通テスト英語はどう準備するか
一般選抜の英語対策は、早稲田独自の長文問題を探すことではなく、大学入学共通テスト英語の得点を安定させることです。リーディングでは、複数文書、図表、広告、説明文などから目的に合う情報を選ぶ練習を行います。リスニングでは、話者、目的、条件、数値、意見の一致・不一致を短い記号で残し、聞き逃した一語だけで全体を捨てない訓練をします。
| 技能 | 演習時の操作 | 復習記録 |
|---|---|---|
| 情報検索 | 設問の人物・日時・条件を先に囲み、同じ情報を本文で探す | 根拠行と誤読した限定語 |
| 図表統合 | 本文の主張と図表の数値を別々に読み、最後に対応させる | 単位、比較対象、例外 |
| 要点把握 | 各段落を主張・理由・例・転換のいずれかへ分類する | 段落役割を一語で記録 |
| リスニング | 選択肢の相違点を先に見て、必要情報を絞って聞く | 聞けなかった音と判断を誤った条件 |
目標点は他科目や方式によって変わるため、このページでは合格最低点や必要得点率を断定しません。過去の合格データを使う場合も、年度、方式、満点、換算方法が一致しているかを確認してください。
次の英文は早稲田大学の過去問からの引用ではありません。共通テスト英語と総合問題の資料読解をつなぐための独自例文です。
Careful measurement allows researchers to evaluate athletic performance.
日本語:注意深い測定によって、研究者は運動パフォーマンスを評価できる。
- SVOC
- Careful measurement (S) / allows (V) / researchers (O) / to evaluate athletic performance (C)。
- 動詞
- allowは他動詞で、allow O to do「Oが〜することを可能にする」。evaluateも目的語athletic performanceを取る他動詞です。
- 修飾
- Carefulはmeasurementを、athleticはperformanceを修飾します。to evaluate以下はresearchersが行う内容を示します。
- 訳し方
- 英語の語順を保つなら「注意深い測定は、研究者が運動パフォーマンスを評価することを可能にする」。自然な日本語では無生物主語を「〜によって」と処理できます。
二つの対策を週内で分ける
共通テスト英語と総合問題は、読む力に重なる部分があっても、出力の形式が異なります。英語演習だけ、論述だけに偏らないよう、週の中で別の時間枠を置きます。
| 1日目 | 共通テスト英語を時間どおりに解き、情報検索・図表・要点・聴解へ誤答分類する。 |
|---|---|
| 2日目 | 総合問題の図表を一つ選び、変数・単位・比較対象・確実に言えることを記録する。 |
| 3日目 | 共通テスト英語の誤答だけを解き直し、根拠となる限定語を本文へ戻す。 |
| 4日目 | 総合問題の論述を構成メモから作り、主張・理由・反論・結論のつながりを確認する。 |
| 5日目 | 図表を含む英文資料を使い、英語で読んだ事実を短い日本語で説明する。 |
| 7日目 | 記録を見ずに同じ問題へ答え、判断手順を再現できたか確認する。 |
過年度資料を混同しないための確認表
30年分の過去問を調べる場合でも、現在の方式と同じ試験が30年間続いていたと考えてはいけません。スポーツ科学部では2025年度から一般選抜の学部独自試験が小論文から総合問題へ変更されています。したがって、2024年度以前の資料は現在の総合問題と同じ形式の予想問題としてではなく、当時の方式に対応した資料として扱います。
| 確認項目 | 資料へ記録する内容 | 判断 |
|---|---|---|
| 年度 | 問題冊子、解答例、出題意図が同じ年度か | 年度が違えば一組にしない |
| 選抜方式 | 一般選抜、共通テストのみ、競技歴方式など | 方式ごとに必要科目を分ける |
| 独自科目 | 総合問題、小論文、その他の科目名 | 現在の科目名へ勝手に読み替えない |
| 英語の出所 | 大学独自問題か、大学入学共通テストか | 出所が違う問題を同じ傾向分析へ混ぜない |
| 公開範囲 | 問題、解答例、出題意図の有無 | 非公開部分を推測で補わない |
古い年度を演習する価値は、形式の一致だけではありません。資料から条件を読み取る力、図表を比較する力、限られた字数で論じる力は訓練できます。ただし、現在の合否判定や配点へそのまま当てはめないことが大切です。各年度の解説ページを作る場合も、最初に年度別の公式資料台帳を作り、独自英語が存在しない年度には英語解答ページを作成しません。
演習を始める前の最終チェック
- 受験する年度と方式を大学公式要項で確認した。
- 英語が共通テスト由来か、大学独自問題かを確認した。
- 総合問題の問題冊子、解答例、出題の意図を同じ年度でそろえた。
- 公式資料にない配点内訳、難易度、合格必要点を推測していない。
- 問題文を転載した非公式ページではなく、公式PDFを演習の基準にした。
この五項目を満たしてから時間を計ります。形式確認に使った時間、資料読解に使った時間、論述の構成と清書に使った時間を分けて記録すると、単に「時間が足りなかった」で終わらず、次回どこを短縮するか決められます。
早稲田大学スポーツ科学部のよくある質問
スポーツ科学部独自の英語過去問はありますか。
2026年度一般選抜ではありません。英語は大学入学共通テストを利用し、学部独自試験は総合問題です。
このページにある英文は過去問ですか。
いいえ。英文構造の欄は日本英語塾が作成した練習用例文で、大学公式問題からの引用ではありません。
総合問題は英語で出題されますか。
公式試験問題ページでは科目名が総合問題として公開されています。本ページは独立英語として扱いません。実際の問題冊子と出題の意図を大学公式PDFで確認してください。
過年度も同じ方式ですか。
同じとは限りません。2025年度から入試方式が変更されています。過年度を演習するときは、その年度の科目・配点・試験時間を対応する公式資料で確認してください。
合格に必要な英語得点率は何%ですか。
受験方式、年度、他科目の得点で変わるため一律の数値は断定できません。公式の得点・選考情報がある場合も年度と方式を合わせて判断してください。