英検®3級 二次試験(面接)完全対策|流れ・採点基準・頻出Q&A・自宅練習法を全解説
英検®3級 二次試験(面接)完全対策|流れ・採点基準・頻出Q&A・自宅練習法を全解説
英検®3級の一次試験を突破した後、多くの中学生が「面接は怖い」「英語をしゃべるのが恥ずかしい」「黙ってしまったらどうしよう」という不安を持ちます。しかし、英検®3級の二次試験(スピーキング)は「ネイティブのように流暢に話す」ことを求めていません。決まった形式の中で、短くても確実に英語で答える力を見る試験です。
形式・採点基準・頻出質問パターン・よくある失敗・自宅練習法まで、面接対策に必要な情報をすべてまとめました。英語が苦手な中学生でも合格できる準備方法を、具体的なQ&Aのオリジナル練習問題を交えながら解説します。
この記事で学べること
- 英検®3級二次試験の流れと採点基準(4観点)の正確な理解
- 面接で高得点を取るための基本姿勢と答え方のコツ
- 頻出質問パターンと、答えに困ったときの対処法
- よくある失点パターンとその対策
- オリジナルQ&A練習問題10問(解答例・解説付き)
- 自宅でできる面接練習の方法(保護者が英語を話せなくてもできる方法)
英検®3級二次試験の概要と流れ
英検®3級の二次試験は、試験官1名と受験者1名の1対1形式で行われます。所要時間は約5〜10分です。合格基準CSEスコアは353(スコア範囲0〜600)です。
試験の流れ(入室から退室まで)
- 入室・着席:試験室に入り、試験官にあいさつする
- カードの受け取り:英語のパッセージ(英文)と絵が書かれたカードを受け取る
- 黙読:20秒間、パッセージを黙読する
- 音読:パッセージを声に出して読む
- パッセージへの質問(Q1):パッセージの内容に関する質問に答える
- イラストへの質問(Q2):カードのイラストについて説明する
- 日常的なトピックへの質問(Q3・Q4):受験者自身の意見や生活について答える
- カードの返却・退室
二次試験の採点基準(4観点)
| 観点 | 評価される内容 | よくある失点 |
|---|---|---|
| 応答(Response) | 質問に対して適切に答えているか | 質問と関係のない返答をしてしまう。沈黙が続く |
| 語彙(Vocabulary) | 適切な単語・表現を使っているか | 言いたい単語が出てこず、意味が通じない |
| 文法(Grammar) | 基本的な文法で話せているか | 動詞がない文になる。過去形・現在形が乱れる |
| 発音(Pronunciation) | 明瞭に発音できているか | 小さすぎる声。はっきりしない発音 |
重要:採点官は「完璧な英語」を求めていません。文法が少し間違っていても、発音が日本語訛りでも、伝わる英語で質問に答えようとしていることが評価されます。沈黙よりも、つたなくても話し続けることの方が得点につながります。
面接で高得点を取るための5つの基本姿勢
①「Yes / No」の後に必ず補足の一文を加える
面接の質問に対して「Yes.」だけで終わると、応答点が低くなります。Yes か No を言った後に、必ず補足の一文を続けましょう。
- ❌ 「Yes.」(一言で終わる)
- ✅ 「Yes. I like soccer. I play it with my friends every weekend.」(補足を2文加えた)
②「〜 because ...」で理由を一文加える
Q3・Q4では「Do you think〜?(〜だと思いますか?)」のように意見を求める質問が出ます。「Yes, I think so.」の後に、「because(なぜなら)」を使って理由を一言加えると、内容点が大きく上がります。
- ✅ 「Yes, I think so. Because I think exercise is good for health.」
- ✅ 「No, I don't think so. Because it wastes a lot of time.」
③声を大きく、はっきりと話す
試験室では自分の声が試験官に届かないと発音点が下がります。日常会話より少し大きめの声で、ゆっくり話すことを意識してください。試験本番の緊張で声が小さくなりがちなので、練習段階から「大きめの声で話す」習慣をつけておくことが重要です。
④聞き取れなかったときは "Could you say that again, please?" と言う
試験官の質問が聞き取れなかった場合、黙ってしまうのが最もよくない対応です。「Could you say that again, please?(もう一度言っていただけますか?)」と丁寧に聞き返せます。この表現自体は減点にはなりません。
⑤音読は「意味のかたまり」でポーズを入れる
音読の評価は「流暢さ」と「意味の区切り」です。速く読もうとするより、意味の切れ目(コンマ・ピリオドの位置)で短く止まりながら読む方が評価されます。「I went to the park / with my family / last Sunday.」のように区切りを意識してください。
頻出質問パターンとオリジナルQ&A練習問題10問
以下は英検®3級面接の出題形式を参考に、数強塾グループが独自に作成したオリジナル練習問題です。実際に声に出して練習しましょう。
【パッセージ・イラスト関連】
練習問題1
Q: According to the passage, why do many students join clubs at school?
