英検®3級ライティング完全攻略|テンプレート・採点基準・模範解答・よくある失敗を全解説
英検®3級ライティング完全攻略|テンプレート・採点基準・模範解答・よくある失敗を全解説
英検®3級のライティングは、多くの中学生が「何を書けばいいかわからない」「英語で文章が作れない」と苦手意識を持つ分野です。しかし、採点の仕組みを正確に理解し、テンプレートを1つ身につければ、短期間で安定した点数を取れるようになります。英語が苦手な生徒にとっても、ライティングは「勉強したぶんだけ確実に点数が上がる」技能です。
この記事では、英検®3級ライティングの採点基準・テンプレート・模範解答・よくある失敗パターン・家庭での練習方法まで、合格に必要な情報をすべてまとめました。オリジナル練習問題5題も収録しています。
この記事で学べること
- 英検®3級ライティングの出題形式と採点基準(4観点の詳細)
- どんなテーマでも使える基本テンプレート
- 合格点に届く模範解答と、その作り方の解説
- よくある失敗パターン6つとそれぞれの対策
- オリジナル練習問題5題(解答例つき)
- 自宅での練習方法と保護者のサポート法
英検®3級ライティングの出題形式
英検®3級のライティング問題は次の形式で出題されます。
- 形式:QUESTION(質問)に対して、自分の意見と理由を英語で書く
- 語数:25〜35語(英単語の数)
- 解答方法:試験問題の解答欄に直接記入する
- 時間:筆記試験50分の中に含まれる(他の問題と合わせて時間配分が必要)
QUESTIONの形式は「Do you think〜?(〜だと思いますか?)」または「Should〜?(〜すべきですか?)」という形が多く、日常的・社会的なテーマが出題されます。たとえば「学校でスマートフォンを使うべきか」「毎日運動することはよいか」「電車での音楽鑑賞はよいか」といった身近なトピックが中心です。
採点基準|4つの観点を正確に理解する
英検®3級のライティングは以下の4観点で採点されます。各観点を正確に理解することで、失点を大幅に防げます。
| 観点 | 評価される内容 | よくある失点パターン |
|---|---|---|
| 内容 | QUESTIONに答えているか。理由が2つ書かれているか。意見と理由が対応しているか。 | 意見を書かずに一般的なことを書く。理由が1つしかない。 |
| 構成 | 意見→理由1→理由2→まとめ の流れになっているか。 | まとめの文(For these reasons〜)がない。First/Secondの順が乱れている。 |
| 語彙 | 適切な単語・表現を使っているか。同じ語の繰り返しが少ないか。 | 同じ単語を何度も繰り返す。難しい単語を誤って使う。 |
| 文法 | 正しい文法・活用形・スペルを使っているか。 | 三単現の-sを忘れる。スペルミス。主述の不一致。 |
重要:4つの観点のうち、内容点が最も大きな影響を持ちます。QUESTIONに答えていないと、どれだけ文法が正確でも内容点がゼロになり、合格圏に届かなくなります。まず「意見を明確に述べ、理由を2つ書く」ことを最優先にしてください。
基本テンプレート|どんなテーマでも使える型
英検®3級ライティングで使える最強のテンプレートを紹介します。このテンプレートは採点の4観点すべてに対応した構造になっています。
[意見] I think (that) [賛成/反対の立場を明確に].
[理由の宣言] I have two reasons.
[理由1] First, [理由1の内容].
[理由2] Second, [理由2の内容].
[まとめ] For these reasons, I think (that) [意見を繰り返す].
テンプレートの各パーツの役割
| パーツ | 役割 | 対応する採点観点 |
|---|---|---|
| I think (that)〜. | 立場を明確にする | 内容・構成 |
| I have two reasons. | 理由が2つあることを宣言する | 構成 |
| First, 〜. | 理由1を述べる | 内容・語彙・文法 |
| Second, 〜. | 理由2を述べる | 内容・語彙・文法 |
| For these reasons, I think〜. | まとめる | 構成 |
理由を2つ作れないときの対処法
「理由が1つしか思いつかない」という場合は、以下の視点から考えると2つ目が出てきやすくなります。
- 健康・体の視点:It is good / bad for our health.
- 時間・効率の視点:It saves / wastes our time.
- お金・コストの視点:It does not cost much money. / It is expensive.
- 環境の視点:It is good for the environment.
- 人間関係・コミュニケーションの視点:It helps us communicate with others.
- 勉強・学習の視点:It helps students learn / improve their skills.
これらの「引き出し」を事前にいくつか用意しておくと、どんなテーマでもすぐに理由を2つ組み立てられるようになります。
オリジナル練習問題 5題(解答例・採点ポイント付き)
以下はすべて数強塾グループが独自に作成したオリジナル問題です。テンプレートを使って実際に書いてみましょう。
問題1
QUESTION: Do you think students should bring their own lunch to school instead of eating school lunches?
