― 「ならべる順番」からはじめる
小学生の英語で大切なのは、単語をたくさん覚えることよりも、「英語は日本語と語のならべ方がちがう」と体で分かること。ここが分かると、中学英語がすっと入ります。
小学生のうちに身につけてほしいのは、むずかしい文法用語ではありません。英語は、語をならべる順番で意味が決まる――このかんかくです。この地図では、小学生が英語をはじめるときに通る道を、やさしい順にならべました。おうちの方が、お子さんといっしょに読めるようにしています。中学英語(中学英語の全体地図)へまっすぐつながります。
小学英語でいちばん大切なこと
日本語では、「わたしは いぬが すきです」も「いぬが わたしは すきです」も、なんとなく通じます。ことばの「は」「が」が、だれが何をするのかを教えてくれるからです。
でも英語には、この「は」「が」がありません。そのかわりに、ことばをおく場所で役わりを決めます。
Dogs like me.(いぬが わたしを すき)
おなじ3つのことばでも、ならべる順番がかわると、意味がかわります。英語は、ならべる順番がとても大事。これが分かると、この先の英語がぐっとやさしくなります。
学ぶ順番(小3〜小6のめやす)
| ステップ | 学ぶこと | ねらい |
|---|---|---|
| 1 | あいさつ・自己しょうかい | 英語を「音」でまねる。通じる楽しさ |
| 2 | アルファベットと音(フォニックス) | 文字には「名前」と「音」があると知る |
| 3 | be動詞(am / is / are) | 「A=B」のことば。I am Ken. |
| 4 | 一般動詞(play / like / eat) | 「する」のことば。I like soccer. |
| 5 | たずねる文・打ち消す文 | Do you〜? / I don't〜. |
| 6 | a / an ・ 数(ふくすう) | 1つか、2つ以上か |
| 7 | my / your / his など | 「だれの」を表すことば |
| 8 | in / on / at(場所・とき) | ものの位置や、時間をつたえる |
| 9 | can(〜できる) | I can swim. はじめての助動詞 |
| 10 | 今していること(be + ing) | I am running. |
この順番は、そのまま中学1年生の英語につながります。小学生のうちに、あわてて先へ進む必要はありません。ステップ3・4の「be動詞」と「一般動詞」をきちんと分けられるようになれば、それだけで中学英語のいちばん大事な土台ができています。
音と文字 ― フォニックスのはじめの一歩
英語の文字(アルファベット)には、「名前」と「音」の2つがあります。たとえば a は、名前は「エイ」ですが、単語の中では「ア」の音になります(cat, bag, map)。
| 文字 | 名前 | 単語の中の音 | れい |
|---|---|---|---|
| a | エイ | ア | cat, apple |
| e | イー | エ | egg, pen |
| i | アイ | イ | ink, sit |
| o | オウ | オ | box, dog |
| u | ユー | ウ / ア | cup, sun |
この「音のルール」が分かると、はじめて見る単語も、音を組み合わせて読めるようになります。c-a-t →「ク・ア・トゥ」→「キャット」。ローマ字とはちがうルールなので、はじめは声に出して、耳と口で覚えるのがいちばんです。
英検5級へのちょうせん
小学生の英語の、さいしょの目標になりやすいのが英検5級です。5級は「中学1年生の終わりくらい」のレベルで、上のステップ1〜10がひととおりできれば、とどく範囲です。
- 読むやさしい単語と、みじかい文を読むbe動詞・一般動詞の文が中心
- 聞く会話や、みじかい文を聞いて答える音になれておくことが大事
英検は「合格・不合格」がはっきりするので、小学生にとって目に見える目標になります。ただし、級をいそいで上げることより、一つひとつの文を、意味が分かって読める・言えることのほうを大切にしてください。土台がしっかりしていれば、級はあとからついてきます。
おうちの方へ
小学生の英語で、いちばん避けたいのは「意味の分からない丸暗記」で英語をきらいになることです。単語カードを何百枚も覚えるより、みじかい文を「だれが・どうする・何を」の順で、意味が分かって言えるほうが、この先ずっとのびます。
ご家庭では、次のようなことが役に立ちます。
| 音になれる | 英語の歌・動画を、意味を気にせず聞き流す時間をつくる |
|---|---|
| 声に出す | 読めた文は、かならず声に出す。耳と口で覚える |
| くらべない | 先取りの進み方より、今の文が分かっているかを見る |
| 楽しさを守る | 「できた」を見つけてほめる。きらいにさせない |
小学生から、正しい順番で英語を
日本英語塾は担任制のオンライン英語専門塾です。小学生のお子さんには、いまの理解度に合わせて、「ならべる順番」から無理なく積み上げます。中学・高校・大学受験・英検まで、同じ担当講師が一貫して見られるのが強みです。まずは体験授業で、お子さんの今の状態をごらんください。