解答例: Because clubs help them make new friends and learn new skills.
解説:「According to the passage(本文によれば)」という質問はパッセージの内容から答えます。本文を読んだ後に「なぜ(why)→ because で理由を述べる」という形で答えます。本文から情報を引き出して短くまとめることが重要です。
練習問題2
Q: Please describe the picture.(イラストについて説明してください)
解答例(イラスト:公園で子どもたちが遊んでいる場面):
"There are some children in a park. A boy is playing soccer. A girl is sitting on a bench and reading a book. A woman is walking a dog."
解説:イラスト説明では「There is/are〜」「〜 is/are doing〜(現在進行形)」の2つの表現を使うと答えやすくなります。イラストの登場人物を1〜3文で説明しましょう。すべてを説明しようとせず、見えているものを確実に英語にすることを優先してください。
【日常的なトピック Q&A】
練習問題3
Q: Do you enjoy studying English? Please tell me more.
解答例(Yes の場合):
"Yes, I enjoy it. I like listening to English songs and trying to understand the lyrics. It makes studying fun for me."
解答例(No の場合):
"No, I don't enjoy it very much. I find grammar difficult. But I know English is important, so I try to study every day."
解説:「Please tell me more(もっと話してください)」という指示が出ることがあります。その場合は2〜3文で補足しましょう。どちらの立場でも答えられる準備をしておくことが大切です。
練習問題4
Q: What do you usually do on weekends?
解答例:
"I usually practice basketball with my club members. We practice for about two hours. After that, I sometimes go out for lunch with my family."
解説:「What do you usually do?(いつも何をしますか?)」は習慣を聞く質問です。「I usually〜(いつも〜する)」「sometimes〜(ときどき〜する)」を使って答えましょう。活動の種類と頻度・時間・一緒にいる人などを加えると自然な回答になります。
練習問題5
Q: Do you think it is important for students to participate in school events? Why?
解答例:
"Yes, I think so. Because school events give students a chance to work together and make good memories. I really enjoyed our school festival last year."
解説:「Do you think〜? Why?(〜だと思いますか?なぜ?)」は意見と理由を求める質問です。「I think so. Because〜.」の形で答えると採点しやすい回答になります。最後に自分の経験を一文加えると内容が豊かになります。
練習問題6
Q: Is there anything you want to improve about yourself?
解答例:
"Yes. I want to improve my time management skills. I often stay up late studying, so I need to make a better schedule. I think sleeping well is also important for studying."
解説:「Is there anything〜?(〜はありますか?)」は「何か〜なことはありますか?」という形の質問です。Yes か No で答えた後、具体的なことを1〜2文で述べます。自分の日常生活に引きつけた答えが作りやすいです。
練習問題7
Q: Do you think students should study abroad to improve their English?
解答例(Yes):
"Yes, I think so. Because studying abroad forces students to use English in real situations every day. This kind of experience is difficult to get in Japan."
解答例(No):
"I don't think it is always necessary. Because students can improve their English in Japan by watching English videos and talking with foreign people online."
解説:社会的なテーマ(「〜すべきか」)への質問は、賛成・反対どちらでも答えられます。どちらの立場でも「because(なぜなら)」で理由を一文加えることが重要です。
練習問題8
Q: What is your favorite subject at school and why?
解答例:
"My favorite subject is math. Because I like solving problems and finding the right answers. When I get a difficult question right, I feel very happy."
解説:「What is〜 and why?(〜は何ですか、そしてなぜですか?)」は、事実と理由の両方を一度に求める質問です。「My favorite〜 is ○○. Because〜.」の形で答えましょう。
練習問題9
Q: Do you think people in Japan read enough books?
解答例:
"I don't think so. Because many people now use smartphones for entertainment instead of reading books. I think reading books is important because it helps you think more deeply."
解説:社会についての意見を求める質問です。「I don't think so(そう思わない)」という否定の表現から始め、because で理由を続けます。「I think〜 because〜」の形を繰り返すことで自然なつながりが生まれます。
練習問題10
Q: What is one thing you would like to try in the future?
解答例:
"I would like to try traveling abroad by myself. I want to experience different cultures and meet people from other countries. I think it would be a great adventure."