解答例・解説(問題1)
I think students should bring their own lunch to school. I have two reasons. First, students can eat food they like, which makes them happy. Second, homemade lunches can be healthier because parents control what goes in them. For these reasons, I think bringing lunch from home is a good idea.
語数:約50語 採点ポイント:
- ✅ 内容:QUESTIONに「should bring」で明確に答えている
- ✅ 構成:First / Second / For these reasons の流れが整っている
- ✅ 語彙:"homemade(手作りの)" "control(管理する)" が自然に使われている
- ✅ 文法:三単現・時制・スペルが正確
問題2
QUESTION: Do you think it is important for people to learn about other countries' cultures?
解答例・解説(問題2)
I think it is important for people to learn about other countries' cultures. I have two reasons. First, learning about different cultures helps us understand and respect people from other places. Second, it can make us more open-minded and flexible when we travel or work abroad. For these reasons, I believe learning about other cultures is very important.
語数:約55語 採点ポイント:
- ✅ "respect(尊重する)" "open-minded(視野が広い)" など英検®3級らしい語彙を使用
- ✅ 最後に "I believe" を使い、"I think" の繰り返しを避けている
- ⚠️ 語数がやや多め。35語以内に収めるなら "First, it helps us understand others. Second, it makes us open-minded when working with people from other countries." と短縮できる
問題3
QUESTION: Do you think students should be allowed to use their smartphones during class?
解答例・解説(問題3)【反対意見の場合】
I do not think students should use smartphones during class. I have two reasons. First, smartphones can easily distract students from lessons. Second, students might use them to look up answers during tests, which is unfair. For these reasons, I think smartphones should not be used in class.
語数:約47語 採点ポイント:
- ✅ 反対意見でも "I do not think〜" でテンプレートが使える
- ✅ "distract(注意を散らす)" が難しければ "students cannot focus on their lessons" でも可
- ✅ "which is unfair(不公平であるということ)" という関係代名詞を使った一文が自然に加えられている
問題4
QUESTION: Do you think people should avoid using plastic bags when shopping?
解答例・解説(問題4)
I think people should avoid using plastic bags when shopping. I have two reasons. First, plastic bags cause serious damage to the environment because they take many years to break down. Second, using eco-bags is easy and can save money in the long run. For these reasons, I think avoiding plastic bags is a good choice.
語数:約52語 採点ポイント:
- ✅ 環境テーマは英検®3級・準2級でよく出る。"cause damage to the environment(環境に害を与える)" は準2級でも使える表現
- ✅ "in the long run(長い目で見ると)" は語彙点を上げるフレーズ
- ⚠️ "take many years to break down" は少し難しめ。難しければ "they are bad for the environment" でも可
問題5
QUESTION: Do you think it is a good idea for children to read books every day?
解答例・解説(問題5)【シンプル版・語数ミニマム】
I think it is a good idea for children to read books every day. I have two reasons. First, reading helps children learn new words. Second, books give them a lot of useful information. For these reasons, I think reading every day is good for children.
語数:約42語 採点ポイント:
- ✅ シンプルな語彙・文法でも採点基準を十分に満たす
- ✅ 25〜35語の目安に対して少し多いが、理由2つとまとめが明確なので内容・構成は満点圏
- 💡 「難しい単語を使おうとしてスペルを間違える」より「シンプルで正確な文を書く」方が合格に近い
よくある失敗パターン6つと対策
失敗① 「I think」を書いたが意見が曖昧
「I think English is important.(英語は大切だと思う)」で終わってしまい、QUESTIONへの賛否が不明瞭な場合があります。QUESTIONが「Do you think〜?」の場合は、必ず「I think (that) students should〜」「I think (that) it is good〜」など、QUESTIONの内容を繰り返す形で答えましょう。
失敗② 理由が「感想」になっている
「First, I like reading books.(第一に、本を読むのが好きです)」は「なぜ本を読むべきか」の理由ではなく、単なる感想です。理由は「なぜ〜すべきか/よいか」という根拠を書きます。「First, reading books helps children learn new words.(本を読むと子どもが新しい単語を学べる)」のように、根拠と効果を書きましょう。
失敗③ 三単現の -s を忘れる
「He help us.」「It save time.」のように、3人称単数(he/she/it)が主語のときに動詞に -s/-es をつけ忘れるミスです。書いた後に必ず「主語が he/she/it のとき、動詞に -s がついているか」を確認する癖をつけましょう。
失敗④ まとめの文を書き忘れる
「First〜 Second〜」で終わってしまい、「For these reasons, I think〜.」が抜けるパターンです。テンプレートの5パーツを丸ごと書く習慣をつけることで防げます。本番直前のチェックリストに「まとめの文があるか」を入れておきましょう。
失敗⑤ 難しい単語を無理に使ってスペルを間違える
「environment」「communication」「technology」など難しい単語はスペルミスしやすいです。知っている単語でも不安なときは、確実に書けるシンプルな表現に置き換える判断力が大切です。「environment」→「nature」、「communication」→「talking with others」のように言い換えても採点上の問題はありません。
失敗⑥ QUESTION の内容と違うことを書いてしまう
QUESTIONを最後まで正確に読まずに書き始めると、ズレた解答になります。たとえば「Do you think students should bring their own lunch?(お弁当を持参すべきか)」という問いに対して「I think eating lunch is important.(昼食を食べることは大切)」と書くと内容点が下がります。QUESTION を最後まで読んでから書き始めましょう。
本番前チェックリスト
ライティングを書いた後、以下を必ず確認してください。
- ☑ QUESTIONに Yes か No で答えているか(賛成か反対かが明確か)
- ☑ 理由が2つあるか(First と Second があるか)
- ☑ まとめの文(For these reasons, I think〜)があるか
- ☑ 三単現の -s は合っているか(he/she/it が主語の動詞に -s が付いているか)
- ☑ 明らかなスペルミスはないか
- ☑ 語数が極端に少なくないか(最低でも20語以上あるか)
家庭での練習方法|保護者サポートのコツ
ライティングは「毎日1題書く習慣」が最も効果的です。特別な問題集がなくても、身近なテーマ(「音楽は毎日聞くべきか」「犬と猫どちらがよいペットか」)を自分で設定して書く練習で十分です。
保護者の方へ:お子さんが書いたライティングの添削は専門知識がないと難しいですが、「理由が2つあるか」「まとめの文があるか」という2点だけ確認するだけでも大きなサポートになります。文法の正しさは講師に任せ、保護者の方は「書く習慣が続いているか」の声かけに集中することが長続きのコツです。
英論会ではプロ講師によるライティング添削指導を行っています。「何を書けばいいかわからない」「書いたが正しいかわからない」という段階から丁寧に対応します。
英語が苦手でもライティングで得点できる理由
英論会の代表・藤原進之介は「英検®3級のライティングは、才能ではなく仕組みで解ける問題だ」と考えています。難しい英語力は必要ありません。テンプレートという「仕組み」を覚え、毎日少しずつ書き続けることで、確実に得点できるようになります。
英語が苦手な生徒ほど「英語で文章が書けない」という思い込みから、ライティングを後回しにしがちです。しかし、25〜35語という短い分量で、決まった型に当てはめるだけのライティングは、むしろ「型を知っているかどうか」がほぼすべてです。型を知らずに取り組むと難しく、型を知って取り組むと驚くほど書きやすくなります。これは英語に限らず、多くの学習で当てはまることです。まず型を覚え、その後に自分の言葉を当てはめていく——その積み重ねが、やがて「自分の言葉で英語が書ける力」に変わります。
よくある質問(FAQ)
Q. 語数が25〜35語の範囲を超えても大丈夫ですか?
英検®3級では、語数が範囲を大幅に超えても減点にはなりませんが、余計な文を増やすと文法ミスが増えるリスクがあります。テンプレートに沿って書けば自然に35〜50語程度になりますが、内容が揃っていれば問題ありません。
Q. I thinkの代わりに使える表現はありますか?
同じ観点のくり返しを避けたい場合は "I believe〜" "In my opinion,〜" "I feel that〜" が使えます。ただし英検®3級では "I think〜" で十分です。
Q. 理由は具体的でなくてもいいですか?
英検®3級レベルでは「First, it is good for our health.(健康によいから)」程度の理由でも採点基準を満たします。ただし「For example〜(例えば)」を続けて具体例を一文加えると、内容点がより確実になります。
Q. 英語でどう書けばいいかわからない単語が出てきたらどうすればよいですか?
知らない単語を書こうとせず、知っている言葉で言い換えることを優先してください。「環境に悪い」→「bad for nature」のように、シンプルな単語で表現する力の方が実は重要です。
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英検®3級のライティングは、テンプレートを覚えて毎日1題書き続けることで、英語が苦手な生徒でも得点できる分野です。「難しい英語」は必要ありません。正しい型を知り、確実に書ける表現を使って、理由2つとまとめを書ききること——その積み重ねが合格につながります。
数強塾グループが運営する英検®対策講座「英論会」では、代表・藤原進之介の教育方針のもと、英語指導に精通したプロ講師が多数参画し、ライティング添削を含む総合的な指導を行います。また、条件を満たした受講生を対象とする英検®合格保証制度があります。詳細は体験授業または公式案内ページでご確認ください。
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本記事の問題は、英検®の出題形式・級レベルを参考に、数強塾グループが独自に作成したオリジナル問題です。公益財団法人 日本英語検定協会の公式問題・過去問・リスニング原稿・画像等を転載したものではありません。英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。本コンテンツは同協会の承認・推奨・提携等を受けたものではありません。