解説:「What is one thing〜?(一つ言うとすれば何ですか?)」は自由回答系の質問です。「I would like to〜(〜してみたい)」で具体的な夢や目標を述べ、「I think it would be〜(〜だと思う)」で理由や感想を加えます。
よくある失点パターンと対策
失点① 沈黙が10秒以上続く
「何も言えない」と思ったとき、黙ってしまうのが最も得点に影響します。答えが出てこないときは "Let me think for a moment.(少し考えさせてください)" または "Could you say that again?(もう一度言っていただけますか?)" と言いましょう。どちらも減点にはなりません。
失点② 音読が非常に小さな声
緊張すると声が小さくなりがちです。練習段階から「自分では大きすぎると感じるくらいの声」で音読する習慣をつけておきましょう。試験本番では、普段の練習より緊張して声が小さくなることがほとんどです。
失点③ Q3・Q4で "Yes." や "No." だけで終わる
意見を求める質問に一言で答えると応答点が大幅に下がります。Yes か No を言った後に最低でも "Because〜" で理由を一文加えることを徹底しましょう。
失点④ 音読を速く読みすぎる
音読を速く読もうとして発音が乱れると発音点が下がります。ゆっくり、意味の区切りで短く止まりながら読む方が評価されます。「速さ」より「明瞭さ」を優先してください。
自宅でできる面接練習方法
保護者の方が英語を話せなくてもできる練習
- 質問カードを作る:練習問題から10〜20問をカードに書き、毎日3〜5問を声に出して答える練習をする
- 録音して聞き返す:スマートフォンで自分の答えを録音し、「声の大きさ」「答えの長さ」を確認する(英語の正確さの確認はプロ講師に任せる)
- 音読10分を毎日続ける:英検®3級対応の教材のパッセージを声に出して読む習慣をつける。最初はゆっくりでよい
- 「Yes/No+because〜」の練習:保護者が日本語で「今日は学校どうだった?なぜ?」と聞き、子どもが英語で「Good. Because〜」と答える遊び感覚の練習
オンライン模擬面接の活用
英論会ではオンラインでの英検®3級模擬面接練習を提供しています。試験官役のプロ講師と1対1で実際の面接形式を体験することで、本番前の不安を大幅に減らせます。面接が怖い生徒ほど、「一度体験する」ことが最大の対策になります。
面接が怖い生徒へのメッセージ
英語で人と話すことへの恥ずかしさや怖さは、多くの受験生が感じることです。英論会の代表・藤原進之介は「英語学習の本質は、完璧な英語を作ることではなく、伝えようとする意志を持ち続けることだ」と考えています。
英検®3級の面接官が評価したいのは「英語で話しかけられたとき、誠実に、自分の言葉で答えようとしているかどうか」です。完璧に話せる必要はありません。「少し間違えても、前に進もうとすること」——それが面接でも、英語学習全体でも、最も大切な姿勢です。
何度も練習して、緊張が少し和らいで、本番で自分の言葉を出せたとき——その経験は、英語への苦手意識を変える小さな第一歩になります。
よくある質問(FAQ)
Q. 二次試験で不合格になった場合、もう一度一次試験から受け直しですか?
一次試験に合格して二次試験が不合格の場合、次の1年間(2回)は一次試験免除で二次試験のみ受験できます(二次試験のみの受験は英検®公式サイトでご確認ください)。
Q. 試験官に英語が聞き取れないと言われたら?
試験官に「Could you speak more loudly?(もう少し大きな声で話してください)」と言われることがあります。その場合は素直に従い、声を大きくして答え直してください。恥ずかしいことではありません。
Q. 試験官が外国人の場合、英語が速くて聞き取れないかも
試験官はゆっくり、明確に話してくれます。聞き取れなかった場合は "Could you say that again, please?" と伝えれば必ず繰り返してもらえます。この表現を事前に練習しておきましょう。
Q. 面接の練習は一人でもできますか?
一人でも「音読練習」と「Q&Aの声出し練習」は十分にできます。ただし、実際に誰かと話すシミュレーションを行うことで、本番の緊張を大幅に和らげることができます。保護者・友人・オンライン講師を活用してください。
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本記事の問題は、英検®の出題形式・級レベルを参考に、数強塾グループが独自に作成したオリジナル問題です。公益財団法人 日本英語検定協会の公式問題・過去問・リスニング原稿・画像等を転載したものではありません。英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。本コンテンツは同協会の承認・推奨・提携等を受けたものではありません。
